お客様から真っ先に声がかかる存在 「ファーストコール・パートナー」に 株式会社Kアライアンス・ジャパン 代表取締役社長 岡崇史さん

福岡を中心にビジネスマッチング事業をしている岡崇史さん。アライアンス(提携)という考え方は、これからの時代、われわれ中小企業が事業継続していく上で、必要不可欠になってくると語る岡さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:
大分県国東市生まれ、広島県呉市育ち
活動地域:福岡を中心に九州地区・中国地区・関東地区など
経歴:大学卒業後、建設業向けのコンサルタント会社へ入社。新規開拓営業を経験し、トップ営業マンとなる。そんな折、私の師匠となる「川邊康晴」に出会い、数ヶ月後に転職を決意。川邊事務所にかばん持ちとして入所。約10年間ビジネスマッチングを学び、株式会社Kアライアンス・ジャパン 代表取締役社長へ就任
現在の職業および活動:ビジネスマッチング事業会社の代表取締役社長/福岡大分県人会青年部 会長
座右の銘:至誠天に通ず

お客様・提携先・スタッフから信頼を得て、共に挑戦し続ける・成長し続ける・貢献し続けることをミッションに

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

岡崇史さん(以下、岡) 弊社の創業者は川邊康晴であり弊社の会長になります。川邊自身は福岡の地で育ち、地元の銀行に勤め、地元の方々や企業様にお世話になり今があると思っています。銀行時代に多くの中小企業の経営者様にお会いする中で、3つの限界(商品・サービスの限界、人の限界、地域の限界)を感じていました。例えば、新しい商品開発をするにも人材や時間の余裕もないですし、大企業のように多くの人は雇えません。その現状を見た時に、銀行時代に培ってきた人脈を活かし、人と人とや企業と企業が連携できたら、困りごとが解決できるのではないかと考えて今の事業に至っています。その根底には福岡・九州の企業様のお役に立ちたいという思いがありますね。

私自身は川邊の思いも引き継ぎながら、さらに活動の範囲を広げ、福岡や東京、他地域でも活動をしていこうと考えています。その中で志を持った企業様のFirst Call Partnerになること、つまりお客様から真っ先に声がかかり相談してもらえる存在になることを目指し、お客様はもとより提携先・スタッフからの信頼を得て、共に挑戦し続ける・成長し続ける・貢献し続けることをミッションに持っています。
福岡の中小企業の悩みは、他地域の企業様でも同じような悩みを持っていると思うので、その時に弊社のビジネスマッチングの経験やノウハウなどを活かしていきたいですね。
また東京や大企業には、新しいビジネスモデルなどの役立ち経営情報はスピーディーに入りますが、他地域にはそういった情報は遅れて入ってくることが多いです。そうなると他地域の企業は、役立ちビジネスモデルを取り込むのに遅れをとり、結果的に損をしてしまいます。役立ち経営情報がいち早く、地方の中小企業にも入る仕組みを創り、経営情報格差をなくしていきたいですね。

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

 今までもやってきましたが、地域の企業のニーズ、ウォンツ、つまり課題を把握することですね。潜在的な課題を知らないまま、解決策を提示しても本当の課題解決にはならないです。その企業様の課題を知るためには信頼関係づくりをしていかないと、お困りごとなども話してもらえないので、ニーズを聞ける関係性をつくることが大事ですね。そのためには、私たちがお客様から見ても魅力的な経営役立ちネットワークをもっていることと同時にこのネットワークが進化し続けることも重要です。急に信頼関係をつくるのは難しいので、小さな課題解決をコツコツと積み上げ、お客様の信頼を得ていきたいと考えています。

また、課題解決の事例や実績をどんどんつくっていきたいのと、同じような悩みを持っている企業様がおられると思いますのでお客様の課題解決事例の共有をもっとしていきたいと考えています。
弊社はいつでもお客様サイド(購買代理店)のポジションであることと、お客様と共に成長していけるようなビジネスモデルも考えていきながら、継続的にお役に立てるよう精進していきたいです。

