「台湾のロストフラワーをなくしたい、日本文化を伝えていきたい」~台湾に花革命を起こす 玉屋花苑有限公司代表 RYUさん~

【ストーリー概要】

日本人として数少ない台湾でお花屋さんを経営されている、玉屋花苑有限公司代表のRYUさんにお話を伺いました。

「台湾で自分が貢献できることは、ロストフラワー(市場や生産者で廃棄される花)をなくすこと、そして台湾と日本の花文化の違いを取り入れながら日本文化を発信していきたい」と仰るRYUさん。

そこには生け花やフラワーデザインを通して感じてきた生の花の生命力、活力といった生の花の良さを、文化的に触れることが少ない台湾の方々に伝えたい純粋な思いがありました。
また、祖父の勧めがきっかけでオランダ、オーストリアへ花屋の研修に行き、日本では当たり前の生け花が海外では珍しく、日本の良さを伝えていきたいと思うようになったそうです。

前職の公務員時代から台湾に縁があり、花屋を始める前は桃園市政府の管轄で生け花やフラワーアレンジを教えていました。起業後、コロナ禍の中でお客様とコンタクトをとるためにどうしたらいいかと考え、現在ではSNSに力を入れ、オンラインショップでの販売やYouTubeでの花の手入れの説明、オンラインレッスンで生け花の教室などを行っています。それ以外にも、遠くてなかなか足を運ぶことができない花の市場の情報等もSNSを通して一般消費者に伝えるというRYUさんならではの活動もされています。

「海外にきて自分に対するストレスが変わりました。周りから反対され、心配されて踏みとどまることもありましたが、本当にやりたいことがあって、それで生きていく覚悟があれば、進んでいった方がいい。」
RYUさん自身の信念や経験から発せられる一言一言に、道を切り拓く精神性の強さを感じました。

ぜひ多くの方にこの想いや発信に出会っていただきたいです。
RYUさんの今後のご活躍を楽しみにしています。

【プロフィール】
小さい頃から画家の祖母の影響で芸術に触れる。盆栽やガーデニングを趣味として育ち、15歳でいけばな草月流入門。その後、師範の資格を取得し花屋で働きながら自らのフラワーデザイン活動を行う。
公務員として台湾のインバウンド施策に従事した後、台湾の文化に魅かれ、台湾でのフラワーデザイン活動、台湾の花文化および日本文化の普及活動を行うため拠点を台湾に移動。
2021年4月に玉屋花苑をオープン。

【SNSリンク】
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