可能性があるということを教えてあげたいレッツゴー動画部 遠藤優子さん

自らどんどん可能性を切り開いて人生を送るなか、それを人にも伝えたい!と活動されている遠藤さんにお話しを伺いました。

遠藤優子さんのプロフィール

出身地:神奈川県

活動地域:都内各地

現在の職業及び活動:株式会社CinderellaStory 代表、レッツゴー動画部部長

座右の銘:持っているもの全てを武器にして戦え

テーマは「状況からは抜け出せるし可能性を広げられる、可能性はある」

Q1. 遠藤さん(以下敬称略)はどんな夢やビジョンをお持ちですか?

遠藤:テーマは「状況からは抜け出せるし可能性を広げられる、可能性はある」ということで、それを動画を通して教えてあげたいです。
最終的には、発展途上の国の恵まれない境遇の人たちに「あなたたちには可能性があるんだよ」ということを教えたいです。海外では親がテレビを欲しいときに子供を売ったりする、そんな国がまだまだあると聞きました。
カンボジアでは病気で10歳に満たないで死ぬ子どもが多いそうです。
こういう国に生まれたら、自分で自分の人生を選ぶこともできないですし、
親のために売りに出されてもそれを幸せと考えたりします。日本が今までしてきたことは魚を料理した状態で出しているので、10年後に現地の人が何かできるかというと何もできないんです。そうではなくて魚の釣り方を教えなくてはならない。お仕事の仕事。そのためにどれだけ影響力やお金が必要なのか、何をすればいいのかはっきりわかっていませんがそれが最終章の目標です。
動画には夢があります。どこにでも発信ができますし、キラーコンテンツです。

兄のように、自分より弱い立場の人の前に立とう

Q2. 活動指針のようなものはありますか?

遠藤:過去にターニングポイントが色々ありましたが
「女子供を守れないのはだめ」
「自分の仕事が誇れないのはいや」

という自分の中の基準に外れていなければ、何を仕事にしていてもいいと思っています。

記者:侍のよう。かっこいいですね。そう思うようになったきっかけは何ですか?

遠藤:幼少期ですね。両親と兄と父方の祖母と暮らしていたのですが、祖母がとても怖い人で、よくつねられたり叩かれたりしました。
ある時祖母が「財布がない」と騒ぎだして私のところに来て「お母さんがとったの見たよね」と言ったんです。私は祖母が怖かったので事実ではないのに「うん」と言ってしまい、そのあと母にものすごく叱られました。母を傷つけてしまったのでズルをしたらいけないと思いました。2、3歳ころだったと思います。
祖母は父と兄をとても愛していて、出かけると兄にはお土産を買ってくるのに私には買ってきてくれませんでした。祖母にとって私はいらない存在だと思っていました。でもある日、お土産をもらった兄はあまり喜ばず、「おばあちゃん、僕の分はいらないから優子に買ってきてあげて。」と言いました。家の中で祖母は絶対的存在だったのに立ち向かってくれたんです。それから祖母が私にもお土産を買ってきてくれるようになりました。兄はかっこいいと思い、兄のように、自分より弱い立場の人の前に立とうと思いました。「ズルいことをしたらダサい。」「弱い人がいじめられるのは理不尽で嫌だ、強いのと戦うのがいい。」これをベースに生きていこうと思いました。

記者:エステのお仕事もされていましたよね?

遠藤:高校時代に摂食障害でダイエットに苦労したので、ダイエットにつまづいている人を助けたいと思ってエスティティシャンになりました。でもそのお店の店長が商売人としてやってはいけないことをしていたんです。お客さんは夢を抱いてお店に来ているのに、「売り上げが欲しいから」と痩せたいお客さんの夢を利用してローンを組ませたり健康を害するのに嘘をついて商品を売ったりしてお金を取りすぎて生活できないくらいむしり取ってしまう。よからぬ組織の人もそうですが、商売するに値しない人間がいるんです。私の周りの人にはそうなってほしくない。おかしい考えを持ってない人が勝っていくには、動画は嘘をつかないので良い道具だと思っています。
一所懸命にやっている人なら、お客さんはわかります。
動画のライブに映る人は真面目にやっている人ですし、悪いことしている人は絶対カメラの前に立ちたくないんです。表に出られないのならそういう商売でしょう?って。ちゃんとしている人が残ることができる発信のお手伝いがしたいです。動画でその人の凄さをわかってもらいたいです。とても良い仕事をしていてもそれが伝わらないのはもったいないですから。動画で残して広げたらあなたの世代で終わりではなく、死後何百年と可能性がもっと広がるんです。それを知ることで助けてあげられる人が沢山いると思います。

「誰も悪くない」

Q3. 夢を持つようになったきっかけは何ですか?