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

 主力事業としてアライアンスの仲立ち事業をしており、企業と企業のマッチングを行なっています。「アライアンス」とは、「同盟」という言葉の意味でもあり、志を共有した企業同士でお互いの強みを明確にし、不足分を補い合いながら、お互いに事業をより良くしていくお手伝いです。

行動指針では、「傍楽(はたらく)」を大事にしています。通常であれば「働く」という漢字ですが「傍楽」は江戸時代の時に使われていた言葉でもあります。川邊がよく言っているのですが、すぐそばにいる方を楽(らく)にする・楽しませる・喜ばせるのが「傍楽」という意味になります。それを大事にしていると「どうしたら喜んでもらえるのだろうか?」「どうしたら楽になるだろうか?」と考えるようになり、お客様への質問も変わってきます。
そのためにもお客様が何に本当に困っているのかを、しっかり聞くこともですし、お客様が何をしているのか、興味を持つことが重要ですね。相手に興味がないと質問もできないと思います。

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

 やはり25歳の時に川邊と出会い、そのまま一緒に働いていますが、その姿勢を横で見ていたのが大きいですね。川邊の仕事への向き合う姿勢や考え方をまじかで見ていたのが大きいですね。川邊は出会った当時から、どんな人に対してもフラットな姿勢で、真剣に話を聞き、地域企業に役立つことであれば、お手伝いしようという姿勢がとても印象的でした。根底にある「福岡のお役に立ちたい」「傍楽」を実践しているのを感じ、この人のもとで働いていたら何か見えてくるだろうなと思いましたね。実際に働いていると、いろいろな企業様とのご縁ややいろいろな事業にも関わらせていただくことが多く、とても学びが多い仕事だと実感しています。
あとは35歳の時に社長というポジションに就き、弊社のこれからを託してもらっているのがあるので、その思いに応えたいという気持ちが強いですね。

またアライアンスのマッチング事業を主として、行っている会社もまだまだ少なく、これからの時代にはますます必要となる仕事だと思います。私どもの存在意義も強く感じますので、さらに発展させていきたいと思っています。

Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

 前職は建設向けのISO(International Organization for Standardization「国際標準化機構」の略称)規格の営業をしていました。当時、ISO認証がないと企業側も仕事に差し支えがあったので、一時期は認証取得に取り組む企業が多く、ISO認証取得のコンサルティング市場は右肩上がりでした。しかし、時間の経過と共に業界のISO認証取得が一巡し、市場自体も縮小していきました。何より一度、契約をいただくと営業活動に1~2年かけてやっとのことで関係性を築いた企業様に次に販売するサービスがないので、せっかく良い関係性を築けても次の売上に繋がることもなく、新規先開拓をし続けないといけなかったという毎日がありました。その時に一品商品の営業の限界をとても感じましたね。また、社会に出て2年が過ぎ、自分は本当に何がしたいのだろか?と考えることも増え、悶々と悩んでいたからこそ、川邊とも出会った時にもっと話を聞きたいと思えたのだと思います。
その時にアライアンス思考にふれ、興味を持ち、川邊のもとで仕事をすることで多くの業界、多くの事業を知ることもでき、自分も成長していけるのではないのかと思えました。出会いから17年が経ち、振り返ると貴重な経験を積ませてもらい、これまでの経験が活かせる環境も今あります。創業者の思いも引き継ぎながら、会社そして自分自身も成長し、貢献していきたいと思っています。

記者 関係性だけで事業されているのが本当に難しいことにチャレンジしていると思いましたし、目に見えない関係性だからこそ、丁寧に誠実に取り組まれているのを感じました。
この度は貴重なお話、ありがとうございます!

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岡さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●株式会社Kアライアンス・ジャパンHP
http://k-alliancejapan.co.jp/

【編集後記】

今回、インタビューを担当した清水、木村です。
地域から活動を広げ、信頼関係構築する姿勢が素晴らしいと感じました。
これからの活どうを応援しています!

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