「日本の教育界に風穴を開けたい」ブライトンパートナーズ代表 鈴木誠一郎さん

キャリア教育・企業人材育成企業『ブライトンパートナーズ』を経営されるかたわら、営業職女性向けコミュニティ『営業部女子課』理事を務める鈴木誠一郎さんにお話を伺いました。

 

鈴木誠一郎さんプロフィール
出身地:福岡県出身
活動地域:東京を中心に全国各地 
経歴:1968年生まれ。大手IT企業にてプログラマ・SE職に従事後、営業、導入後のサポートを担当。その後、監査法人系コンサルティングファーム、国内独立系コンサルティングファームを経験し、ベンチャー企業にて取締役就任。その後2社の経験を経て、2015年中高大生キャリア教育・企業人材育成を志し、ブライトンパートナーズを創業。
現在の職業及び活動:『業務導線改善+インナーブランディング+コーチング+脳科学診断=人材育成』をキーに疾走中。また、営業職女性向けコミュニティ”営業部女子課”理事を務める。
座右の銘:自利利他(「自利とは利他のことを言う」。自分の利益は、他人の利益を徹底的に追求してのみ得られる。禅宗の教え)

 

記者 よろしくお願いします。
鈴木誠一郎さん(以下、鈴木) よろしくお願いします。

記者 鈴木さんのこれまでの経歴を教えてください。

鈴木 私はこれまで、多くの企業での仕事を経験してきました。最初は大手情報システム企業のSEとしてキャリアをスタートしたのですが、異動で営業職に就き、その後転職。コンサルティングファーム会社を中心にこれまで6社を経験しました。様々な役割を経験することにより学ぶことは非常に多く、そのたびにできることや人としての幅が広がりました。

その中で人間関係のトラブルから鬱をわずらい、1年間の休職を経て退職したこともあるんです。最終的には独立を決意して2015年にブライトンパートナーズを起こし、今に至っています。

転職回数が多いことで苦言を呈されることも多かったのですが、今では時代が変わりつつあり、幅広く経験してきた人が重宝される風潮も出てきているので、そういった意味では少し先を行っていたのかなと思います(笑)。

記者 鈴木さんは、営業職女性を応援するコミュニティ『営業部女子課』の理事も務められています。そうなった経緯を教えていただけますか。

鈴木 大げさな言い方ですが、営業部女子課代表理事の太田彩子との運命の出会いがあったからです。彼女に出会ったのは2006~2007年頃ですから、もう10年以上前になりますね。当時太田はすでに独立し起業していたため、非常に刺激になりました。彼女の仕事を少し手伝っているうちに、太田の会社に入ることになり、人材育成事業を立ち上げました。

『営業部女子課』の設立は2009年です。太田と会社の戦略を練る中で「営業職の女性を応援するコミュニティをつくりたい」という話が持ち上がり、数名の勉強会という形からスタート。少しずつ拡大し、今ではビジター会員は3,600名を超えるまでに成長しています。

実は、私自身は将来的には『営業部女子課』がなくなることが目標だと思っています。女性営業に焦点を当てて応援しなくてもいい、男女を区別しない世の中にならなければいけない。今はその時代ではないから仕方がないですが、本当は不要な世の中になることが理想ですよね。

 

すべてを輝かせる存在になりたい

 

Q.これからの夢・ビジョンを教えてください。

鈴木 「輝」という一文字が私をよく表しています。その漢字を「BRIGHTEN PARTNERZ(ブライトンパートナーズ)」の会社の屋号にも込めています。

BRIGHTENはBRIGHTの過去分詞型、輝かせるという意味ですが、自分に関わるすべての方を輝かせる存在になりたいという意味を込めて名づけました。PARTNERZの最後は”Z”なんですけど、”S”ではないんです。”Z”はアルファベット最後の文字です。その方の人生の最後の最後まで影響を及ぼせるようなサービスを手掛けたい、輝き続けてくださいという願いをこめています。

