再生可能エネルギー事業で「日本再生」を目指す革命家 株式会社Looop代表取締役社長 中村創一郎さん

エネルギーをフリーにすることで人類の未来の可能性を切り拓くべく、自然エネルギーの開発普及に尽力する中村創一郎さんにお話をお伺いしました。

中村 創一郎さんのプロフィール
出身地:京都府
経歴:1978年生まれ。北京語言文化大学(現 北京語言大学)在学中にネットビジネスを始め、中国製品を日本で販売。日系企業と中国企業との橋渡しを行うコンサルティング業務、レアメタルの調達と販売業務を経て、東日本大震災被災地で、独立型の太陽光発電システムを設置するボランティア活動がきっかけとなり3人の仲間と共に株式会社Looopを設立。5児の父。
現在の職業および活動: 株式会社Looopの代表取締役社長。石炭や石油のような化石燃料ではなく、世界中どこにでも豊富に存在する自然エネルギーを誰もが簡単に電力に代えられるようになり、エネルギーをフリー化して、戦争や紛争がない幸せな人類の未来を創造するべく活動している。
座右の銘:「Infinity in All Directions.全方向に無限」(理論物理学者フリーマン・ダイソンの著書より)

エネルギーがフリーになる社会を目指す

Qどんな夢・ビジョンを描いているのですか?

中村 創一郎さん(以下中村、敬称略):エネルギーが無料になるエネルギーフリーという世界を創りたいと思っています。エネルギーを無料にすることによって、エネルギー消費の制約によって縛られていたことが解き放たれていくことになります。例えば、原子力発電所は、震災の事故によって停止させたにもかかわらず、また稼働させようとしています。背景には、海外からの化石燃料の輸入量を減らすという理由もあるのですね。でも、もしエネルギーをフリー化できたとしたら、その理由も無くなってしまいます。そうすれば、原子力発電もいりませんし、エネルギーの奪い合いで争うことがなくなります

記者:エネルギーをフリーにしていくというのは、どのようなイメージなのですか?

中村:原料を必要としなくなる自然エネルギーでは、利用設備を一度設置するときは、お金がかかるけれど、その元金が回収できます。次にやる人は、無料で使えてしまうイメージです。自然エネルギーを活用する機器が大量に普及することによって設置コストが下がっていきますし、耐久性も上がっていきます。最終的には、みんながフリーになってしまえばよいと思います。実際に、太陽光発電と風力発電は、世界的な普及が進み、コストも大幅に下がり続けています。

記者:エネルギがフリーになれば、影響は大きいですね。

中村:はい。二つの効果があると思います。一つは、エネルにギーがフリーに近づくと、エネルギーという制約条件によって今まではできなかったことができるようになります。不可能が可能に変化するのです。

人間の可能性を切り拓き、平和に貢献する

記者:それはどういうことですか?

中村:たとえば、シベリアとか北極地方の方は、寒すぎて住みにくいですよね。でもエネルギーがフリーになれば、容易に暖を取ることができます。エネルギーを気にせずに住めるようになります。また、エネルギーを使ってインターネットもできるし食料も作れるでしょう。自給ができます。
深海とか宇宙で生活することも自由になるかもしれません。
それと、もう一つは、自然エネルギーはどこにでもあるので、エネルギー問題で争うことはなくなります。石油を奪い合うことはなくなり、それによる紛争を回避することができます。だから、平和に貢献できるのです。

Q夢・ビジョンを実現するための行動計画はどんなものですか?

中村:太陽光発電などの自然エネルギー利用設備の設置コストを下げていくことをやっています。コストが大きく下がってきていることを世の中の人はあまり知りません。まず、それを伝えていきたいです。そして普及をさせていくことで、さらにコストを下げていきます。
エネルギーは、かつては化石資源だった。今は太陽電池によって、太陽エネルギーから直接、電気を生産できる。それは革命的なことです。それを広めていきたいのです。広がっていくのは当然のことなので、その普及のお手伝いをして加速させていくことです。

Qこの活動のきっかけはどういうことだったのですか?

中村:中国の学校に行って、中国で起業をしました。ビジネスとしてある程度成功させてはいたのですが、これからは日本のためにやりたいと思ったのです。
東日本大震災の時に、太陽光発電の設置しに被災地に入り、それが今の事業のきっかけになっています。

全ての方向に無限大

記者:HPにダイソン球の考え方が示されていますね。

中村:理論物理学者フリーマン・ダイソン博士は、太陽エネルギーを活用する3つの段階を提示しています。第一段階は、太陽エネルギ―を使っていない段階。第二段階は、太陽エネルギーの一部を使っている今のような段階。第三段階は太陽エネルギーを100%使っている状態です。この段階になれば、私たち人類は太陽系の外にも出掛けられるようになるという考えです。

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(イメージ図はLooop HPより)

記者:それは面白そうですね。

中村:かつての私は、とても遠い未来の夢みたいな話だと思っていたのですが、太陽光パネルの進化スピードから、案外早く可能になるのではないかと思い、社員にこの話をしたらすごくテンションが上がっていました。この自然エネルギーを世界に広げることはもちろん、人類のインフラを宇宙に創ることもイメージしながら事業をしようと思いました。自分が気に入っている座右の銘は、ダイソン博士の「Infinity in All Directions.(全ての方向に無限大)」という考え方です。

記者:それは、興味深いことばですね。

中村:この考えは、これからの人類の可能性を現わしています。人類は、これまでも、さまざまな方面の不可能を可能に変えてきました。あらゆる方向に向かって、進化発展をしてきたのです。今後は、さらに加速されることでしょう。その意味で重要なのが教育だと思います。

