ジャズピアニスト&小説家&発明家はこぶねコミュニティ代表 坂の上 零さん

18歳でジャズピアニストとしてデビュー。婚約者の不慮の事故などにより深い絶望を経験、その後『天使になった大統領』『日本病脱却マニュアル』等を執筆。『情熱的で真っすぐな生き方モデル』の坂の上 零さんからお話しを伺いました。

坂の上 零(さかのうえ れい)さん  プロフィール

出身地:兵庫県

経歴:英国系オフショア金融に入り富裕層対象のヘッジファンドのアセットマネジメントにてキャリアを築く。その後、政府・企業・人々を国際金融の支配から解放すべく実体経済のある新しい金融システムを発明し世界特許を取得した発明家。

職業および活動:ジャズピアニスト・シンガー・作家・社会活動家・実業家

座右の銘:この人生、私心を捨て、天に生涯を捧げ、天命を成すことのみに捧げよう

人間が人間らしく生きられる社会をつくる

Q:坂の上 零さん(以下、坂の上)は、現在どのような夢やビジョンをお持ちですか?

坂の上:現在、講演、執筆、アーティスト活動など同時にしていますが、一番の目的は、はこぶね屋コミュニティ組合を通して人間の5つの自立を目指しています。基本理念として「人間が人間らしく生きられる社会」持続可能な地球環境づくりとOne for All,All for Oneの古き良き日本の和(縄文コミュニティ社会のような)を復活させたいです。あと直接、海外と貿易や交易できたり、国を介さずにコミュニティ同士で共存共栄できるシステム構築を計画しています。

都会に住んで機械的な仕事をしながら、心や体がボロボロになるなら世帯や世代を越えたコミュニティライフで、全体の幸せが自分の幸せに繋がることを実感、体感してほしいと思っています。子育てや介護、医療で苦しむことのないライフスタイルを得られるイメージですね。

記者:とても共感します。はこぶね屋コミュニティが目指す5つの自立とは、どのようなものでしょう?

坂の上1つ目は新しい産業による経済の自立です。2つ目は新しい金融システムによる価値効果の自立です。
その為には実体経済が伴っている無利子のマネーを作ることが必要と思っていますので新しい銀行(エンジェルバンク)も設立準備中です。
3つ目は次世代技術による医療の自立です。ガンなどは、病院の治療では根本解決しません。4つ目は次世代のフリーエネルギーによる環境保護5つ目が無農薬や自然農法による食の安全と自立。その為には、各地域の会員で構成する次世代農協(農業組合)や漁業組合のようなものが必要と思ってます。
各地域の農家会員さんと協力しながら農業体験を通した教育やサービスを提供できると思います。1つ目の新しい産業と繋がりますが、はこぶね屋マーケットを通して無農薬食物を会員はリーズナブルに購入したり物々交換で得る事ができたりコミュニティ通貨(デジタルマネー)も利用できるようにします
現在、色々な地域で講演会や勉強会をしていますが、そこで会員になって下さる方がとても増えてきています。

アメリカにNO!を言える国をプラットフォームに

Q:そのビジョンを具現化するために現在、どのような目標や計画を立てていますか?

坂の上:二つ目の自立を具現化するための必要な技術、仕組み、システムなど設計図はあるのですが、国の法律などの問題で課題があります
銀行をつくるには50億は必要なので次世代技術に投資する人を探しています。

しかし普通の日本人では、なかなか難しいので「アメリカにNO!を言える国」でプラットフォームづくりを計画してます。私が人脈を持っているモデル地域の候補としてはインド、ロシア、ブラジルなどを考えています。
そして教育も必要と思っています。私欲や利己的な意識集団では、コミュニティがうまくいきませんから人間の意識を高めていく教育が必要と思っています。

人間、誰もが本来は大天才!

Q:現在の活動に至った背景には、どのようなきっかけや認識の変化があったのでしょう?

