~歌を通じて世界に愛を届ける~お母さんシンガーソングライター しま ひろこさん

「世界のハッピーはお母さんのハッピーから」をテーマに、お母さんになってから大好きな歌を仕事にして、歌で愛のメッセージを伝えているお母さんシンガーソングライター・しま ひろこさんにお話しを伺ってきました。

プロフィール

出身地: 埼玉県川口市

活動地域: 宮城県仙台市 

経歴: 家族は、夫と中学1年生の長男と小2の長女。幼少よりピアノを習い、大学時代から独学で作詞作曲を開始。

一般企業に就職の後、結婚、出産という時期を経て、子育て真っ最中の今だからこそ、歌にしたい思いが沢山ある事に気づき、第一子の幼稚園入園を機に、2008 年より「お母さんシンガーソングライターしまひろこ」の活動を開始。“世界のハッピーはお母さんのハッピーから”をテーマに、子育て中のママの気持ち、家族の愛をテーマにしたオリジナル曲を通じて、子育ての喜び、苦悩、そして希望を、人々と分かち合うライブ活動を展開中。2008年の活動開始から10年間の拠点だった広島県東広島市から、2018年4月に宮城県仙台市に家族で異動。仙台を拠点に、歌を通じて新たな価値を創造し、世界へ愛を届けていこうと邁進するお母さんシンガーソングライター。

地域や企業のイベントゲスト、子育て支援センター・幼稚園・保育園での訪問ライブ、各種メディアへの出演、多数。

「小さな一歩の継続、そしてその一歩一歩を、今の自分の全力でやり切る!」 

Q:どんな心のあり方や認識の変化が、今の音楽活動につながっていますか。

しま 私には中1の息子と小2の娘がいます。その最初の子育ての時間を通して、子供と一対一になることに窮屈さを感じ、こんなにも自分の時間が持てないんだなという思いになりました。また自分も大事にしたいけど、子供も大事にしたい、そのバランスをどうやって取ればいいのだろうという悩みがありました。このままいったら子供も家族もダメになりそうという不安もありました。子育ては見ているのと、当事者になるのとでは全く違いました。
やがて、長男が幼稚園へ入園して、日中時間が持てるようになった時に、その時間は自分の為に使おうと決めたんです。そして何をしようかと考え、たどり着いたのが歌を歌うことでした。初めはボランティアとして子育て支援センターなどで歌っていましたが「本気で歌いたい!」という思いが強くなっていって、プロのシンガーソングライターになると決めました。

記者 プロのシンガーソングライターになるのは大変なことではなかったですか。

しま そうですね、大変なこともありましたが、自分が望んでいる自分の姿だったり、またその自分が家族の思いともつながっているということが活動をずっと続けられている基本だと思います。自分の心が本当に望むことを小さな一歩づつでもいいからやっていくという思いが大事です
私、歌を創ることは独学なんです。ピアノは小さいころから習ってましたが、クラッシックの曲を楽譜通りに弾くよりも、自分でつくった歌を歌うことの方が好きでした。大学のサークルでオリジナルソング研究会というサークルに入り、ライブで自分で作った歌を発表していました。歌を聴いてくれた人が「いいね、この歌」と言ってくれることが嬉しかったです。この褒められることもやりたいという思いにつながっています。

記者 自分の心が本当に望むことがわからなくなってるお母さんもいると思いますが、しまさんははっきりとわかったのですね。

しま 自分で見えないところもあると思うんです。私もなんとなく歌が好きというところが始まりでした。それが子育ての期間を経る中で、自分には歌が必要なんだと気づいてやり始めたのです。やり始めたら、人との出会いがあり、応援してくれる人も現れて、自分の活動を通じて少しでも喜んでくれる人がいるならまた頑張れるという思いになりました。そうしていく中で自分が望むものにさらに気づいていけました。
それは、私が歌を通じて愛を届けることができた時、聴いてくださった方と心が触れ合い、私も愛を頂いているということでした。その愛の循環の中で、自分でも気づいていなかった望みにも気づいていけるのだと思います。

