「存在感によって縁ある人を幸福に導く」第一電建株式会社 代表取締役社長 髙山 幸治さん

言葉の言語でなく、行動の言語で自らの行き方を示している髙山幸治さん。お客様、社員、地域の三方良しを経営理念に持ち、日々実践しておられます。そんな髙山さんのお話を伺いました。

プロフィール
出身地  福岡県春日市
活動地域  福岡県
経歴 1974年11月9日生まれの43歳。
94年に入社、2009年に社長就任
現在の活動および職業  第一電建株式会社 代表取締役社長

まち、ひと、かがやく

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?

髙山 幸治さん(以下、髙山) 人と地域の幸福がどこまでも広がっていくことに貢献したいと思っています。人間一人ひとりには、その人にしかできない役割があります。その個性が尊重されながら、能力を発揮して尊厳溢れる生き方をしていく権利があります。

 同時に人間は一人では生きられません。私たち人間は、地域の一員であり、人と地域は密接に繋がっています。人間の悩みの多くは人間関係の不満足にあります。潤滑な人間関係に満たされた安心、安全に生きられる地域であることが大切です。だから「まち、ひと、かがやく」を社是として掲げています。

 「まち、ひと、かがやく」未来へ私たちは住環境において貢献していきたいと思っています。そして今ここ私たちの会社がその未来の縮図であり、モデルでありたいと思っています。なので、理念を共有することに重きを置き、日々のコミュニケーションを大切にしています。

 そんな私たちの会社は、自然とお客様、地域から愛され、自然と業績が伸び、自然と社員の子ども、孫が入社してきます。気づけば100年企業になっている、そんな私たちで在りたいと思っています。

事業拡張の準備として、教育期間を設ける

Q:その夢やビジョンを具現化するために、どのような目標計画を立てていますか?

髙山 現在の売上げは年間11億円ですが、地域に貢献できる総合住環境ホールディングスになって年間30億円の企業にしたいと思っています。

 そこへ向けて、まずは地域の方々に私たちのことを知っていただきたいです。5年前から地域フェスタを行なっています。地域全体を取り込んで、2日間で3000人が来客します。実はこのフェスタは毎回800万円の赤字です。しかし、広告宣伝費になりますし、何よりも地域の方々に喜んでいただけるなら十分な価値があります。

 また、私たちの会社は技術職ですから、社員の技術力、人間力の向上が必須です。これから2年間の売上げ目標は現状維持で置いておき、社員の教育期間とします。社員全員で会社の経営理念をしっかりと落とし込み、お客様により安心、安全の住環境を提供できるようにしていきます。団結力を強化し、2年後には一気に外に出て事業拡張をはかっていきます。

社員の話を聞き、寄り添う

Q:その目標や計画に対して、どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?

髙山 社員たちは、私が掲げた理念に賛同して集まってくれたかけがえのない同志です。ですから、私の時間とお金は社員のために使います。毎日社員と話す時間をつくりますし、通り過ぎる何気ない時にも声をかけたりします。社員が私の家に来て食事をすることもあります。社員の中でも幹部8名に多くの時間を投じています。幹部には私と同じ在り方で、理念と一つになって、私の通訳者であってほしいと思っています。

 経営理念にも「全社員の幸福」を掲げています。一人ひとりの幸福の定義は違いますし、自らの力でしか幸福は掴みとれません。以前の私は自分の正しさを押し付けていました。けれどニーズは人それぞれであり、解釈も違います。今は1:1で社員が何を求めているのかをしっかり聞き、理念を基準とした判断をベースに、社員のニーズにも応えられるよう折衷案を交渉します。そして彼らが自らの力で幸福を掴み取れるよう寄り添いながらサポートしています。

お客様、社員、地域の三方良しの経営理念を基準とする

Q:夢や目標を持ったきっかけ、発見は何ですか?

髙山 私が経営者となってから9年になりますが、5年前に経営理念を一新しました。会社自体が生まれ変わったと言っても過言ではありません。それまでの経営理念はお恥ずかしながら実のないものでした。そこから、お客様と社員と地域が循環して相乗効果を生んでいく、三方良しの経営理念を打ち立てました。この時、私たち会社の為すべきことがはっきりとなったのです。

 まずは何よりもお客様の喜びに貢献すること。それによって社員の幸福が叶えられ、地域の繁栄にも繋がってきます。この経営理念が意思決定の基準となっています。経営理念に沿っているかいないか、だけなので、私の判断は非常にシンプルで早いです。社員とのコミュニケーションにおいても、経営理念を共有することに一番重きを置いています。

存在感によって縁ある人を幸福に導く

Q:そのきっかけや発見に至った背景は何ですか?

髙山   9年前に父から会社を引き継いだ時は、「とりあえず10億円稼ごう!」といった「目的がない目標」を立てていました。経営理念も立てていましたが、全く自分と繋がらないものでした。

 そしてある日社員が辞めました。その翌年も、さらに翌年も。辞めていく社員に対して私は成すすべが全くありませんでした。外に解決策を求めようにも外はありません。無力感、孤独。そんな想いが私を襲ってきました。限界まで行きついた時、初めて自分の中を見たのです。「何のために会社をしているのか?」「自分は何者なのか?」質問と答えを徹底的に繰り返し、どんどん自分の中へと入っていきました。中へ、中へ。そしてある時、「存在感を通して、縁ある人を幸福に導く」この動きそのものが私だと気づいたのです。

 この顔、形が「髙山幸治」ではありません。「存在感を通して縁ある人を幸福に導く」「成長、貢献、愛」この言葉を目にした人は、誰でも「これが髙山幸治だ」とわかる実践をやり続けるだけだと人生理念が明確になりました。そして今まで私は何にも出会ったことがなかったことに気づきました。人のためと言いながら、自分のことしか考えておらず、周りを責めていました。そんな自分をとても恥ずかしく感じると共に、周りに対する愛と感謝が内から溢れてきました。そこから社員の話を真剣に聞くようになりました。

 人生理念が明確になると、自然と経営理念が見えました。目的と目標が定まり、今までにない強烈なパワーが漲ってきました。今は5年前と比較にならないくらい日々が楽しく、これからもさらに楽しくなっていくでしょう。

 実は、昔は会社を継ぐつもりはなかったのです。経営学を自ら学んでいたので、父の経営方針に批判的で責めていました。理由があって継ぐことになりましたが、今では父の考えが理解できますし、父がいなければ今の私はいません。父には本当に感謝しています。これからも社員一丸となって、お客様と地域に貢献していきたいと思います。

未来をつくる日本の若い世代へメッセージをお願いします。

高山 今の若者は自信がない人が多いような気がします。同時に人の役に立ちたいと思っている子もとても多いです。若い人たちは経験が少なく理念を探すことには難しさもあります。しかし「自分は何者なのか?」と自らにぜひ問いかけて欲しいと思います。

「あなたはあなたのままで素晴らしい!」

必ずそんな自分を発見できます。

記者   人生理念、経営理念、それを実践によって示しているのですね。お客様、社員、地域が循環して幸福が広がっていく光景が目に浮かぶようでした。今日は貴重なお話をありがとうございました。

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【編集後記】
今回、インタビューを担当した小水と三浦です。
この体が自分ではなく、人生理念、経営理念を実践し続けることこそが自分であるという生き様は、今は失われている日本の精神を感じました。このような会社があることは、日本の誇りです。
髙山さんのますますのご活躍を応援しています!

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