仕組みづくり・構造化づくりで業務の効率性をあげる 株式会社 Le・Reve 代表取締役 増永充浩さん

既存のやり方に固定されやすい建築業界。その建築業界で「可視化、平準化」に取り組む増永充浩さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:
大阪府 道頓堀
活動地域:東京・大阪 (施工は全国)
経歴:大学卒業後、やりたいことも無く花屋に就職する。2008年リーマンショックの時代背景と「金持ち父さん貧乏父さん」に感化され独立を決意。営業代行の事業から発展して建築・不動産業の現在に至る。
現在の職業および活動:建築・不動産・M&A
座右の銘:我が生涯に一変の悔い無し/やらずの後悔よりやっての後悔/道徳なき経済は悪であり経済なき道徳は寝言である

建築業界で「可視化、平準化、効率化」を目指して

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

増永充浩さん(以下、増永 敬称略) 現在建築業に携わっていく中で将来、モノづくり企業の再生事業に関わることができればと考えるようになりました。建築というモノづくりに携わる中で本当に良い商品にも関わらず、職人さんの技術があるけど売り方、見せ方がわからない、プロダクトが先行して経営が疎かになっている企業が非常に多くあるように感じます。
特に大阪はモノづくりの工場など多くあり、そういった悩みを持たれている企業が沢山存在します。その企業の悩みに対してM&Aなど事業再生で貢献できたらと考えており、現在は建築業界を中心に業務の効率化、可視化、平準化を図って生産性を上げています。
今後、建築業界では新築は減りますが、既存の建物をリニューアルしていく仕事はどんどんニーズが高まります。しかしながらブルーワーカー的な不人気な職種+少子高齢化による職人不足に悩まされる中で業務の効率性を上げていかないと、職人は減る、給料はあがらない、忙しさだけ増す更に不人気職となる。 最悪の悪循環に陥ります。
昨今、IT・情報リテラシーがどんどん進む中で建築業界は取り残されており業種格差が生まれています。
大きな問題でありますが逆にそれはまだまだ改革する余地のあるチャンスであると考えています。まだまだ他業種に比べるとデジタル化が進んでいませんので建築業界での「可視化、平準化、効率化」を行ない、生産性を上げることにより給与面や休暇面など待遇面をホワイトカラーと変わりない業種に引き上げ、会社、従事者共に余裕を持つ事によりリテラシーを上げる教育や新しいことにチャレンジする開発が進むのではないかと考えています。

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

増永 定量目標でいえば今期は10億円の売上を目指し、40歳までには売上30億円を最低ラインでの予算としています。効率化、平準化の仕組みが上手く回り出せば、自然と売上などの数字は上がるので、直近はその仕組みを構築していきたいと思います。
私がいなくても勝手に回るような組織になれば、その後はモノづくり企業の再生などにチャレンジできればと思います。

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

増永 行動指針としては近江商人の『三方良し』と、二宮尊徳の『道徳なき経済は犯罪である、経済なき道徳は寝言である』という2つの言葉を私自身、大事にしています。
私たちは旧業態であるこの業界を変えたい気持ちを強く持っていますので
影響力を持ったパイオニアになるには先ずは業界でのプレゼンスを高めることが先であり『経済なき道徳は寝言である』にならないよう焦る気持ちを抑えて日々できる事をコツコツとこなしています。 また、選択に迷った時は『お客様、従業員、ステークホルダー』三方にとってその選択は本当に良いのか?を自問自答しこの価値観を判断基準としています。
現在の活動としてはマーケティング、アライアンスなど社内のルールや効率化・平準化による仕組みを構築しており、それを可視化する事により生産性を上げ、その流れを日々ブラッシュアップしています。まだデジタル化が進んでいない建築業界でもあるので先ずはそツール率先して使い、本当に良いツールには協力業者さんにも使っていただけるよう啓蒙活動からはじめています。沢山の良いリソースが提供されていますが、業界従事者のリテラシーが低く、先ずは啓蒙からといった状況です。あとは社長自らが営業に出れば数字は早く伸びますが、その会社の数字は社長のキャパで終わってしまうと考えているので私が営業や現場にいかないという「やらないこと」を決め私に依存しないカルチャーを根付かせ平準化を行っています。

