やり方、思い方じゃない、お母さん達に「在り方」を伝える教育コーチの”渡邉真琴さん”

未来育て塾、コーチング講座、魔法の折り紙講座などの主催もしており、日本人の深い精神性をも熱く語る渡邉真琴さん。「いったい普段何をしているんだろう?」と謎めいていたので(笑) そこにとても興味を持ちインタビューさせて頂くことになりました。

出身地:北海道
活動地域:北海道
経歴:教育総合出版社入社 愛知県、関東圏を担当する。その後、ローラアシュレイジャパン入社 インテリアデザイナーとして従事する。
3年間子育てに専念したのち、幼児用英語教材アドバイザーを経て現在に至る
現在の職業および活動:株式会社Mako教育研究所 未来育て塾主宰
教育コーチ×教育コンシェルジュ
座右の銘:「感謝、ご縁」

「お母さん達が人生を生きること」

Q1:渡邉さんが思い描くこれからの夢・ビジョンを教えてください。

渡邉真琴さん(以下、渡邉):最初は勉強して国連に入り世界平和という大きなことを考えてました。けれども、よくよく考えてみたら家庭が変われば世界が変わっていくことに気づき、お母さんがお母さんの人生を生きることが大切である、そのことを伝えています。

子育てしていると子供中心になり、子供のためと言いながらお母さんが自分の人生を「生き直している」と感じるんです。自分が出来なかったことを子供にはさせたい、とか。

消化しきれなかった想いを乗せているような気がするんです。母親ができなかったことをさせたいとか、自分が失敗したから子供にはそうさせない想いが強いので、何でもお母さんが先にやってしまう。

転んだからこそ転んだ時の痛さとか、立ち上がり方など分かるんですよね。転ばないように育ててしまうと、その痛みも立ち上がり方も分からず育ってしまう。

「子供は本当はできる」

Q2:お母さんで生きるとはどんなイメージですか?

渡邉:お母さんが自分のやりたいことを見つけて、子供さんを見守るけれども、そんなに過度に子供さんに関わらない。そして子供さんのことを「絶対に出来るよ」と信じてあげて、それができるようなアドバイスだけをする。そんなイメージですね。

量子力学でも分かるように全ての存在は繋がっているので、お母さんが「どうせうちの子はできないわ。」と思いながら子供さんにやらせたことは「出来ない」という結果になると思うんです。

絶対できる、うちの子はできる、1回ダメでも、2回、3回ならできると信頼して見守ることで、子供は本当に出来るようになるんです。

今はそんな子供の可能性を引き出すことを塾で伝えてます。それと言葉って影響力あるし、特に日本の言霊はすごい影響力があると思うんですね。そういった日本人の凄さなども塾の中で伝えていくことが勝手に使命だと思ってます。

2600年前から歴史が繋がっている日本って凄いですよね!それと戦前の日本の教育って本当に凄くて、誰が見てなくても「お天道様がみている」という自分に嘘つくな、という教育が当たり前になっています。それは自分を大切にすると同じ意味なんです。

そういう感覚が今では薄れてきていますよね。そういった日本人の素晴らしさを知らない人が多い。なのでそういった素晴らしい情報が入っていないと、その人の可能性も引き出せないと思います。ですのでコーチングだけじゃなく、ティーチング(伝える、教える)することも必要だと思っています。

「伝える研究、開発」

Q3:人に伝えていく中でどんな難しさがありますか?

渡邉:一度、体験(コーチング講座など)に来てもらうと何となく掴んで貰うことができるんですけど、本質を文字で伝えようとすると、きつい、固い感じになりがちなので、その難しさがありますね。レベルが高そう、とも言われたことがあります。

本質、在り方などを伝える時は、優しくぼんやりした感じにもなってしまう場合もあるので、もっと分かりやすく伝えることを研究開発、チャレンジしてます。

「繋ぐ×教育」

Q4:夢を具現化するためにどんな目標、計画を立てていますか?

渡邉:コーチングを学んでくれているお母さんたちが、次に学ぶお母さんたちに指導できるようになることを考えてます。

それと、小中学生の個別指導塾も始めました。

お子さんたちも見ますが、お母さん達にお子さんにどうなって欲しいかよりもお母さんがどうありたいか、どう生きたいかが大切なので、お母さんたちの面談の回数を増やします。

子供さんが一生懸命になっているときに、ただ何も考えずに「勉強したの?」と言われると子供さんはテンションが下がってしまいます。

子供の足を引っ張らないようなお母さんになるためのサポートをしていきたいと思います。そして子供の可能性を広げる講師やメンターとなるよう経営者、スペシャリストをつなげていきたいと思います。

繋いでいくというテーマがあるので、教育コンシェルジュという名前を付けた背景があります。

「辛い思いは原動力に」

Q5:渡邊さんが夢やビジョンをもったきっかけは何でしたか?

渡邉:お母さんの学びの塾をなぜしているのかというと、母が原点だったんだ、ということに最近気づいたんです。

母はすごく愛情深かったし、尊敬しているんです。私がしたいことを絶対に応援してくれるだろうな、と思っていました。

でも、行きたい高校に行かせてもらえなかったのがきっかけで、母との信頼関係がそこで切れてしまったんですね。

今では母との関係性が良好ですが、そういったこともあり高校時代の3年間は母に反発ばかりしていたので、母も大変だったと思います。

記者:本当はお母さんにダメかもしれないけど、難しい高校でもチャレンジしてみなさいと可能性をみて、そこを応援して欲しかったということですね。

はい。客観的に人生をみると楽しいというよりは応援されずに、辛い思いとか凹んだ時のことが今の原動力につながっているんですね。

苦しさ、悲しい、悔しい、ということを学ぶことで、きっと魂が磨かれていくんだと思いますね。

今は何でも楽しいことを探求しようという風潮になっていると思いますが、楽しいことばかりを追及するのはエゴになるし、傲慢になっていくし、いろんなことに気づけなくなると思うんですよね。
好きなことをやっている中でも苦しさとか出てくるから。

大切なのは、その時に子供にいっぱい失敗させるのも大事かもしれないですね。

その時に親は「どんなサポートができるのか?」「どういうスタンスでいるのか?」「その時にどういう視点で捉えるのか?」そういったことを考えてもらいたいと思います。

今に繋がっている自分の原点が何だったのかを、このインタビューを通して改めて気づかせてもらいました。こうやって気づくことが学びになり、確信になっていっていくんですね。ありがとうございます。

記者:ご身の経験から、どんなお子さんにも可能性、チャレンジして欲しいという想いがあって、今の活動に繋がっているんですね。

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

渡邉さんの活動、連絡についてはこちらから↓↓

Facebook: https://www.facebook.com/messages/t/100006524430595

【編集後記】インタビューの記事を担当した中西&廣瀬です。

教育で一番難しい、やり方、考え方ではなく、在り方を伝える。その「在り方」をお母さんに伝えるチャレンジをしている姿が、失いかけた日本の「和心」を思い出させるような感覚にもなりました。

何があっても究極に信頼しきる「見守る」「応援をする」在り方教育。その難しさにチャレンジしていく精神は、きっと日本を目覚めさせる使命をもっている在り方なんだなと感じました。更なるご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました。

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