天草から熊本、九州、日本、そして世界を元気に!藍のあまくさ村&リゾラテラス天草 オーナー藤川護章さん

プロフィール

出身地:熊本県上天草市

経歴:日本全国の観光施設へのお土産商品の営業マン

現在の活動および職業:藍のあまくさ村/リゾラテラス天草  代表取締役社長 

座右の銘:「明日の心配より、今を楽しむこと」  

常に進化成長し続けていく会社、新しい価値を生み出し続けていく会社にしたい!

記者:藤川さんの夢やビジョンをお聞かせ頂けますか?
藤川さん(以下、藤川敬称略):最近、自分が何を感じたときに幸せなのか?を改めて考えたときに
「仲間づくりや人の変化・成長に貢献できること」
「うちの会社に入って良かったと感じてもらえること」

で自分の心が満たされることに気づきました。4年前にリゾラテラス天草を作ったきっかけも天草から新しい価値をつくりたいと思っていたんです。

ここまでやってきて思うことは、自分が与えられる影響範囲が
広がっていくことに幸せや存在意義を感じるようになりました。

この施設も国から助成金、補助金を頂いて創りましたが、補助金ありきではなく本気で地方創生、地域活性化をしたい気持ちが一番大事と思いました。

まずは天草から熊本、そして九州、日本から世界へと影響範囲を広げていけたらと思っています。そのノウハウをいま自分の会社を通して実験しながら構築している段階です。
組織や会社を作ることが目的ではなくて、常に進化成長し続けていく会社、新しい価値を生み出し続けていく会社にしたいと思ってます。

天草という地域をもっとキラキラさせたい!

記者:素晴らしい志しですね。その為の目標計画などはありますか?

藤川:新しい施設を増やすことができたので、お店に新しい価値や機能を増やしていきながら、社員やスタッフのチャレンジ意志を育てたり、成長をしっかりサポートできるよう教育カリキュラムを実施しています。東京オリンピック効果もあると思いますが、ここ2~3年は天草もインバウンド(外国からの旅行客)が活性化しているのでそのチャンスを最大限活かす為、こちらの器の準備が必要じゃないかと感じています。

例えば、僕ら日本人が忘れている日本文化の良さを外国人が興味関心をめちゃ持ってることがあると思うんですね。
そういう目線でこられる方々との交流もこれから増えていくと思いますので、そんなニーズにも応えられる僕ら日本人になる必要があると思っています。

今まで地元でお互い名前は知ってても、よくお互いの事を知らなかった天草の若手経営者たちを集めて、「天草オールワン」(みんなが1番、みんなひとつ。というコンセプトにした会)を立ち上げまして、いま会長をさせて頂いています。

そこでマネジメントや実践力、他にも多種多様な勉強会を企画して、若手経営者たちに刺激を与えて、手段・やり方には縛られず自由にしながらも、それぞれの店舗や企業が進化成長していければ、天草という地域がもっとキラキラすると思うんですね!

無意識で生きるのではなく瞬間、瞬間を丁寧に生きる

記者:企業を1つのチーム単位として活性化させながら、地域全体が活性化していくことを大事にされてるんですね。まさにWinWinですね!では日々の基本活動で藤川さんが一番大事にしていること(経営理念など)はどのようなことですか?

藤川「明日ではなく、今日できることをしっかり実行すること」ですね。
その精神で自ら現場に入ったりすることも時々あります。

今年(2019年)の1月に「毎日を最高の日にしよう」と決めたのですが、その為に
「今ここを認識する、今ここ一瞬一瞬を感じる」その意識を大事にするようにしています。

もちろん、できてる時できてない時はあるけど1日の中でその時間を増やしていくこと「無意識で生きるのではなく瞬間、瞬間を丁寧に生きる」ことを努力しています。

「やれるんじゃないか?」から「やるしかない!」へ

記者:とても深いですが大事なことですね。藤川さんが現在の夢やビジョンを持つきっかけは、なんだったのでしょうか?

藤川:僕は前職では、観光地の店舗に産物を置いてもらう営業で全国を飛び回ってましたので、観光施設の良いところや悪いところも沢山見てきました。

その目線から18年前ですが、父が10年以上経営してきた当時の観光施設をみたとき生意気ながらも「このままではダメなんじゃないか?」と思ったんです。接客、販売、お店の雰囲気、お客さんの心を惹きつける仕組み、アイデアなど練り直さなければならないと思いました。

そして28歳の自分が常務として会社に入りました。自分のやり方で売上自体はかなり上がったんですが、半年間でスタッフの半分が辞めてしまったんです。(苦笑)

当時の僕は「辞めたいやつは辞めればいい、別に対したことじゃない」というスタンスでした。そんな風に4~5年頑張ってみて、33歳のとき元総理の小泉さんが民営化を啓蒙していたとき民間を使って地域経済を活性化させようという動きがあったんですね。

実は、このリゾラテラス天草は僕が22歳位のときに海沿いにこんなお店をつくりたいなと思って書いたポスターの絵と同じイメージなんですね。

リゾラテラスをつくる前ですが、行政からOKをもらうため(議員さんに賛同してもらう)に地方創生のことを勉強して理解を深めながら議会を通すための資料をつくりました。その時に「この土地そのものが上天草市民の財産であること」を改めて痛感しました。

その時に図面も沢山書きました。自分の私利私欲のためでは、議会も通らないし市民の方々も応援してくれるわけもない。だから世の為、人の為、地域の為になることがしたいし、もしできたら面白そうだなと思いました。
そこから、だんだん自分の意志が高まっていったんですね。
最初は「やれるんじゃないか?」そこから「やるべきじゃないか!?」
そして最後は「やるしかない!!」になりました。

記者:いまの藤川さんは社員からアルバイトさんまで、とても大切にされていらっしゃるように感じますが、その変化のきっかけは何だったのですか?

藤川:ひとつは子供ができたことですね。
男の子が二人いますが、二人とも公立学校を辞めてできたばかりの学校へ通っています。僕の今までの価値観だけでは子育てにも限界を感じました。そんなきっかけもあり僕の価値観が柔軟になり、妻や子供に深い愛情を持って接るようになれました。そこからですね、従業員もアルバイトスタッフもみんな誰かの子で、どこかの会社に預ける親の立場になったとき「大事に育ててあげなければならないな」と実感しました。それからずっと面接で落とさないオールOK状態が続いてます。(笑)

家族の一員のようにフレンドリー感覚で接してます。会社を辞めることや出戻りも自由に受け入れてます。「この会社に入って良かった、自分の人生の役に立った!」と思ってもらえる会社でありたいです。

記者:そんな会社が増えたら悩んでいる人も安心して働けますし地域や社会も本当に元気になりそうですね!本日は貴重なお話しどうもありがとうございました

藤川 護章さんの詳細情報はコチラ 

藍のあまくさ村:http://www.amakusamura.jp/company/
リゾラテラス天草:http://www.lisolaterrace.com/

【編集後記】
今回、インタビュー記者を担当した三浦健・洋子・橋本敦です。藤川社長は人生で何事においても実践行動をされきた方です。楽しさ、熱さ、シンプルさ、そして温かさを兼ね備えた次世代リーダーモデルと感じました。これからも地域と日本を元気にしていく藤川さんの活動を心より応援したいと思います。

この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています

https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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