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

増永 私達の世代は就職して1年目がリーマンショック、その少し前がホリエモンさんの世代で目まぐるしく経済が変化した世代でしたので自分でも何か出来るのではないか?独立したいという気持ちがありました。何をするのか?どうやって独立するのか?を考えながら、最初は花屋に勤め、次に『清掃なら身体一つで独立出来る』という安易な発想で月5万円の給料で丁稚奉公、それでは生活できないので深夜はカラオケ店でアルバイトとほとんど睡眠時間の取れない1年を過ごしていました。体力的にも限界を感じていた時、知人がフランチャイズの店舗を出店するので、『内装の見積もりをお願いしたい!』と声をかけてくれました。清掃屋の時に簡単な雑工事もやっていたのでそれをきっかけに建築業界に関わりはじめ、その後、独立をしました。やってみると中々、厳しい業界で20代、30代スグの時は大変な思いを沢山しました。業界特有のトップダウン、年功序列といったマインドセットがあり、そんな理由で支払いが後回しにされたり、支払いを飛ばされたり理不尽なことを沢山経験しました。私自身がその理不尽さに納得できず、悔しい思いをしましたし、同じような境遇や思いをしている人をたくさん見ました。だからこの業界を変えていきたい!と強く思うキッカケになりましたし、今後の建築業界の未来を考えると若者が携わりたい業界だと思ってもらえるようなクリーンな業界に業界全体で変わっていかないといけない思ったのがきっかけになったと思います。

Q.理不尽なことを受けて悔しいと感じ、業界を変化させようと行動にまで移せた背景には何があったのですか?

増永 先ず1つ目がもともと自分が白黒はっきりさせたい性格だったり、既存のルールには馴染めない性格がありました。だから組織や企業で働くのが苦手で、起業することは今となっては必然だったのだと思います。
縁あって建築業界に関わりましたがやってみると理不尽な事、曖昧な事、結局それが非効率になって生産性を下げているなと感じました。そこを予防、改善するルールを作っているうちに人のルールは苦手だけど自分で作った物については『もっとこれを高めたい』という気持ちになり自分の得意な領域だと感じるようになりました。
『得意な領域でグレーを白や黒に明確にさせる。これを行うことによりおのずと生産性が上がる』これがやっていて快感に感じる部分で自己承認欲求を満たし社会に貢献でき、結果、従業員の給料も上がる。これぞ『三方良し』の精神であることだと考えています。
2つ目は先程も述べたとおり、建築業界に入ってみたものの大変なことが多く、この業界が嫌いで辞めたくて仕方なかったです。ある日、お客様が1社は自己破産をし、もう1社は海外に高跳びといった形で支払いがされず、何千万というお金が連続月で飛んでいきました。この時、唖然として絶望も1周して吹っ切れましたね。『あ、こんなクソみたいな業界、俺が変えてやる』て、笑。
様々な要因がありますが自分の大きなパワーの源は大きく2つからです。
1つ目は自分の短所を長所に変えて、2つ目は自分の逆境をパワーに変えました。
経営者って面白いもので、打ちのめされれば、されるほど強くなるんですね。サイヤ人が死にかけて更に強くなるというか(分からない人ゴメンナサイ、、)若い頃にお金はらっても苦労しなさいといいますが、死なない程度に苦労した方がその後の人生豊かです。(笑)

記者 既存の考え方・やり方に固執しやすい業界で、新たなる概念を提供するパイオニア精神を感じました!本日は貴重なお話、ありがとうございます!

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増永さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●株式会社 Le・Reve
https://le-reve.info/

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【編集後記】
今回、インタビューを担当しました清水と平城です。

自分自身と向き合い、自らが主体性をもって仕事を動かしていく実行力・実践力を感じました。
これからの活動も応援しています!
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