【ストーリー概要】
「科学的に物事を考える人を増やしたい。」という夢・ビジョンをお持ちの田口さん。
昔、地動説よりも天道説の方が人間にとって都合が良い時代がありました。しかし、実際には地球が宇宙の中心ではなく、太陽の周りを回っているという、人間の尊厳を脅かす地動説の方が真実でした。そのように、人間が持つ偏見や差別は科学的な正しいものの考え方ができないことにより起きることが多いとおっしゃいます。
大事にしている行動指針は「社会が良くなるかどうか」の観点で行動すること。
「これを言うと相手が気分を害してしまい、嫌われて損をする。」と思うと本当のことであっても言うのをやめてしまう人が日本には多いです。そのことを「思いやり」だとプラスの評価をされますが、別の観方をすると、自分よりも権力がある人に本当のことを言うと自分の都合が悪くなるから言わないわけです。
インタビューを通して、田口さんには「嫌われる勇気」という言葉がぴったりだと感じました。体の存在としての自分が嫌われることを恐れることなく、長期的な視点、社会への影響という視点から物事を観察できる素晴らしい実践をされている方です。
【プロフィール】
1984年もうすぐ東京科学大学になる大学の応用物理学科を卒業。
1986年同物理学修士課程、1988年同博士後期課程修了。
1997年まで同助手。その後、中大物理学科助教授に転じ、2006年同教授、現在に至る。1996年に中公新書「砂時計の七不思議」で講談社出版文化賞を受賞。2020年に「生命はデジタルでできている」を2021年に「はじめての機械学習」を講談社ブルーバックスから上梓。現在の専門は生命科学を情報科学の力で読み解くバイオインフォマティクスという分野で特にテンソル分解という数学的な手法を使ってゲノムデータを解析することに興味を持っている。
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