「ココロとカラダのバランスをとって楽しく人生をつくる」Luciala代表 竹山美帆さん
薬膳やアロマを中心に、楽しく元気に生きる生き方を伝えておられるLuciala代表竹山美帆さん。人生に無駄はないと言い切る明るい笑顔の背景を伺いました。
プロフィール
出身地 東京都台東区浅草
活動地域 福岡県
経歴 小学生の頃から「医食同源」「自然のくすり」を読んで料理をして遊ぶ。管理栄養士となる。病院や老人ホームでの栄養管理、離乳食教室、食品メーカーのメニュー開発などに携わる。現在は3人の子育て経験や自らの体験を生かして、心身のバランスを崩した人たちの気持ちに寄り添ったセミナー、カウンセリング等を展開中。
現在の職業および活動 Luciala代表、国際中医薬膳管理師、国際中医薬膳管理師会理事、管理栄養士、アロマコーディネーター
ココロとカラダのバランスをとって楽しい人生をつくる
Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?
竹山 美帆さん(以下 竹山 敬称略) ココロとカラダは繋がっています。どちらかが悪くなると、もう一方にも影響がでます。ですから、ココロとカラダのバランスをとることが大事です。そうすると自然と自分が満たされ、自分のことが大好きになります。人に愛を与え、人から愛を受け取れるようになります。自然と幸せで楽しくなっていく、そんな生き方をお伝えしていきたいと思っています。
私は元々栄養士なのですが、病気をしてから中医学を学ぶようになり、中医学からたくさん学んだ中でも2つのことが私の生きる指針になっています。
①五行
世の中の全てのものを5つで分けています。5つはそれぞれ全く違うものですが、循環しながらバランスを取って成り立っています。これは、人間関係や人間と自然との関係性、ココロとカラダの関係性でも同じことが言えます。
②人間は自然の一部である
全ては繋がっていて、人間も自然の一部です。自然のものを生かして人間は元気をもらっています。
この2つをベースにして、バランスを崩している時に、ココロやカラダにどこからどうアプローチしたら良いか考えるのが薬膳やアロマで、これはとても面白いです。
自己否定も他人と比べることもいらないんです。全ては自分がどうありたいかというだけで、その答えも全て自分の中にあります。人生を1本の映画におきかえてみてください。自分は脚本家であり、その映画の主人公を演じているのです。本来は自分の人生の主導権は自分が握っていて、好きなように今後の展開もしていけるんですよ。こんな風に、自分の人生を楽しく自分らしく過ごしてほしいです。
ココロのことを中心に伝えていく
Q:「ココロとカラダのバランスをとって楽しい人生をつくる」という夢へ向けてどのような目標や計画を立てていますか?
竹山 今まではカラダやモノを中心にお伝えてしていたので、これからはココロのことを中心に伝えていきたいと思っています。気持ちとしては、みんなのお母さんになるような感じです。私はお母さん業が大好きで、ご飯をつくってあげたり、ココロのメンテナンスをしてあげたりするお母さん業は本当にすごいと思います。それに子どもからたくさんのことを学びました。「こうしなきゃ」っていう枠を何度も取り払うきっかけを子どもからもらったんです。私の子どもはもう育ったので、次はみんなのお母さんになっていきたいと思っています。そして、いつでも人生はやり直せることを私なりに伝えていきたいと思っています。
又、薬膳のレトルトを商品化したいと考えています。私の母が病気になった時に、側に行って看病をしたかったのですが、当時は子どものこともあり行けなかったんです。そんな時に私自身が行けなくても、薬膳レトルトがあれば送れたのにと思ったのがきっかけでした。これはモノを送るというより、愛を送ることだと思っています。他にも被災地へ届けたり、介護の方にも活用してもらえるので、色んなところにニーズがあるのではと考えています。
楽しくワクワク過ごす
Q:その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?
竹山 私が大切にしていることは、
①自己否定しない。
②被害者意識を持たない。
③何があってもその意味を考える。
という3つです。
以前は、とてもネガティブで自己否定ばかりしていましたが、「自己否定なんていらないんだ!」ということを身をもって思い知りました。又、たとえ何があったとしてもその意味を考えてみると、自分の魂を成長させてくれる役割があったり、新しい気づきを与えてくれる経験になったりするんです。そうすると、自然と全てが感謝に変わって、嫌なことが残らないんですね。私の魂を鍛えてくれているんだなって、ゲームのように楽しめちゃうんです。とにかく楽しくワクワク生きていくことですね。
人間が元気になるものは自然の中に元々ある。それに気づくだけ
Q:「ココロとカラダのバランスをとって楽しい人生をつくる」を持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?