人間の可能性を切り拓いていくのが教育

中村:これまでの日本の教育は、あまり考えない人間をつくるための教育だったと思います。高度成長期には、自ら考えなくても言われた通りにやり続ける人が必要だったのでしょう。ところが、今はそれではだめです。社会が求める人物像に対応して、教育も新しくアップデートしていくべきなのですが、日本はそれをしていない。日本人は優秀なのに、全く教育が新しくなっていかないのは、海外からコントロールされているのではないでしょうか。日本は、行くべき道に行く必要があるけれど、そこに行けないようにさせている力がはたらいているのではないでしょうか。
私には子供が5人いるのですが、それ故に日本で教育をさせることに疑問を持っています。今の日本の教育では、21世紀の問題を解決する力を与えてくれないのではないかと思っています。自分で学校を作りたくなります。
実は私は高校中退で、それが自分にとって恥であり、コンプレックスになっていました。しかし、30歳になった時に、高校を中退して正解だったんだと思いました。私はコンプレックスが原動力になって、主体的に猛烈な勉強をする一方、高校の優秀だった同期たちが、可能性が未開拓の状態だったのをみて、教育がだめなんだと思いました。

記者:日本には何が必要なんでしょうか?

中村:日本は、危機意識が不足しています。まだまだ大丈夫だと思っているのではないでしょうか。変化するためには、大きなショックが必要だと思います。
かつての日本は、経済で言えば、かつては自動車産業が登場し、家電産業が登場し、ケミカル産業が登場していますが、金融関連は日本ではない。ITとかGoogleも日本ではない。唯一は、ソフトバングの孫さんなんだけど、新しいテクノロジーを生み出しているわけではない。次は何だろうかというものが思い浮かばないのです。そこが苦しいです。新しいテクノロジーが日本の中で生まれないといけません。

アイデンティティーを取り戻す教育を

記者:新しい価値を生み出す原動力が必要ですね。

危機感と共に教育が必要だと思います。アメリカにシリコンバレーができたのは教育のお陰だと思います。マインドの教育ですね。それはアイデンティティテーを育てるということです。トランプ大統領が「アメリカファースト!」とやっていますが、これも一種のアイデンティティーを確立させようとしているともみえます。
日本は、アイデンティテーを失ってしまっている状態
です。もしも、日本がアイデンティティーを確立したとしたら、韓国も中国もアメリカも怖がることになるのではないでしょうか。だから教育について邪魔をしているのかもしれません。
いずれにしても日本がアイデンティティーを取り戻していくことがたいへん重要であると思います。

日本には使命がある

記者:アイデンティティーを取り戻すことと今の仕事はどのように繋がっているのですか?

エネルギー問題の最先端の国が日本なんですね。その日本がエネルギー問題を解決するのは、使命だと思います。東日本大震災をきっかけに、原発がメルトダウンしてしまった。その国が、これをきっかけにエネルギー問題を解決していったら凄いですよね。そのマインドとテクノロジーを発信していくことができます。
エネルギー革命を起こすことで、教育革命を起せるかもしれないし、そうしなければなりませんし、そうしたいのです。
原発がメルトダウンした国。後から東京電力を責めているけれども、それを認めていたのはみんななんだから、主体的にならなきゃだめではないかと思います。
私は、日本が大好きなんです。日本に生まれたことが誇りですし、
日本から世界にインパクトを与える仕事がしたい
のです。
日本はあらゆる面で、”効率”が下がった国になってしまっています。教育効率、政治効率、税金の無駄も多い国のコンセプトも政策もバラバラな状態です。本質的にベクトルを合わせる必要があります。
かつて安倍首相が、美しい国にしましょうと言ったのはすごくよいではないですか。叩かれてトーンダウンしているけれど、しつこく言い続けて欲しい。あらゆるものを美しくして行ったらいいと思います。美しい国にするための経済とはどうあるべきなのかなど、徹底していけばよいのです。この国はこうあるべきだというものを共有して、みんなで共感を創っていきたいまず第一に、統一したイメージが必要ではないでしょうか?

記者:美しさのイメージはどんなものですか?

中村:誇れる国ですね。人間性の高さであり、経済力です。国民に「どうしたら誇りを持てるのか?」というアンケートをとるのもいいかもしれません。それを実現させる政策にすればよいと思います。

可能性を拓く成長に必要な”外”との出会い

記者:最後に、今の若い人たちにメッセージをいただけますか?

今までの常識、価値観にとらわれないで欲しいと思います。5年後10年後の未来をみてもらいたい。今までの価値観が必ずしも正しいとは限らないのです。成長すれば価値観、基準も変化していきます。どうしたら成長していくのかを意識して欲しい。変化をしていくためには、今までにない知識を取り入れること、海外に行くこと、新しい経験をしていくことなど、外の未知との接触が必要です。”外”の未知を取り入れて成長をしてくださいもしも、変化、成長をしていかなかったたら勿体(もったい)ないです。人間は、全方向に無限の可能性があるからです。

記者:実践されている自然エネルギー事業が、人類の無限の可能性と繋がり、日本の使命と繋がっていることがよくわかりました。
貴重なお話しをお伺いすることができました。ありがとうございました。
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中村 創一郎さんに関する情報はこちらです
↓↓↓
【中村創一郎さんが代表を務める株式会社Looop HP】
https://looop.co.jp/

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https://www.facebook.com/soichiro.nakamura.581

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【編集後記】
取材を担当させていただいた大場と三上です。Infinity in All Directions.全ての方向に無限大。人間の可能性が無限大にあるイメージを持って、エネルギー問題の解決を具体的な事業展開で実践されている中村創一郎さん。
ご一緒に日本を目覚めさせていきたいです!

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