遠藤:昔、やむを得ずやりたくない仕事をしていたときがあります。
学がなくて選べませんでした。裏の世界というか、そこはずるいし、盗むし汚いですが、一所懸命生きている人もいました。ダメになる人は表で勝負しません。
裏の世界には前向きではない人が沢山いました。楽しい話題とか夢もなかったし自分の境遇を人のせいにしている人もいました。
親が離婚した人が100%不良になるかというと違います。
「違う」と気づいた人は自分の思い込みから抜け出して社長になっていたりするけれども、人のせいにしていた人は、いまだに人を傷つけたり騙したりしています。この差って何だろう?良い解釈をした人は最終的に上がっていくんですよね。マインドだと思いました。

記者:そうやって認識の切り替えができたのはなぜだと思いますか。

遠藤:もともと好きなのですが、現象の原因を分析するのがくせでした。
兄の話になりますが、兄は私を守ってくれましたが自分を守れませんでした。箱根から小田原に引っ越したのですが、転校生はいじめられるんですよ。私は自分で自分を守って戦っていたんですが兄は怒ることができず、いつもいじめられて泣いていました。どうにかして守ってあげたいと思っていましたが、兄はストレスをため込んで25歳に統合失調症になり、29歳は自殺未遂をおこしました。祖母や両親の「ほら、できないじゃない。長男なのに、男なのに」という言葉で兄はとても傷つきました。私は兄は人生の半分を両親に奪われたんだと思って、親に当たりました。
でも何でこんなにひどい親なのか、さかのぼって考えてみたときに父は厚木で一番のお金持ちの家の末っ子、つまりぼんぼんだったのです。母も体が弱くて13歳で死ぬ、と言われたので箱入り娘のように育てられて何もできない人になりました。二人とも不完全で頼りないけれど、それは境遇のせいで本人のせいではないかもしれないと思いました。
同じように祖母についても早くに夫を亡くし、戦後子どもを6人引き連れて一人で育てて頑張ってきたのだから仕方ない。その立場にならないとわからないし、私がこの人のようにならないと言い切れないと思いました。こうして「誰も悪くない」にたどり着いたときに不完全な親と、兄をどうするかと考え、私が自分で何とかしなければならないと思いました。それで私は当時家にお金が必要だったのでお金を稼いでくること、両親は兄のケアをすること、という役割分担で家族が初めて一つの話ができるようになりました。
そんなことがあって、何が正解か不正解かなんてわからないし、親も子どもを悪くしようと育てていないのだから、親を馬鹿にすることはできないと思うようになりました。子どもが自立して、誇れるような子になったら親によかったと思ってもらえるのではないかと思いました。すべては解釈だから影響力がある人が「うちの親は素晴らしい」と言ったらそれが事実になるんです。それをしてあげるのが、私ができることだと思いました。

夢を語る時間が本当に楽しいです。

Q4. その気づきからどんな変化がありましたか?

遠藤:良くない仕事をしているときは、自分がみんなに見下されていると思っていました。
「どうして表で働けないの?」と言われて、裏で一番を取れたなら表でも一番を取れることを実践してやろうと思いました。
そして小田原のエステで一番の売り上げをあげることができました。私は表でも一番を取れる!なら社長もいけるよね!と思いました。そしてもう蔑視されるのはいやだからあちらに戻りたくない、結局こっちでしか働けないねと言われたくなかったんです。裏では傷のなめあいのような世界で仲間もできませんでした。
戻りたくない、が原動力になって頑張っているうちにバイタリティがあるね、と言われるようになりました。でも自分の中では私はギリギリだと思っているので普通のことです。みんながギリギリじゃないからそこまで働かないだけ。今は出会いに恵まれて、せこい、ズルい人はいなくて、人に何かを与えたい人や前向きな人に囲まれています。みんなから学べるし、彼らも「あなたから学べる」と言ってくれます。夢を語る時間が本当に楽しいです。自分が一緒にいて楽しいのは裸足で歩いてきた人。波長が合うんです。

記者:ご自分の可能性を開いてきたからこそ説得力がありますね。遠藤さん、今日は貴重なお話をどうもありがとうございました!!

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遠藤さんについての詳細情報についてはこちら
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Facebook
https://www.facebook.com/yuko.endo.90

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【編集後記】
今回インタビューの記者を担当した見並、石塚です。お話を聞いていて、終始、もっともっと可能性を開いていきたい、いける!という力強いエネルギーを感じました。
益々のご活躍を楽しみにしています。

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