お店作りは楽しい「トリツカレ男」店主  一瀬智久さん

ご自身の飲食店経営に加え、お店のリノベーション・内装工事なども手掛け、つくることが大好きな一瀬さんにお話しを伺いました。

一瀬智久さんのプロフィール

出身地:東京

活動地域:東京

現在の職業及び活動:「トリツカレ男」店主、一瀬工務店経営

※「トリツカレ男」お店の名前の由来はイシイシンジさんの小説のタイトルからとったそうです。

どういう人が集まるか、どんな店にしたいかというのは完全に意識してつくっています

Q1.一瀬さん(以下、敬称略)はどのような夢やビジョンをお持ちですか?

一瀬:ビジョンは特にないですが、このお店を始めたきっかけは、もともと三鷹台で店をやっていたので増やすつもりはなかったのですが、ここの3軒隣に焼肉居酒屋さんがあって、内装を僕がやらせてもらった縁でここの管理をしている人と知り合いました。ここは借りる人がコロコロ変わってしまう物件で、今度は経験者が良いという事で声をかけてもらったんです。

記者
:飲食店のどんなところがお好きですか?

一瀬:飲食店は仕事としてもすごく良い仕事だと思いますね。すぐ反応も返ってきますし、お互いに「ありがとう」というのが毎日あるし、色々な感性で色々な人が色々なお店をやっていますし。

記者:工務店のお仕事もされているんですよね。

一瀬:はい、人のお店をつくる仕事をしています。小さな商店をつくるのも楽しいです。リノベーションもしています。内装リフォームですね。

記者:どんなところが面白いですか?

一瀬:前にあったものとは全然違うものに生まれ変わって、商店に人が集まるのは面白いですね。どういう人が集まるか、どんな店にしたいかというのは完全に意識してつくっています。そういう店づくりは楽しいですね。

レストランて楽しいなと子供ながらに思っていました。

Q2.そもそも一軒目のお店をやりたいと思ったきっかけは何だったのですか?

一瀬:料理をつくるのは好きでした。
中学一年生の頃、家に引きこもっていたのでその頃から良くつくっていました。
最初はカレーとかチャーハンとかからですね。家に『クッキングパパ』と『美味しんぼ』があったのでヒントになりました。料理番組なんかもよく見ていました。
17歳の時にあるレストランで10年働いて独立しようと決めました。そのレストランに子供の頃、家族で連れて行ってもらってすごく印象的だったんです。レストランて楽しいなと子供ながらに思っていました。それでここで働こうと思いました。

記者:それは素敵ですね!ご自分のお店を経営してきて気づいた事などはありますか?

一瀬:日々人が集まる場所なので、こういう世界があるんだな、という発見は本当に毎日ありますよ。自分にとって新しい世界を知るきっかけになったりします。まとまった休みが取れないのですが色々な人の話を聴く機会があるので、意外と旅行に行けなくても満足できますね。

記者:お店をやっている醍醐味は、極めた料理を出したいというよりは、誰に出会えるかのほうが強かったりしますか?

一瀬:そうですね。料理を極めて料理で、という第一線でやっているレストランとはちょっと違いますね。

お客さんの安全はコックが守らなくて誰が守るんだ

Q3.長くお店をやられてきた中で、一番のターニングポイントはいつですか?

一瀬:それはやっぱり3.11の地震ですね。店で出す食材選定で、食材の安全が確保できるかが大変でした。こんなにも安全とは何なのかと自問自答した時はなかったですし、何が安全なのかわからなかったです。コックが美味しいものつくるのは当たり前で、美味しいよりも安全が先に来ないといけないと思っていたので、きつかったですね。
流通しているものが安全だという人もいましたが、市民が抜き打ちで検査してみたら(放射線量が)出ていたりしたので、本当に出していいのか見極められないんじゃないかな、と思いました。自粛ムードもあって経営的にはものすごく大変でした。

記者:飲食業の方はみなさんそんな感じだったんですか?

一瀬:いや、まったく気にしていない人のほうが多かったと思いますよ。それがショックでした。コックだろ、って。お客さんの安全はコックが守らなくて誰が守るんだって思いました。

記者:3.11の前後でどんな認識の変化がありましたか?

一瀬良いか悪いかの判断はちゃんと自分で持っていないといけないなと思いました。法律で良い、悪いとかではなくて。

記者:一瀬さんは東京から避難移住されなかったんですよね、それは何故ですか。

一瀬:従業員の中で残る人がいたのでしませんでした。従業員は家族なので。
それとその時、常連さんのためにうちだけはより安全なものを出そうって強く思いました。
そう思うのは、常連さんが日々の中にこの店を入れてくれているというか、リビングのように使ってくれている事へのありがたみがありますね。

記者:スタッフさんや常連さんを大切にお店を続けてこられたのがよく伝わります。インタビューは以上です。一瀬さん、貴重なお話をどうもありがとうございました。

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一瀬さんについての詳細情報についてはこちら
↓↓↓
FBページ
https://www.facebook.com/高円寺-スペインバル-トリツカレ男-533178747055438/

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【編集後記】
今回インタビューの記者を担当した見並、善家、森川です。
控えめな語り口の中に、大震災の圧縮にも負けずに、大切な場所であるお店を守ってこられた気概を感じました。これからも皆さんの楽しい居場所としてご活躍期待しています。

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