声のブラッシュアップは人生のブラッシュアップ『ボーカル教室forest』代表MICHIKOさん

今年で10年目になるボイストレーニング教室のFOREST代表MICHIKO先生にお話をお伺いしました。

出身地:島根県
活動地域:東京都中野坂上
経歴:音痴克服のために22歳から大手ボイストレーニングスクールにて、さまざまな発声方法を学ぶ。その後、アーティスト活動を始め、翌年にはCD全国リリース、その後個人レーベルを設立。2009年からは闘病開始と共に自宅でボーカル教室を開業。自身のアーティスト活動やイベンター、音響、ラジオ出演、雑誌新聞掲載などで得た経験を「還元」するレッスンを提供。現在は複数のトレーナーとともに隠れ家のようでリラックスして学べる空間にて教室を運営中。
現在の活動:ボイストレーナー、ボーカル教室運営、島根県PR遣島使、スサノオマジック名誉ブースター、トップボイスエクササイズトレーナー、カラオケ大学講師
座右の銘:Never too late!

Q今の夢やビジョンをお聞かせください。

MICHIKO:はい。生徒さんの満足度ナンバーワンの教室を目指してます。

記者:生徒さんの満足度ナンバーワン! ..どのような満足を与えようと?

MICHIKO:はい。生徒さんの入会後も、スタッフ一丸となって本当に数多くのフォローアップをしています。
それから、レッスンを通して、声や体とか心の癖に気づくことが多いので『その人がその人らしく生きていけるフォロー』もしてます。

記者:人生のフォローですか!なんかその人に寄り添う感じですね。

MICHIKO:そうなんです。さらに、声のブラッシュアップは、人生のブラッシュアップにもなるんです。
例えば、目で見えなくても「おはようございます」って声のトーンで、なんか調子悪そうだなあとか。逆に今日は良いことあったのかな?ってわかることありませんか?

記者:はい、わかります。

MICHIKO: 声がまわりに与える影響って意外に大きいんですよ。声は自分を構成している一部です。声で人生が変わるし、声で関係が変わります。
経営者さんとか、会社員さんであっても、例えば会社でプレゼンする時とか、お店の店員さんがどんな声で接客するのかなど、周りに与える印象が声で変わるんです。
声で人生そのものが変わる事があるんです

記者:なるほど!

MICHIKO:声は見えないけど自分だけの武器にもなります。その武器をうまく扱って、人生を良くしていく。
例えば、愛とか感情とかは目で見えないし、コントロールしづらいものじゃないですか、それと同じように声や音も見えない、コントロールしづらいもの。
それを敢えてロジカルに説明したり、視覚化したり、イメージや比喩を使って、一人一人にあった方法を考えながら、ブラッシュアップさせていきます。

記者:  なるほど!歌が上達するだけじゃないんですね!

MICHIKO:はい。ご自身のことを知ってもらって、その人らしく生きていけることへのフォローです。一人一人の生徒さんをプロデュースしている感じです。

Qその夢に対しての目標計画や、今、実践されていることは何かありますか? 

MICHIKO:やはり生徒満足度ナンバーワンですね。
そうなれるかは未知数ですが・・・今のところ、来ていただいている生徒さんにはそういった感想を結構いただいています。
本音を聞く為のアンケートを細かくとったり、レッスン以外でも顔を出したり、生徒さんとのコミュニケーションを常に大切にしています。
アンケートも、音楽のことだけでなく、レッスン室の温度や加湿具合だったり、清掃やインテリア、居心地のよさだったり、同業者にはそこまでやるの?と驚かれるくらい細かいところまで聞いてますね。

記者:確かに、今、お邪魔させていただいてるこの教室の空間も隠れ家みたいでとっても心地よいです
空間のディレクションもされてるといえるほど、心配りをされらっしゃるんですね。

MICHIKO:実はこっそり盛り塩もしてるし、ちょっと空気が淀んでいるなって思ったら、換気だけじゃなく裏ワザですけど・・・、かしわ手をパンパンって打って、誰かが残していった良くない波動を変えたりもしてます。

記者:心地よさの裏には努力があられるのですね!