記者 やってみることが大事なんですね。

しま そうですね。私はやりたいな…と望んでいることについては、小さな一歩でもいいから、やってみるというのを大事にしています。そして、時には休んでも良いので、その小さな一歩を積み重ねていくこと、一歩一歩を、今の自分の全力でやりきる、ということを大切にしています。
2013年に、初めてきちんとレコーディングをしたCDを制作しました。そしてリリースライブとして、初めてコンサートを自主企画したのですが、いつもは子育て広場などでママたちに聴いてもらっていましたが、「ママたちにも、たまには素敵な場所で、美味しいランチを食べながら、リラックスした雰囲気の中で聴いてもらいたい」「そうした場を、まずは自分で提供したいと」と思い、素敵なカフェを貸し切って、ランチコンサートを企画しました。(40名定員)。
小さな一歩と言っても、当時の私には40名の集客は大変な規模です。「こうした形で届けたい」と自分で決めてスタートしたことでも、翌日には「ランチ代+αまでのお金を払って歌を聞きに来てもらえるだろうか」と不安になる自分がいました。でも、「あの人に聴いてもらいたい」と思う方々に、一人一人自分の想いを伝えて案内し、そして「もっとこうだったら、ママたちに喜んでもらえるのでは」と思いつくことを行動に移し、地元の企業様に自分の想いを伝え、運営費のサポートを頂くことで、希望者への無料託児を実現できました。また来場者に嬉しいお土産をプレゼントして下さる思わぬ企業様との出会いもありました。そして、会は満席のお客様で開催することができました。この最初の会は小さな一歩ながら、その後の私のコンサートの原点となる、企画や想いの詰まった会になりました。

記者 決めたことの思いが振動になって伝わり、お母さんたちが巻き込まれ、輪が広がっていくイメージがします。

しま そう思ってもらえたら本当にありがたいですね。出会った人たちに愛をもらって、そしてまた愛を返してという、そういうやり取りが目には見えないけどあると思います。
自分が自分の道としてこれを「本気でやりたい」「本気でやりきるぞ」という気持ちがないと周りの人は動かないと思います。歌もそうですけど、波動も届くわけですよね。それがより心地良いものであったり、より強いエネルギーがあるものでないと、届いたとしてもその人を本当に感動させ、心を動かすことができないと思います。人が感じてくれて、心を動かすことができるのか、それを本当に大事に思っています。熱量であるとか感動の波やエネルギーを自分がどれほど出せているのだろうかと凄く感じます。
出会って、感じてくれる人がいることや「あー伝わった」と思えることを凄く嬉しく思います。その人の喜んでいる気持ちが私に伝わり、また私が「本当に頑張るぞ」という思いになるのでありがたいことです。

「人間だからこそ『愛と貢献』を伝えていくことができます」

Q:AIが活躍する時代に必要とされるニーズは何だと思いますか?

しま 人間の知能や技術を超える人口知能、その人工知能がこれからの人間の生活のベースを快適に整えてくれることを私は本当に期待してるし、希望します。
その中で、あえて人間ができることや人間が大事に持ってるものは何かと考えてみました。一人一人が持っている心の望みに、自分自身が沿っていたらハッピーな気持ちで生きることができます。さらに自分の活動を通じて、そのハッピーな気持ちが伝わり、周りの人に貢献できるんですね。愛と貢献を伝えていけるんです。それって、多分AIにはできないことだと思います。
人間は生まれてきた環境、感情や性格の違いがある中で、一人一人ミッションがあると思います。自分の使命を一人一人が全うすることで、社会もよくなり、自分もハッピーになり、周りもハッピーになっていきます。そんな生き方ができたら最高だと思います。最終的にはAIも人間と通じ合うような、そんな未来に繋がって
いけたらいいと思います。

記者 作曲をするようなAIも最近はいますね。

しま その場で人の気持ちを聞いて、分析して即興で曲を創るようなことができたら人間とも交流できるのではないかなと思います。
そういうAIとの触れ合いがあったら、より人間の心も成長できるし、快適に人生を歩めるのではないかと思います。

「一人一人が心の望む道を歩めること」

Q:これからどのような美しい時代をつくっていきたいと思いますか?

