みんなから愛されるキャラクターを描き続けたい キャラクターデザイナー 谷口亮さん

世界中から注目される2020年 東京オリンピック。その公式キャラクターをデザインされたのが谷口さんです。今回の最終選考は小学生の投票により、谷口さんのデザインが選ばれました。アメリカでもデザインを学び、福岡で20年以上イラストレーターとして活動されている谷口さんが今までと今からの活動お話を伺いました!

谷口さんプロフィール
出身地:福岡市
活動地域:福岡~全国
経歴:福岡県福岡市出身・在住のキャラクターデザイナー天神の路上でオリジナルキャラクターグッズを販売しながら人脈を培い今に至る
現在の職業および活動:キャラクターデザイナー
座右の銘:温故知新 継続は力なり

「新しいイメージを生みだし続ける時が1番楽しい!」

Q1.どんな夢や、ビジョンを持っていますか?

谷口亮さん(以下、谷口) 自ら生みだしたキャラクターを描き続けていきたいですね。それも世界の人から自分が描いたオリジナルキャラクターが愛されるようになったらいいなと思っています。多くの人がかわいいと思って手元に置きたくなるようなキャラクターを描き、「それを商品にしたい」と思ってもらえるようになれば理想です。


Q2.1年後、2年後、5年後など、どんな目標計画を立てていますか?

谷口 具体的に先のことはわかりませんが、今目の前にあることを一所懸命続けていれば、それが次に生きていくと思ってやっています。オリジナルで描いているキャラクターがいるので、グッズやアニメになったら嬉しいですね。一人でできることではないので、今後の活動の中で知ってもらって、興味を持ってもらえるひとたちと繋がれたらなと思っています。
あとは「東京オリンピックの谷口さん」というイメージがあり、そのイメージが現在は先行しています。ありがたいですが、そのイメージで立ち止まりたくない。
今後は他の代表作をうみだして「谷口さんて東京オリンピック『も』描いている人なんだ」と言ってもらえるようにしないとな、と思っています。


Q3.どんな基本活動をしていますか?また、どんな活動指針を持っていますか?

谷口 自分が得意なこと以外の仕事は受けないことを大事にしています。
僕でいえば「キャラクター制作」ですね。
福岡のような地方は、東京の真似をしたがる傾向もあります。
「東京で流行っているイラストを描いて欲しい」「誰かのイラスト風に描いて欲しい」などの依頼をかつて受けたこともあるんですが、それは僕じゃなくても描けます。谷口さんだから描ける作品が欲しい、と思ってほしいので、得意なこと、キャラクター制作に特化して受けるようにしています。
あとは、例えば「自分が得意なこと以外の仕事は受けない」のように決めたなら、決めたことを続けることです。最初は実績がないかもしれませんが、続ける。残っている人は決めたことを続けている人だと思ってます。
僕の周りでも、絵が上手な人はもちろん、最初はずば抜けて上手でなかった人でも、描き続けている人がちゃんと残っています。
「継続は力なり」だと感じています。


Q4.夢に向かうようになったきっかけには、どんな発見や出会いがありましたか?

谷口 僕の父もイラストレーターでもあり、父は商業用のイラストやキャラクターなど、割となんでも仕事を引き受けていました。
でも、そうなると父は自分が好きな絵を描く時間が取りづらかったようです。だから父からは「商業イラストレーターにはなるな」と言われていました。そして僕が進路を迷っていた時に、僕の描いたキャラクターを見て「キャラクター1本で行け」と言われたのが大きかったですね。そこから自分が得意とするキャラクターを描くようになりました。

記者 アメリカにも4年間留学されていますが、その経験も大きかったですか?

谷口 そうですね。もともとアメリカ行きも、父の応援もありました。高校卒業したら短期の専門学校でイラストを学ぼうとしたんですが、父から「もうイラストレーターになるというゴールを決めたなら近道するな、遠回りをしたほうがいい」と言われました。
それもあって、高校卒業後、渡米しデザインの勉強をすることもできました。
多分、父は僕に狭いところに収まって欲しくなかったんだと思います。



Q5. オリジナルのキャラクターを描くのが好きということですが、その背景には何がありましたか?

谷口 幼い頃からオリジナルキャラクターを考えるのが好きでした。少年漫画雑誌で募集されてるお題に沿ったキャラを考えたり、あとはアニメキャラでも、このキャラの腕と、このキャラの服を組み合わせたらカッコいいのではないか?と考えたりもしていました。実は自分が考えて生みだされたアイデアを形にして色を塗ったり清書するのは、作業だと思うとおもしろくないと感じてしまうんですよね(笑)
だから、何か新しいアイデアを考えている時が1番楽しいです。自由な発想で新たなアイデアをどんどん生みだし続けて行きたいと思っています。

記者 枠にとらわれず、自由に発想しているから、今回のオリンピックのキャラクターも多くの子供達の心を掴んだのかもしれませんね。
インタビューは以上となります。ありがとうございます。

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谷口さんの活動、連絡については、こちらから↓↓

●ヌヌコ日和
http://ryos-w.com/nunuko/

【編集後記】

インタビューを担当させていただいた木村と清水です。とても気さくに話してくれた谷口さん。いつでも自由な発想をしたいと子供のようにワクワクした素直な心を持っているように感じました。
これからオリンピックに向けて盛り上がっていくように、谷口さんの活動もますます盛り上がっていくように思います!貴重なお話、ありがとうございます!

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