MICHIKO: あと、トレーナー同士でも結構話し合いをします。
それから、ここ数年は内部システムの構築でものすごく大変でした。
システムは仕事の風通しを良くする為に全体を見える化したり、生徒の声を聞いて、経理と相談して、振替はなんと年末まで可能にしたり、月に一回だけでも通学できる制度を取り入れました。 無い物は創るを意識してます。
物凄く大変なんですけど、意見を訊いて、できる範囲ですけど、常に新しいシステムを創ることを目指してます。

記者:みんなで創ることを大切にされてるんですね。

MICHIKO: はい。音楽教室って、できた数と同じ数の教室が同年に潰れていってると言われているんですよ。
そんな中でも、FORESTで働いたトレーナーがちゃんと独立していけるようにシステム作っていってます。

記者:トレーナーの先生たちへの応援体制の構築もされてるんですね。

MICHIKO: あとは発表会などのイベントは新人トレーナーを統括にして役割をもたせたり、管理も任せてみたり、みんなにやりがいを感じてもらえるよう考えています。

記者:生徒さんに対しても、トレーナーさんたちに対しても、しっかりとしたコミュニケーションをとり、声をしっかり聞いてみんなで創っていっているんですね!

Qその夢をもったことでどのような発見や感動がありましたか? 

MICHIKO:やっぱり、日々の感動ですね。
目の前で成長を見られますしね。感動ひとしおです
体験レッスンに来た方も、生徒さんのほうから目から鱗です、っていう言葉など感動報告のメールをいただくことも多く楽しいお仕事だなと思います。

記者: 嬉しいですよね。

MICHIKO: はい!

Qそもそも夢をもたれたきっかけは? 

MICHIKO: 好奇心ですね。そもそも音楽をはじめたのもそうなんですが、好奇心で突き詰めちゃうんですよ。
22歳で音楽を始めて、この世界ではかなり遅いほうなのですが、24時間を音楽に献げるかの如くふんばって、音痴だった私は「どうやったら歌がうまくなるんだろう?」って疑問をもって、その疑問に対して突き詰めるんです。
研究ぐせが小さいころからあるのですが、原動力は好奇心です。やめられない(笑)

記者:今は、諦めが強い時代だと思うんです。そんな中でずっと好奇心、探究心を持っていられるのが凄いと思います。

MICHIKO: わたしは逆にずっと好奇心やアイディアが体がついていけないほど、溢れてるんです。0から1を創り出すのが大好きなんですよね。

記者: ボイトレ教室で色んな生徒さんの声を耳で瞬時に聴き分けたり、目の前で見本の歌を歌うこともAIに負けない仕事だと思いますが、0から1を産み出すのはまさにAIに負けない仕事だと思います!

MICHIKO: そうですね。

記者 とても楽しい時間でした!MICHIKO先生、本当にありがとうございました。

編集後記
今回インタビューでお伺いさせていただきましただきました、坂中・田中・村田そしてカメラマンの岩田です。
研究大好きだというMICHIKO先生は、音楽へ対しても、生徒満足度ナンバーワンを目指す姿勢もまさに追求心がものすごく感じられます。
私たちへ対する配慮も、とても愛を感じました。
アニソン専門からはじまったというボーカル教室ですが、音楽だけでなく、アフレコ、滑舌指導、心と繋がった音楽指導など、
日常の生活をブラッシュアップさせることに繋がるレッスン内容もあれば、本格的な歌の指導、レコーディングまで。 幅広いニーズに対応してくださるFOREST代表の先生の華やかで美しい声と見た目に加えて、これまでのたゆまない努力を明るく語ってくださる姿に、とても元気もいただいた楽しいインタビューでした。

MICHIKO先生、本当にありがとうございました!!

ボーカル教室FORESTの情報はこちらから

https://forest-vo.com/

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