竹山 私は精神的なストレスから流産をして、8年間ほど病気になったことがありました。病気から治るために、中医学やアロマを学んだり、自己啓発系やスピリチュアルの本を読んだりと色んなことをしました。
特に中医学を学んだことが大きくて、「人間は自然(宇宙)の一部である」という考え方を知りました。人間を元気にするものは、新しく創り出すのではなく、元々自然の中にあるんです。でも、そのことに気づいていないんです。だから原点に戻ろうよって。
病んでいる時は、エネルギーがあるもの、自分を元気にしてくれるものがわかるんですね。薬膳、生薬、アロマは全て自然にあるものからできています。自然の中にあるものを取り入れて、気を満たして元気になっていきました。そして、私も何かできることはないか、社会に貢献できることをしたいと探す中で、「命を元気にする」ことが私の使命だと気づいたんです。
他人軸で生きることはやめよう
Q:「人間が元気になるものは自然の中に元々ある。それに気づくだけ」という発見の背景には何があったのですか?
竹山 私の父はとても厳しく、子どもの私にとっては怖い存在でした。父に怒られるのではないかと、いつも父の目を気にしてビクビクし、まるで言われた通りに動くだけのお人形さんのようでした。自分に自信がなく、夜寝る時には、その日あったことを振り返って、これもあれもダメだったと反省会をして自己否定を繰り返していました。苦しくって、死んでしまいたい気持ちになったこともありました。
大人になっても、周りからどう見られるかばかりを気にしていて、ママ友とうまくいかずにものすごくストレスを抱えるようになりました。そして、妊娠4ヶ月の時に破水。赤ちゃんを生んであげることができませんでした。自分を責めて責めて、責めました。体調も崩して、微熱と頭痛が続き、すぐに疲れて寝てしまうような状態で、8年間くらい真っ暗なトンネルの中にずーっといるようでした。誰か、このトンネルから助けてと、光を求めていました。けれど、自分の中へ中へ自分を探していった時、いかに他人軸で生きて自己否定を繰り返していたのかに気づきました。自分を失くしていたんです。もう他人軸の生き方は止めようと決めました。
「私は私でいいんだ」
自分で元気になろう、自分が光になろうと思ったんです。
心身を元気にしていくのに、中医学で「気」のことを知り、まずは「気」を増やすことに注力しました。薬膳やアロマで気を高め、自然の中に行き、音楽を聴いて好きなことをして5感を満たしていきました。それが自分軸を持つことに繋がることに気づきました。自分軸を持つことは簡単ではなかったですが、苦しい自分は充分に体験してきたので、もう卒業して、これからは自分らしく楽しく生きようと決めていました。
今となっては病気になったことも私にとって必要なことだったんだなと思います。父のことも、父なりの愛情が裏にあったのだと、今では父のことも理解できるようになりました。無駄な経験は一つとしてありませんし、どんなことも必ず乗り越えられます。自分がどう生きたいのか、決める力はいつだって自分にあるんです。そんなことを、これからも私なりにお伝えしていきたいです。
読者への一言メッセージ
竹山 自分らしく楽しく人生をつくっていきましょう。
記者 他人軸から自分軸へと自分が全く変わり、5感を満たす中で、自然の中に人が元気に幸せに生きられるものが元々あることに気づかれたのですね。自然と循環しながら、ココロとカラダのバランスをとる生き方はとても大切ですね。本日は貴重なお話をありがとうございます。
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【編集後記】
今回インタビューを担当した小水です。
他人軸でずっと生きてきた自分をやめる決断はとても美しいと思いました。今は、変化が激しく、多くの人たちが自分軸を探している時代です。竹山さんのストーリーはそんな人たちの心に、希望あるメッセージになると思います。
ココロとは何か、カラダとは何か、バランスをとる仕組みが明確になることで、自然と幸せで楽しく元気な生き方が広がっていくのでしょう。
竹山さんの今後の益々のご活躍を応援しています!