暗闇の中の一瞬の喜び・感動を多くの方と共有する 世界初ティアラデザイナー紙谷太朗さん

世界初のティアラデザイナーとして活躍する紙谷太朗さん。稀に見る肩書きでその活動に至るまでのお話を伺いました。

プロフィール
出身地:
大阪府大阪市
活動地域:
東京白金台
経歴:
妻に贈ったティアラをきっかけにデビュー。数多くの芸能人、花嫁、ドラマ、CM等のオリジナルティアラを手がける。世界的なデザイン賞を数多く受賞。レンタルティアラブランド「TARO KAMITANI」は全国190店舗で展開、年間利用者数4000組を越える。
現在の職業および活動:「TARO KAMITANI」ティアラデザイナー/代表取締役社長
座右の銘:

手だけで仕事をするものは労働者である。
手と頭で仕事をするものは職人である。
手と頭、そして心で仕事をするものは芸術家である。

自分の気持ちを形にし、表現できる幸せ

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

紙谷太朗さん(以下、紙谷 敬称略) 今までグラフィックやITや服飾、ゲーム、建築などいろいろなジャンルのデザインを手がけてきました。やりたいことは全部やってきました。ティアラという究極のデザイン対象に出会えたことで、デザイナーとしての夢は既に達成できています。
世の中のデザイン業務の多くは、企業の需要に合わせるものが多く、過去、僕は、そこに自身の気持ちを重ねることが、あまり上手にできませんでした。でも、なんでもすぐに形にはできる、器用な自分自身も好きではありませんでした。自分の気持ちや感情も込められる、このティアラのデザインに出会えたことが、いちクリエイターとしては、最高のことです。
ティアラデザインを極めていくうちに、お菓子やシューズ、ガラスや陶器等の有名メーカーの皆様とも、一緒にコラボができる機会が生まれてきたので、ティアラのデザインの可能性を通じ、様々な分野の方と一緒に、美しさに込めた自分の気持ちも、もっと広く、世界中に共有していけたらと思います。

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

紙谷 ティアラデザイナー業というのは、世界的にも、前例はありません。だから、真っ暗なイメージです(笑)成功のモデルもいないので、活動は、いつも暗中模索、手探り状態です。真っ暗だから、いつも不安や焦りがあります。
でも、逆に、暗闇にすごいものが隠れているかも!?という思いもあります。真っ暗なトンネルの中では、自分の心臓がドキドキしたり、感情が炙りだされますよね。その炙りだされた感情を元にして、新たなデザインを生み出したり、不安や恐怖、それらをバネに、創作の原動力にしています。

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動方針を持って、どのような活動をしていますか?

紙谷 今は嬉しいことに御取り扱いの店舗数が190店舗をこえ、多くの方々にご協力をいただきながら、ティアラを、沢山のお客様に届けられています。ブランドを育てていく中で、結婚式場やドレスショップのスタッフの方など、たくさんの方に関わることになりました。僕が気持ちを込めてつくったティアラとそのストーリーがあって、それに共感してくれるスタッフの方々がいて、一緒に気持ちを届けてくれる仲間ができたことが、とても幸せです。これからも関わってくださる方々を大事にしていきたいですね。
ティアラのデザインは、打ち上げ花火に似ていると思います。花火は真っ暗な空で一瞬、強く光輝きます。それを多くの人が見て「きれいだね」「素敵だね」とその一瞬一瞬に、時めきや人生を重ね、喜びを感じています。ティアラも同じで、真っ暗だからこそ、影の部分があるからこそ、光が一層輝きます。僕がつくるティアラも花火のように光輝き、多くの方と、喜怒哀楽の感情や、感動を共有できたらと思います。

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

紙谷 自分の気持ちを形にした時に「好き」と言ってくれたのが今の奥さんです。ティアラ創作に出会う前は、僕は自分の気持ちを表現するのがとても苦手でした。彼女は自分の気持ちを真っ直ぐに伝えてくれる人。言葉で自分の気持ちを表現している彼女の姿がとても眩しく見えました。その気持ちを、彼女の姿を、形にしておきたくて、ティアラをデザインしたのがはじまりです。彼女のための世界で一つだけのティアラのデザインを通して、はじめて自分自身の気持ちを込めたデザインができ、作品を、そして自分自身を肯定することができました。さらにそれを彼女が受け止めてくれたのがすごく嬉しかったです。彼女が結婚式でティアラをつけていたら、結婚式に列席してくれていた彼女の友人たちからも、ティアラのデザインの依頼がきて、さらにまた友達が繋がって依頼がきてと連鎖がおこりました。友人達の幸せを願う純粋な自分の気持ちを形に表現できたことも、それが連鎖していったのも初めてのことで、とても嬉しかったです。
そうする中で、100組以上のカップルの結婚式で使用されるオーダーメイドのティアラのデザインをした時に、もっとたくさんの人に、自分の気持ちを込めてつくったものを届けたいと思い、「TARO KAMITANI」というブランドを立ち上げました。
最初は彼女と僕との2人だけではじまったところに、多くの人が共感を感じてくれて、僕が気持ちを込めて形にしたものを一緒に届けてくれる人ができて、着けてくれる人が年々増えてきて、とても感謝しています。

Q.奥様の表現されている姿がとても素敵だと思えた背景には何がありますか?

紙谷 言葉は嘘がつけてしまいますし、もともと言葉で自分の気持ちや心を表現するのがすごく苦手でした。だからこそ言葉で真っ直ぐ表現できる彼女が素敵だし、憧れを感じたのがあります。自分はコミュニケーションも上手い方ではないので、自分に自信がなかったり、自己否定がかなりあります。ですが僕の場合はティアラという自分を肯定できるデザインと出会えたこと、さらにそれを受けくれた奥さん、ショップスタッフの方々、お客様、多くの方に出会え、とても幸せです。
自分が自己肯定ができるものが手に入ったら、あとは真剣に、それを追究し、伝えていくだけだと思います。自分のありったけの情熱をぶつけ、心をこめて表現したものが「ああ、素敵ね」と言ってもらえるように、これからも、沢山学び、感じ、活動を続けていきたいと思います。

記者 とても気持ちを伝える事を大事にされているのを感じましたし、また暗闇自体もマイナスなイメージでなく、表現の一部であることが、とても面白かったです。本日は貴重なお話、ありがとうございます!

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紙谷太朗さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●「TARO KAMITANI」HP
https://www.tarokamitani.com/

【編集後記】
今回、インタビューを担当した清水と石原です。
ティアラデザインに出会えた感動、喜びをとても感じるインタビューでした。日常も今ここが一瞬で過ぎ去っていきます。ティアラのように今ここの光輝き、喜び感動を感じるようにしていきたいです。
これからの活動も応援しています。

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