「子どもたちに明るい未来を」有限会社シンタ代表取締役 白坂慎太郎さん

15年間の塾講師を経て、現在はYouTubeやblogで経済分野を中心に情報や知識を発信しておられる白坂慎太郎さん。特にYouTubeは大好評で総視聴回数が1100万回を超えています。そんな白坂さんの人生ストーリーを伺いました。

プロフィール
出身地   **鹿児島県
**活動地域   **YouTube、blogを通して全国
**経歴   
鹿児島大学法文学部法学科卒。九州大手進学塾で7年間勤務。授業が「分かりやすい」と大好評。(有)シンタを設立して独立。起業後わずか4年で地域最大の1番塾へと育てる。
2004年度・2005年度の2年連続で生徒たちが志望校全員合格を果たしたことで、2006年に進学塾業界を卒業。進学塾講師としては累計15年間で、2,000組以上の生徒・保護者の指導に当たった。
現在は経済ニュースの本質的な知恵をインターネット上で広く共有。
著書
『ヤル気を引き出すコーチング法』(共研書房)
『お父さんから愛するキミに贈る本』(文芸社)**
現在の職業および活動   有限会社シンタ代表取締役 **

子どもたちに明るい未来を

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?

白坂   慎太郎(以下   白坂   敬称略)  会社の理念でもあるのですが、「子どもたちに明るい未来を」感じてもらえる社会にしていきたいと思っています。

   そのためには大人たちが元気であることが大切です。私は15年間塾講師として子どもたちに社会を中心に教えてきましたが、独立してからは大人を対象として、子どもたちに明るい未来を感じさせてくれる大人を増やせるように経済分野を中心に様々な情報や知識をYouTubeやblogを通してお伝えしています。

   世の中は政治と経済が表裏一体になっており、両者のうちでも経済がより土台にあると考えています。経済の状態がそのまま政治の状態に反映されるからです。今日明日の生活を心配している人が心の余裕を持つことは難しいですから、時間やお金に余裕のある状態をつくることは大切です。しかし、日本では経済が課題になってきています。

   日本の総人口は減少局面に入ってきており、当然経済は縮小していきます。20世紀は高度経済成長があったので一会社員でも未来に明るい希望が持てました。けれどこれからの21世紀は今までの枠の中で普通に生活をしていては明るい未来のイメージをなかなか描けません。そんな時代の中で「日本に明るい未来を感じさせられる大人はどういう人なのか?」。それは社会に新しい価値を生み出し、経済のパイを大きくしていくことができる起業家や経営者の人たちになってくると思います。

   だから、経済について知っておくことは欠かせないのですが、日本人はお金、経済について弱い人が多いのが現状です。ですから少しでも皆さんの助けになるような経済の情報や知識をお伝えすることで、起業家や経営者の方たちの助けになればと思っています。そして子どもたちに明るい未来を提供していきたいです。

流れに沿っていく

Q:「子どもたちに明るい未来を」という夢やビジョンへ向けて、どのような目標や計画を立てていますか?

白坂  目標としては、
2026年 100億円
2033年 1000億円
2040年 1兆円
の時価総額をあげることを掲げています。時価総額というのは、「どれだけ社会に価値を提供できたのか?」の指標だと思っているので、私が今イメージできるレベルのところまではやっていきたいです。

   これらを達成していくためには、時代の流れに沿うことが大事だと思っています。例えば、科学技術ではAIやブロックチェーンなど、新しいものを脅威と感じていては大きい数字を生み出すことはできません。ですから時代の流れに沿って対応していくことを意識しています。

   又、これからは女性が活躍する時代だと思っています。国の政策も女性の活躍を推進しており、女性を味方につけていくことが大切です。女性の雇用を増やしたりワークライフバランスを考えると、在宅雇用が理想的だと思っています。私の会社の女性スタッフにも、働きたい労働条件を提供していきたいです。

日々の発信。そして疑問を持つ

Q:その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?

