日本のために発信し続ける 歴史ナビゲーター 井上政典さん

人のため、日本のために発信し続ける井上政典さん。生命保険会社のサラリーマンから一転して歴史ナビゲーターとして活躍されている背景には、自分の使命を見つけるに至った深い覚悟がありました。そんな井上さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地   福岡県
活動地域   福岡県を中心に、講演活動はどこへでも
経歴   
1981年 明治生命保険相互会社入社
2004年 同社退職。帰郷。
2011年  九州歴史観光戦略研究所を立ち上げ、独立する。
2017年 8月31日 オッショイ!『福岡の神社面白い』を出版
2018年 6月10日 漫画『博多の恩人聖一国師と博多祇園山笠』出版
             9月25日 台湾大学校内の施設にて田母神閣下、香田提督、エルド
リッヂ博士、台湾元国防大臣 蔡明憲氏らとパネルディスカッションのコーディネーターを務める。
現在、各ロータリー・ライオンズクラブ・公民館・学校で主に歴史の講演実施。
現在の職業および活動   作家・講演・社員研修・コーディネーター
座右の銘 一即多多即一

正しい日本を取り戻したい

Q:どのような志をお持ちですか?

井上 政典さん(以下、井上   敬称略) :  私は正しい日本を取り戻したいです。日本はこれからの時代の国家の規範になると思っています。

   日本は目に見えないものを察知できる力があります。かつて日本人が嫌気性菌を発見できたのも、目に見えないものを信じることができたからです。一方、アメリカを代表とする西洋は目に見えるものしか信じることができません。キリストの復活も、日本人の私は精神が復活することかと思いましたが、アメリカ人は肉体が復活することだと言い切ります。この違いはとても大きいものです。

   この日本の見方は、八百万の神々に繋がります。目には見えないが、全てに神が宿っているということです。「神」とは「みこと」=「命」のことです。例えば椅子には椅子の神が宿っており、命があると日本では見ます。私が座ることで椅子は使命を果たせていますが、椅子の上に立ってしまうと椅子の使命を果たせていません。このようにその使命に沿って使わないことを「勿体無い」と言います。本来食すべき食べ物を捨ててしまう感覚です。

   日本が精神の力を信ずるならば、日本以外は物の力を信じていると言えます。日本の精神の力は素晴らしいですが、今のままの日本では使命を果たすに至りません。精神の力の元で、物の力をコントロールできる日本になることが必要です。

    そのためには、一人ひとりが誇りを取り戻すことです。私は郷土の本当の歴史をお伝えすることで、郷土に対する誇り、ひいては自分に対する誇りを取り戻す案内をしています。人間は自分やその組織に誇りを持てるようになると、その一員で良かったという感謝の心が湧いてきます。感謝の心は「自分に何ができるのだろうか?」と問いを生み、その問いから来る行動は自然と世のため人のためとなります。聖徳太子が17条憲法で説かれている背私向公で周りのために行動していると、必ず自分に返ってくるのです。こうしてお互いがお互いのためにあることで、自然と良い日本がつくられていくと信じています。

本の出版

Q:「正しい日本を取り戻したい」という志へ向けて、どのような目標や計画をお持ちですか?

井上 :  私は執筆、講演活動を通して、世の中の知識や本からではわからない本当の日本をお伝えして、日本再生を成し得ようとしています。今までに本は二冊書き、二冊目は読み手が分かりやすいように漫画家さんとタッグを組んで漫画にしました。そして本を制作するために集めたお金で、この本を福岡の全小中学校に寄付しました。

   これから三冊目に取りかかります。三冊目も漫画で描きたいと思っています。そして今度は小中学校だけでなく高校の図書館にも寄付したいと思っています。

発信し続けること

Q:その志や目標、計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?

井上 :  日本のために本当のことをお伝えするのが私の使命なので、2011年からずっとブログを続けています。

   学んだことをお伝えするのは純粋に楽しいです。書くことで考えが凝縮し、自分の知識として身につきますし、ファンの方や反対意見の方からの反応で、新しい気づきが生まれます。

   それを繰り返していると、ある時、全く関係ない知識Aと知識Bが繋がることがあり、そこから新説が生まれます。仮説を立てて発信していると、さらに新しい知識や詳しい人に出会ったりします。これを極めていくと雑学が定説を覆すことがあります。こうした発見があるので、発信することはやるほどに面白くなっていきます。

本質を見抜く力がある

Q:「正しい日本を取り戻したい」という志を持ったきっかけは何ですか?そこにはどのような発見や出会いがありましたか?

