子どもたち一人一人が自分らしくのびのびと表現し輝く場所を!TOMOKAさん

プロフィール TOMOKA(トモカ) フリースクールLuana(ルアナ)創始者。現在はLuanaアドバイザー。 ドイツのフランクフルト・アム・マイン在住。 教師歴15年。勤務地(上海日本人学校・オイスカ香港日本語幼稚園・横浜・東京)これまで、幼稚園児から中学生(美術)までを担任・担当する。さらに学習支援員や非常勤講師、常勤講師、正規教員など様々な立場から子ども達をみてきた。2018年3月に東京都公立小学校教諭を退職し、5月にフリースクール開校。イエナプラン教育をモデルに、独自の教育カリキュラムを実施する。 《有資格》ヴァーチューズ・プロジェクト国際認定講師・色彩心理療法セラピスト・潜在意識メイキングインストラクター・ELM勇気付けリーダー(アドラー心理学)・パステルアート準インストラクター・潜在数秘術アドバイザー®・レイキカウンセラー®・空手初段・心理的安全性インプロファシリテータ―、その他多数資格あり。男子2児の母。趣味は、ボードゲーム研究と花の写真を撮ること。

ℚ1.どのような夢やビジョンをお持ちですか? 

私のビジョンは、日本に新しい教育をする学校を創ることです。

理想とする学校は、『子ども一人一人が自分らしく輝く場所』です。

その子がその子らしく成長し、のびのびと自分を表現できる環境を創りたい!という思いで、 東京都西東京市に、フリースクール Luana(ルアナ)を創設しました。

誰もが自由に自分に合った教育を選べる時代に 

現在の日本の学校教育に合うお子さんにはよいのですが、合わないと感じるお子さんにとっては、学校が 生きづらさを感じる場所となります。私は、他の国がすでにそうしているように、日本も『自分に合った教育 を自由に選べるのが当たり前』になればよいと思います。そうなれば、「不登校」という言葉もなくなり、その 言葉に翻弄される子どもも大人もいなくなると思います。

様々な教育のカタチがあり、自分に合ったものを選べる時代になることを願い、時代を先取りして、私の考 える理想の学校を「新しい教育のカタチ」として提案したのが、フリースクール Luana です。

Q2.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

Luana の教育理念は、【 I am OK. You are OK. We are OK.】 です。

まず最初は、自分に OK を出すこと。そこから、友だちにも OK を出すこと。それから自分たちに OK をだ すこと。自分のことから、友だち、そして自分を含めた仲間との関わりを「学校」という場所で、子ども達に一 番に学んでほしいと思っています。

この「自分に OK をだすこと」は、子ども達だけでなく、大人でもとても難しいことです。 なぜなら、日本の教育現場や家庭・世間からこれまで意識的にも無意識的にも徹底的に 「空気を読め!自慢するな!威張るな!謙虚であれ!親切にしなさい。自分だけ幸せになってはいけな い。みんなと同じでなければいけない。目立ってはいけない。人に迷惑をかけてはいけない。」と、刷り込ま れてきているからです。みんなと同じように「右ならえ」をするうちに、自分の夢や目標、願望までも偽物を追 うようになります。

さらに、「すごい自分でなければ褒められない。認められない。出来る自分でなければ愛されないし、常に 成長し続けることが必要。間違えてはいけない。失敗してはいけない。みんなと違うことは恥ずかしい。」と、 自分に永遠に「まだまだだ。」と言い続けているので、心も体も完璧を求めて闘い続け、常に緊張し、疲弊し ています。

ここで大切なのは、条件付きではない、無条件の「今の自分に OK を出すことです。 そのために、今までの学校教育とは真逆の『リラックス』する環境を子ども達に提供することを大事にしてい ます。ありのままの自分を思い出し、表現し、それを受け入れてもらえる環境を用意することで、子ども達は 安心してどんどん自分らしさを思い出し、自分のペースでのびのびと成長することができるからです。

 

Q 3.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針をもって、どのような(基本)活動をしています か? 

Luana では、自分の学習内容は自分で決めます。3年生だからと言って、3年生みんな が3年生の学習をするわけではありません。自分の既習内容や発達に合わせて独自のカリキュラムで個別 の教材を利用して進めます。テストや成績表もありません。自分に必要であれば、大好きなぬいぐるみと一 緒に学習したり、友だちと教え合ったり、授業時間内であっても適宜休憩を入れながら好きな場所で学習に 取り組みます。

それが当たり前の環境では、自分が人と違うのは、当たり前のこととなり、「みんなと同じことが同じよう にできなくても大丈夫」という、自分の学習ペースを尊重してもらえる安心感を得ることができます。また、友 だちと比較や競争をする代わりに、自然と互いに出来ることを助け合ったり教え合ったりするようになりま す。

また、Luana は2019年から『ボードゲーム教育』を取り入れています。

遊びながら楽しくコミュニケ―ション能力の育成はもちろんのこと、たくさんの恩恵がある、ボードゲームタイ ムです。ゲームという場での負けは、子どもにとっての失敗です。失敗しても大丈夫な環境でたくさん失敗 を経験したら、一人一人の中に失敗を受け入れられる心が育ちます。それが、「自分に OK をだせたら、友 だちにも OK を出せる人になる」に繋がるのです。

多様性を認めるチカラとは、「思いやり」ではなく、単純に「他者理解」だと私は考えています。

Q4.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのようなどのような発見や出 会いがあったのですか?

私は、小学生の頃から教師を目指し、夢を叶えて教育者となりました。それから16年ほど様々な場所(上 海・香港・横浜・東京)でさまざまな立場(幼稚園教諭・小学校教諭・中学校教諭)や、担当(学習支援員・非 常勤講師・時間講師・常勤講師・正規教員・契約講師)をし、日本の学校教育を実践・体験してきました。 それらを通して感じてきたことは、『今の学校教育への違和感』でした。しかし、私一人の教師の在り方が変 わったとしても、現在の日本の学校教育システムでは、私の理想とする教育はできないと考え、そこで、自 分で理想とする学校を創ることにしたのです。

Q5.その発見や出会いの背景には、何があったのですか? 

もともと私が『教育』にここまで大きな関心をもった理由は、小学校4年生の時に、クラスで【いじめ】にあった 経験からです。当時の担任教師が、いじめる側の立場に立ったことにショックと怒りを感じ、「子どもの心が 分からない人が教師をやっているなんて、世の中間違っている。だったら私が子どもたちを守る教師にな る!!」と強く思い、それからは人生の目的が《子どもを守る教師になること》でした。これは今も変わらず、 私の教師道の中心軸にある想いなので、私が「良い教育か、よい教師か」を判断する基準は、「子ども達を 守れているか、いないか(子どもの心を傷つけていないかどうか)」にあります。

Q6.今後の展開は? 

Luana では、日々子どもやスタッフに合わせて、カリキュラムを更新しています。

現在、日々の学習の活動以外に独自のカリキュラムとして、「サークルタイム」「ヨガ」「ボードゲームタイム」 「畑の時間」「おにぎりランチクッキング」などを行っています。

昨年からは、月に一度、「駄菓子屋さん」へ行くようになりました。今後は「インプロ」も入れていけたらと、イ ンプロのファシリテーションを研修中です。

今後も Luana に通っている子ども達に合わせて、カリキュラムも柔軟に進化させながら、子ども達、保護 者、スタッフみんなにとって最高の学校になるように活動していけたらと考えています。

本日は、貴重なお話しありがとうございました。

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