世代を越える交流で家族の絆を深める 福岡アンパンマンこどもミュージアム 館長 金森研次さん

長年、報道関係の営業を続け、辞令により福岡アンパンマンこどもミュージアムに着任した金森さんにお話を伺いました!

プロフィール
出身地:
 福岡市
活動地域:北部九州
現在の職業および活動:福岡アンパンマンこどもミュージアム館長

「子ども達の喜ぶ顔が直接見れる仕事」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

金森研次さん(以下、金森) アンパンマンの放映がはじまってから、今年で31年目になります。今のお母さん、お父さん世代も子供のころ、アンパンマンを見ており、自分の子ども達にも見せてあげたいと盛り上がっています。今のお母さんやお父さんがおばあちゃん、おじいちゃんになり、子どもが親になり、孫ができて3世代でアンパンマンを楽しめたら盛り上がると思うんです。今の時代的にも家族の絆を大事にしたいと思う方々も増えているように感じ、世代を越えて家族での交流を楽しんでもらえる場所になっていったらなと思います。
全国では仙台、横浜、名古屋、神戸、福岡の5館あり、毎日、成功した点・改善点など連携し、どうしたらより来場者様に喜んでもらえるのかを常々追求していますね。これを積み重ねて5年後、10年後には子ども達を喜ばせるということに関して、今以上に進化させていきたいと思っています。

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

金森 2019年3月15日から、新たに「バイキンひみつ基地」をオープンさせました。仙台、神戸に続き、さらに進化させた内容になっています。それをより、子ども達に安全に楽しんでもらえるように運営していきたいです。
さらに6月には水遊びなども考えており、秋にはSLを走らせる企画も考えています。このSLを走らせる企画は今年で3年目になるので、またルートを変えたりなど試行錯誤したいと考えています。
子ども達の喜んでいる顔を直接見れる仕事でもあるので、喜んだ子ども達の顔が増えるような場を提供していきたいです。

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

金森 当館の企画・運営などしています。アンパンマンこどもミュージアムという名前にも意味があり、アンパンマンの世界の中でこどもが遊んでいる姿をご両親が見て楽しむというのもあり、アンパンマンの世界観と遊びに来てくださるお子様方がいて、はじめてミュージアムになれます。なので来ていただくご家族に喜んでもらえるための追求はもちろん、アンパンマンの世界観を壊さずに、どう楽しさを提供するのかを大事にしています。
あとはアンパンマンの世界観を大事にしながら安心安全第一にお客様が気持ちよく過ごせるようにスタッフ一同、気にかけています。
あとは公平さを大事にしており、お客様が順番に並ぶのも公平にできるように、エレベーターの後ろ側にいる人を優先的に館内に案内したりなど、待ち時間などに不公平さがでないようにしています。

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

金森 アンパンマンこどもミュージアムを運営しているのが日テレ系の会社であり、私はその日テレ系の会社に勤務し、テレビ関連の営業経験も長くしていました。番組作成や企画などを携わっている中で、コマーシャルの作成も手がけていたのでスポンサーの方にどう喜んでいただくかは常に大事にしていましたね。辞令により、今の館長というポジションに着任させていただきましたが、現在、対象は変わっても基本的に人にどう喜ばれるのかはずっと大事にはしていましたね。相手の立場になって、相手は何を大事にしているのかを考えるようにしています。

この仕事をさせていただくとテレビ業界で働いていたとき以上に、お客様が喜んでいるお顔がダイレクトに見れるので、今後もずっと喜んでもいただけるように努力したいと感じました。

Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

金森 学生時代から報道関係の仕事に就きたいとは思っていました。僕らが学生の頃は、テレビの成長と共に経済が成長をしたような時代でしたね。高度成長経済機でもあり、右肩上がりの日本がありました。さらに大阪万博もあり、人類の進歩と調和がテーマで、テレビも白黒からカラーテレビがでるなど、日本や世界の発展がとても目覚ましく感じていました。その時代に生まれたからこそ、テレビというものには興味を持ちましたし、映像と言葉で伝えていきたいと思ったのがありました。
現代はSNSの発展もあり、昔のように見せ方だけではなく、実際に本当にいいものではないと続かない時代でもあるかと思います。本当に心からお客様に楽しんでもらうことを真剣に考える必要はあると思っているので、やなせ先生の世界観も大事に進化をし続けていきたいと思っています。

記者 直接、反応が目に見えるのはとても楽しそうですね。でもそこに甘んじず成長し続け挑戦し続けているスタッフの方々の心を感じました。本日は貴重なお話を、ありがとうございます。

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【編集後記】
今回、インタビューを担当させていただいた清水、丸山です。

幼い頃、よく見ていたアンパンマンの世界が広がるミュージアムはとてもワクワクしました。そしてその場を提供している金森さんはじめ、スタッフの方々の努力が積み重なって、このアンパンマンこどもミュージアムがあるのだと思いました。
この度は貴重なお話を、ありがとうございます。

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