井上 :  私は基本的に本に書いてあることは疑ってかかります。同じ出来事でも人の見方によって解析が全く変わってくるからです。例えば、私は学生時代にアメリカ人の宣教師から英語で聖書を学びましたが、日本の牧師とアメリカの牧師では神の概念が違うことを発見しました。多くの人たちはこのことを知りません。又、歴史を見る時には軍事を抜いては語れませんが、歴史書には軍事的見地から書かれていません。私は軍事にちょっと詳しいので、歴史家とはかなり見方が違います。

   私は信頼する人たちからのお話を第一に大切にします。その方たちからお聞きしたことを元に現場に行き、実際にどうなのか確認します。現地の人の話、資料などを調べて検証していきます。

   問題の原因が何なのかを常に考え、背景、理由を追求し続けることで、本質を見抜く力が備わってくるのです。

何にもなれない自分に気づいた

Q:「本質を見抜く力がある」という発見の背景には、何があったのですか?

井上 :  私は生命保険会社で全国を飛び回っていました。成績は良かったですが、意見の対立があり、北海道へ飛ばされました。その時に北海道の雪が積もったどこまでも真っ白な大地と青い空の狭間にいると「自分は何をやっているのだろう」と疑問に思い、数字を毎日追いかけていることがバカみたいに思えたのです。その時、仕事はもう辞めようと思いました。

   会社を辞めてから、中小企業の社長たちと接することが増えましたが、彼らは仕事に対する向き合い方が違うことに気づきました。大会社の役員の代わりはいくらでもいますが、彼らの代わりはおらず、社員のために必死です。代わりがきくような役割は、もう私が行きたい道ではありませんでしたが、次の道が見えず、いるかいないのかもわからない、何にもなれない状態が続きました。その自分は止めたい、自分の使命を見つけたいと思って、引かない覚悟を決めました。

   その時、沖ノ島に行く機会がありました。沖ノ島は素晴らしく、次はあの人を連れて来たいと、お世話になっている幾人かの顔が思い浮かびました。その時、自分の使命は、ナビゲーターであり、そして次には審神者(さにわ)であることに気づきました。審神者は、依り代となった女性の言葉が、神の言葉か、獣の言葉かを見分けて判断する男性のことです。審神者として本当のことを見極め、正しい知識、正しい日本を伝えていくことが私の使命であることがわかったのです。

   自分の使命がわかってからは、忖度せずどんな場面、どんな相手でも堂々と言うべきことを言うようになりました。そして自分のためではなく日本のために行動するようになりました。そんな私の姿勢を見て、だんだんと周りの人たちも私のことを信用してくれるようになっていったのです。その蓄積が今の人脈となり、私自身は何も持っていませんが、多くの助力をいただいています。

   私は学生時代にアメリカ人の高潔な宣教師の方々と出会い、とても良い人たちに恵まれました。聖書も学び、キリスト教の洗礼を受けても良いと思っていたくらいですが、今一つ踏み出せませんでした。今考えるとそれにちゃんと意味があったと思います。そんな私だからこそ、日本の素晴らしさをより一層感じます。これからも人のため、日本のために本当のことを発信し続けていきます。

今の日本を生きる読者へ向けて一言メッセージをお願いします

井上 :  皆、精一杯生きている、それで十分だと思います。けれどもし自分の志を見つけたいけれど見つけられない人は、自分のことを一番愛してくれている人を喜ばせてあげてください。その人を喜ばせることができなくて、自分が生きる道は始まらないと思います。

記者 :  どこまでも背私向公で発信され続ける姿勢の背景には、審神者としての自らの使命との出会いがあったのですね。誇りを取り戻し、感謝の心に満ちた日本の姿が目に浮かぶようでした!
本日は貴重なお話をありがとうございました。

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【編集後記】
今回、インタビューをした小水です。
西洋のことも東洋のことも理解し、現場と繋がった幅広い知識をお持ちの井上さんのお話は、本の中からは知り得ないことがたくさんあり、とてもワクワクしました。何よりも、どんな批判や誤解があっても日本のためならば一歩も引かない勇気や、自らの使命を全うしようとする姿勢は、まさしく日本の深い精神性が体現化したように感じました。
今後も井上さんの益々のご活躍を応援しています!

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