白坂  やはりYouTube、blogでの私の発信を見てくださっている方たちがいるので、更新は毎日するようにしています。投資してくださった時間以上の価値や気づきを提供したいですね。

   でも発信する内容はあまり人を意識したことはなくて、自分の知的好奇心を満たすものを共有しています。いつまでも子どものように「なぜ?」と疑問を持ち続けていきたいです。目に見える言葉や数字は本当の情報の半分も伝えられません。例えば日本はデフレと言われていますが、実際にスーパーに行けば野菜は値段が上がっているからインフレを起こしているんです。このように言葉や数字の「経済」と、実際にコンビニに買い物に行くというような肌感覚や直感、この両方があって経済学と言えます。

   より良い世の中をつくろうと議論するためには現状を正確に把握することや、現状と理想との格差をつかむことが必要です。ですから、言葉や数字を鵜呑みにはせず、「なぜ?」と疑問を持って真実を追求していきたいなと思います。

人を雇うことで、「私」から「私たち」になった

Q:「子どもたちに明るい未来を」という夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

白坂  会社自体は2005年に設立したので14年間になるのですが、私と妻とで実質個人事業主のようにやってきました。去年から今後の展開をどうしようと考えていたところ、尊敬する2人の方から「人を雇うと良い」とアドバイスをいただき、今年の4月から数名採用しました。そうすると世界が一新しました。

「私」から「私たち」になったんです。

   個人事業主は職人のようなものだと思います。自分の知識、技能を磨いて、自分の職場をつくって、自分で仕事をする人。一方で経営者は、人のために、人の職場をつくれる人です。自分の知識、技能を高めることから、問題を解決できる専門家を知っていることへと重要性が変わりつつあります。

   正直、今までは私欲を満たしたいところから始まっていましたし、「私の会社」という私有物でした。それが「私たちの会社」という共有物へと抜本的に変わりました。働くことは人生の大部分を占めますから、せっかく縁があって私の会社で来てくれた人たちに幸せになってほしいです。

三つ子の魂百まで。だから成長し続けたい

Q:「人を雇うことで『私』から『私たち』になった」の背景には何があったのですか?

白坂  元々、私が独立したのは本当に普通の夢で、好きな人・好きな時・好きな場所・好きなことをできるようになりたいという思いからでした。そして夢が叶って2〜3年もすると、とても退屈してしまって。毎日が飽き飽きして何かを変えたくて仕方なかったんです。語弊を恐れず言うならば、次はどんなゲームをしようか、みたいな。それで去年頃から次の展開を考えるようになり、アドバイスをいただいて人を雇うようになりました。

   これはもう本能だと思うんですけど、とにかく「成長したい!」という思いがあります。赤ちゃんは誰に言われたからでもなく、勝手に自分で立って歩いて成長していきますよね。これは人間の成長欲求の表れだと思います。又、社会に維持はなく、成長か衰退しかありません。そして世の中は長いスパンで見ると良くなり続けています。社会が成長している中で、自分は維持をしようとしていたら、実際は衰退しているということです。ですから私は成長していきたいと思うんです。

   そして、教育の現場に携わる中で、「三つ子の魂百まで」という言葉の重みを感じてきました。人間の基礎は0〜3歳でつくられます。もし3歳までの自己認識が悪いセルフイメージで固まってしまうと、一生涯に渡って成長するのがとても難しくなってしまいます。ですから子どもにとって最も大事な0〜3歳の期間に在宅で仕事ができる保護者が増えていくように経済の知識をサポートしていきたいです。

   今年になってから東京へも引っ越し、新しいスタートです。たくさんの人たちとの出会いを通して、子どもたちに明るい未来をつくっていきたいです。

読者への一言メッセージ

白坂  最終的には子どもたちの味方であり続けたいです。お金に関する大事な知識を提供していきます。子どもたちには、未来は常に良くなっていくということを信じて、ワクワクドキドキした生き方をし続けていってほしいです。

**記者   **社会は成長し続け、人間も成長したい思いを持っている。その流れに沿って新しいチャレンジをし続ける中で、自分という範囲が広がっていったのですね。日本人は経済分野が苦手な人が多いです。白坂さんが経済の正しい情報や知識を発信されることで、日本が活性化していき、子どもたちに明るい未来を提供できると思いました!本日は貴重なお話をありがとうございます。

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白坂慎太郎

白坂慎太郎 公式ホームページ

【編集後記】
今回インタビューを担当した小水です。
白坂さんは、人間や社会の動きの全体像をとてもシャープに捉えておられ、お話を聞く中で学びになることがとてもたくさんありました。全ては変化しており、常に過去ではなく未来を選択して成長しようという白坂さんの姿勢は、確かに人間の根源的な欲求に繋がってくるものだと思いました。
日本人が経済への関心や知識をもっと持ち、資本主義を超えた新しい経済プレートへの道が拓けた時、希望あふれる未来が具現化されるイメージが広がりました。
白坂さんの今後の益々のご活躍を応援しています!

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