しま AIのお話にも通じるかも入れませんが、AIとの役割も分担されるようになっていって、より人間が解放されるような仕組みができたらいいですし、その文化ができることで人間が本来持っている能力や個性を発揮する生き方ができるのではないかと思います。
そういったことの可能性を自ら試せること、応援する人がいること、さらに社会全体が応援できる状態であること、そのチャレンジと応援の関係性が将来ますます強くなっていったらいいなと思います。
ですが、周りの環境だけが良くてもだめだと思います。まずは自分の心の中が平和であったり、愛に満たされることが大切だと思います。例えばどんなに素敵なお城に住んでいても、心の中が平和でなかったり、愛に満たされていなければ、ハッピーではないと思います。一人一人が心の望む道を歩めるような、それを許せるようなそういう環境を望んでます。それが美しい時代だと思います。

「愛をこめて歌うことで歌に力はうまれます。」

Q:未来を生きる子供たちに向け、歌で伝えていきたいこととは何ですか?

しま 愛です伝えたい思いは愛なので、その思いを込めて歌うことで歌に力が生まれると思います。受け取った方に何かを感じていただいて、そしてその方の心が動き、その方が感じたものがまた返ってくるような、そういう交流が起きたら嬉しいと思います。私の愛が歌を通じて相手に届いて、その方から愛が届き、愛の交流ができるのです。これからもそういう歌を歌っていきたいです。
私自身、まだ見きれていない歌に潜んだ可能性があるのではないかと思っています。歌っていることで、どんどんその可能性に気づいていきます。さらに、歌だけではなく自分では想像もつかないような未来の可能性があると信じています。
私の場合はその可能性に気づいたきっかけが歌でした。思いをのせた歌を届けることが、人生の幸せの道であり、世の中に広く関わっていくものと信じています。

記者 歌えば歌うほど愛が深まっていく感じがします。

しま 確かに歌うごとに深まっていきます。そして私の歌でどこまで伝えていけるのだろうとチャレンジしたいですし、それを楽しみに思っています。このWebマガジンのタイトルにある「リライズ」は未来があって、そこから今を生きるというテーマとお見受けしたのですが、本当にそうだなと思っています。自分が望む未来というのは今、磨いている途中なのですが、それに向かって歩んでいることもすでに幸せなことなのかなと思います。自分で描いていた以上の未来にもつながっているのだと思います。今の自分が描いたものに向かって動いていくことで、次の段階の自分を描いていけます。その自分がより大きな未来、望ましい未来をつくる自分になりますね。

記者 しまさんに愛があるからこそ、歌が愛そのものになりますね。

しま 私は人が好きなんでしょうね。来てくれた人と、もっと知り合いたいですし、知り合った人が幸せに、またその人らしく生きていってくれたら嬉しいなと思います。その時に自分の歌を提供する事を通して、お互いを知ったり、お互いに頑張る、その思いが行きかうことができます。それができるのが私の歌だと思います。
今存在しているその人と、出会ったこと自体が奇跡です。その出会った時点で、その人の思いに沿った生き方ができたらいいと思います。そのツールとなるのが歌です。その時通じていなくても順繰りに回って出会うこともあるかもしれません。 心と心が少しでもふれ合ったり、わかろうとするコミュニケーションがあると人って嬉しくなりますね。
それは自分が大事にされてると思うことと同じで、とっても嬉しいですね。人にそういった思いを届けたいと思います。
コミュニケーションすをることで私の事を知ってもらい、歌に触れてもらえたら嬉しいです。それが私個人に向けての愛でもあると思います。

記者 今回はオンラインでの しまさんへのインタビューでしたが、しまさんの愛の想い、つながりたい、循環したいエネルギーを肌で感じとった気がします。
しまさんの歌は本当に愛にあふれているので、多くの方にぜひ聞いて頂きたいと思いました。本日は長い時間お話くださり、ありがとうございました。

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しまさんに関する情報はこちら
↓↓↓

HP&ブログ: http://shimahiroko.com/
Facebook: https://www.facebook.com/shimahiroko.mama.sing
Line:  https://line.me/R/ti/p/%40njg6443g

https://youtu.be/o-htMINK_hI

【編集後記】
今回インタビューを担当した善家です。
お母さんになったからこそ、やりたいことがみつかったしまさん。
やると決めて少しづつでもやり続けるといった しまさんの意志の強さに、感動しました。
愛の思いを、日本全国へ伝えることを応援したいと心から思いました。
これからの益々のご活躍を期待しております。

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この記事は、リライズ・ニューマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。

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