そして、「Life Driving Force (人生推進力)」という力のあり方を広げていきたいと思っています。自らの人生を自らの意志で推進する力(考える力、決める力、人とつながる力、稼ぐ力など)、それぞれの人が元々持っているものを引き出し、気づいていただいて、元気に輝くようになってもらいたいんです。

その中で何をもって輝かせるかということで、教育というキーワードを掲げています。学校教育、家庭教育、社会教育、企業教育など、輝きの源泉になるような、インフラを作っていきたいです。

もっとかっこよく言うと、日本の教育界に風穴を開けたい。今までの学校教育を否定はしませんけれど、その人が際立つような教育が必ずあると思っています。

 

Q.教育についての夢を持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見があったのですか?

鈴木 自分がこれだけの転職経験を経て、欝も経験して思ったことなんです。制約条件はあったものの、自分がその時やりたいと思うことをたくさんやってきてなお、ようやくわかるかどうか?という状態でした。

もっと手前で自分のことを認識できていれば、病気になるようなこともなかったんじゃないか。

後悔はしていませんが、もっと自分をしっかり知る機会を、小さい頃から持てたらよいと思っています。

その為にはまず「自己解放」が大切と考えているんです。

 

自己解放が大切。ロックの学校を作りたい

 

Q.夢を具現化するために、どんな目標や計画を立てて、どのような活動をされていますか?

鈴木 具体的な目標のひとつとして、学校を作りたいと思っています。決めているひとつとして、ロックをベースにした教育を行う学校を作りたいんです。実はハードロック・ヘヴィメタルが好きで、金髪にしてギターを弾いていたこともあるんですよ。人からはそう見えないとよく言われますが。

記者 すごく驚きました!!

鈴木 高校の頃からハードロック・ヘヴィメタルが好きでした。また、「スクールオブロック」という2003年に上映されたアメリカ映画に影響をとても受けたんです。小学校が舞台で、「みんな違ってみんないいんだ、役割はみんなあるんだよ」というメッセージをはっきりと示す映画だったんです。あくまで私個人の理解ですが。

ロックは、自分を解放させる世界を変えることができるという意味も含まれているように感じてとても共感し、自分が求めるのはこれかもしれないと思いました。映画の話ではありますが、リアルでやったらどうかと思っています。

そういえば、金髪のカツラをかぶって、研修講師をさせてもらったことあるんですよ。「自己解放が大事です」っていうメッセージを込めて。笑

記者 確かに、わかりやすいですね!

鈴木 その研修では、自己解放して自分の人生推進力を見つけ出そうというテーマでした。自己解放というからには、自分がやらなきゃと思って。真っ黒な格好をして、じゃらじゃらアクセサリーをつけて、カツラをかぶって、入場時にはお気に入りの曲をかけてもらって。人事・経営者向けの勉強会での登壇でしたが「前代未聞」とのことでした(笑)。

記者 すばらしいですね!鈴木さんにとって、ロックとは一言で言うと何ですか?

鈴木 私自身です。自分を自己解放するための重要な手段であり、魂が揺さぶられる、まさにそんな感じがロックにはあって、自分を感じることができるんです。

記者 今の世代の子供たちは人の目ばかり気にするようになっているので、自己解放できる場が必要ですね。 

鈴木 自己解放ができる場がないと、得たエネルギーが内側にしか入っていきません。そういう人が小さなきっかけで犯罪起こしたりしちゃう。必ずしもロックではなくてもいいんですけど、子どもの頃から自己解放の手段は持っておいたほうがいい。そのために自分をちゃんと知ることが必要だと思います。

記者 鈴木さんの夢を応援しています!本日はありがとうございました。 

 

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鈴木誠一郎さんに関する情報はこちら

ブライトンパートナーズ
Webサイト準備中

営業部女子課
http://eigyobu-joshika.jp/

 

【編集後記】

インタビューを担当した稲垣、口野 です。とても気さくな雰囲気でありながら、その内面にはとても熱い教育への想いを感じることがました。貴重な時間を本当にありがとうございました。

 

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