坂の上:話したら映画シリーズになるほど、とても長くなるのですが(笑)
かいつまんで話すと、わたしは幼少期に普通の子どもにはない体験をしたと思います。一番小さい頃の記憶で今でも鮮明に残っている映像があるんです。それは、オレンジのカーテンの向こう側で父と母が激しく喧嘩をしているシルエットでした。
幼少期に両親の喧嘩が多かったので子供の私は、かなりの絶望感を感じていたと思います。「なんで生まれてきたんだろう」ってよく考えていました。
そんな気持ちを癒すかのように、家にあったクラッシックやジャズのレコードをいつも聴いてました。そのとき楽曲の裏側にある作曲家の魂を受け取っていたように思います。そして家にピアノがあったので、聴いた音楽を真似しながら弾いていたら自然にピアノが弾けるようになりました。後にきちんと学びましたが、音楽との深い繫がりは幼少期の環境が大きかったと思います。

その後も様々な経験を経て23歳のときにインドで音楽活動するきっかけをもらいました。インドでマザーテレサと出会い彼女と共に奉仕活動を経験したとき、病気で顔が変形してしまっている子供を抱くマザーから、その子供を受け取ったときに、どうしてもかわいいと思えない自分の心を観ました。なんとも言えないショックを受けました。今までの価値観が破壊されたような感じです。
そしてマザーに捧げる楽曲をつくり、インドの重要人物やセレブ達がズラリと並ぶ前で歌う機会を与えられました。当日までずっと、不安と緊張がありましたが、神とマザーテレサのために作詞作曲し捧げた楽曲なのだから、マザーと神のために心から歌おう。神への感謝と地上の人間が一人でも多く、大淘汰の嵐から救われるように。と心から切なる祈りを込めて歌うことができました。そのような経験を通して、わたしは今の人間社会や日本人の生き方に対し問題提起したいのだと思います。わたしは、それを「日本病」と名付けてますが「日本人という集団は、観るべき問題から現実逃避している状態であること」を日本人ひとりひとりが自覚することだと思います。そして宗教的信仰ではなく、ひとりひとりが神、天、宇宙の大元と繋がること。天、神、真我、聖なる人になること。キリストやブッダだけではなく人間誰もが本来は大天才と思います。

シンプルに「はこぶねコミュニティ」でしたいことは2つだけです。宗教的表現なので宗教と誤解しないでほしいのですが、一つは、天の国、地上天国を創りたいんです。表現を変えれば「人間が人間らしく生きられる社会を創る」ことです。二つ目は資本主義の支配(お金の奴隷)からの自由解放です。この二つは「日本病」ではない、本来の日本人ならできると思っています。

記者:とても共感します。2017年のダボス会議で世界の資本家上位8名が下から半分にあたる36億人の資産と同等であると報告発表しています。
公式的に発表された8名以上に莫大な富を持つ人たちもいると思いますが、そのような人たちの意識を変化させるにはどうしたらよいのでしょう?

坂ノ上:いい質問ですね。古代、植物や動物を大量消費していた大きな恐竜が環境の変化と共に絶滅していったように、一人一人の意識次元が変われば、今の時代の恐竜のような大量消費をする国際金融支配者のような利己意識は存在しなくなると思います。今からは一人一人が意識の次元を高めていくことがとても重要と思います。

記者:坂の上さんのお話しを聞きながら、今の日本に対する切迫感と未来へのワクワク感を同時に持つことができました。本日は貴重なお話をどうもありがとうございました。

坂の上 零さんの活動内容の詳細情報はこちら 
Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=100009126998128
公式ブログ:http://reisakanoue.blog.jp/
はこぶね屋コミュニティ:https://www.hakobune.co/
まもる会:https://www.mamorukaisakanoue.com/?fbclid=IwAR2wj6eg1Jq_35jit3P_7o7HWZ-79X72eL0IMM85sjvp6sqB2cVmv01d_cg 

著書: 死に至る病い『日本病』~集団ふわふわゾンビ化の超感染力!~
       『日本病脱却マニュアル』   
       『天使になった大統領』計8巻(4巻まで出版済)

【編集後記】
今回、インタビュー記者を担当した三浦健・洋子です。自分に正直な生き方をされている零さんの言葉の奥にある「真実を求める深い愛、涙、勇気、熱情」をとても感じました。今の日本にとても必要なメッセージを発信し続けている零さんをこれからも応援しながら、私たちも共に「自信感と勇気が溢れる和の国、日本」へ目覚めさせていきたいと思います。

この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています

https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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