現代版の小石川養生所を創る! ”一番街総合診療所 細川博司さん”

福岡県の久留米市で診療所を経営。人々が生きる場所としての地域コミュニティ、現代版・小石川養生所を創ろうとする「細川博司さん」からお話を伺いました。

細川博司さんプロフィール
出身地:山口県
活動地域:福岡県
経歴:医学部卒業後、社会保険小倉記念心臓病センター病院循環器内科医長、文部教官助教を経て、平成10年に開業。医療法人理事長に。平成18年から久留米市にも診療所を開く。
現在の職業および活動:一番街総合診療所を経営しながら、現代版の小石川養生所を日本全国に広める活動に取り組んでいる。
座右の銘:「開心貫医道」

「現代の小石川養生所をつくる」

Q1.細川さんが思い描く、これからの夢・ビジョンを教えてください。

細川博司さん(以下、細川):私の夢は「小細川養生所をつくること」です。

江戸時代、幕末まで200年間続いた、小石川養生所をもじっています。小石川養生所は、当時最先端の蘭方医である、”小川 笙船(おがわ しょうせん)”がつくった、貧民のための病院です。その現代版をつくりたいです。お金持ちからはお金を取り、お金が無い人からは一銭も取りません。今は元気なお年寄りも多いので、元先生には先生をしてもらったり、元大工には大工をしてもらいます。

病気が治って元気になった人には働いてもらいます。病気ではない健康な人は養生所に住み込みで働くことができます。そのように、養生所の中で仕事を提供することで、人が生きていくことができます。

養生所のテーマには”子供”もあります。”幼老”、つまり幼き人と老人が共生する保育園のような幼稚園のようなものです。血縁のおじいさん、おばあさんではなく、他人のおじいさん、おばあさんが子供を育てます。若い女性だけで子供を育てるのには限界があります。生物は子供を産めなくなったら死んでしまいますが、人間は死にません。その機能から見ても、お婆さんには子供を育てる「役割」があるのです。経済至上主義で核家族化になったことで、その役割が生かされていないのです。

記者:なるほど、確かに核家族化が進行して、おじいさん・おばあさんが子供を育てる家庭は減ってきています。病院を新たなコミュニティとすることは素晴らしいですね!

「三世代の垣根を超えた助け合いの場を、3年以内につくる」

Q2.細川さんの夢を具現化するために、どんな目標や計画を立てて、どのような活動をされていますか?

細川:小細川養生所は3年以内につくる計画にしています。

三世代の年齢の垣根を越えて、子育て、教育、健康、文化、介護をサポートする施設にします。人が持っている可能性を最大限に発揮できるように、入所者が大家族のように助け合っていきます。

医者が変わるのではなく、まずは市民が変わる必要があります。普段の活動としては、世界各国に情報源となる友人がいますので、彼らから情報を収集して、YouTube上の動画で情報発信をしています。みんな「世界をどうしていこうか。」と祈りを込め、よく考えている人達です。

記者:ただの病院ではなく、いろいろな要素が含まれているのですね。インターネットを活用して、問題意識で人々と繋がってらっしゃることが伺えます。

「本当の自由を追求したい!」

Q3.細川さんが「小細川養生所をつくる」という夢を持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見があったのですか?

細川:支配するも、支配されるも無い、本当の自由を追求したかったからです。人間は一人一人が宝であり、ダイヤモンドです。

私は”社会の主治医”、つまり政治家になりたかったのです。しかし今は、既得権の蔓延で、正しい選挙が行われていないため、立候補しても足を引っ張られますし、政治家になることは難しいのが現状です。仮になれたとしても、議員はバッジを付けた瞬間に言いたいことが言えなくなってしまいます。バッジを付けていない人こそが本当の政治家です。

私は人を支配したくもないし、されたくもありません。

小細川養生所は本当の意味での自由を追求する場にしていきます。

記者:一人一人の市民、その集合体である養生所を一単位として変化を創ろうという取り組みをされているわけですね。素晴らしいですね!

「人間はみんな鎖に繋がれている」

Q4.「支配するも、支配されるも無い、本当の自由を追求したい」と思った背景には、何があったのですか?

細川:自分も含め、人間が鎖に繋がれ支配されている存在だと気づきました。

キッカケは2001年9月11日にアメリカ・ニューヨークで起きた、いわゆる”9.11”でした。テレビの映像を見ていて「何かがおかしい」と違和感があり調べ上げたところ、実は、”世界を動かしている裏の仕組み”が違和感の正体だと気づきました。

それまでは、朝から晩までずっとテレビを見ているようなテレビっ子でしたが、テレビっ子が大反転した瞬間でしたね。

私は金儲けよりも人に興味があり、人が好きだから医者になったのです。
ですが、医療だけが独立しているわけではなく、医療も”世界の仕組み”の一部分に過ぎないと知り、人にとって良い医療を提供するためには、世界の仕組みを知らないといけないと気づきました。

世界の仕組みは”支配構造”です。支配構造の中では人が奴隷になってしまい、人を助けることができません。今は奴隷同士で鎖の自慢大会をしているようなものです。鎖が高級か安物かだけの違いで、お互いが奴隷であることに何ら変わりありません。

これからは、モノや金ではなく”人”本位制度になっていきます。せめて日本だけはそうしていきたいです。

記者:以上でインタビューは終了です。

医療が世の中の一部分に過ぎないことを認め、仕組み自体を変革されようとする取り組み、素晴らしいと思いました。小細川養生所という新しいタイプの地域コミュニティが日本に広がっていくのが楽しみです。

本日はありがとうございました!

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【編集後記】

インタビューの記者を担当した吉田&波多江です。

みんな鎖に繋がれているという人間の弱さと、人間が持つ無限の可能性、その両方を認識することができる認識センスに感動しました。

今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

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