自分らしさを見つける スタディオ パラディソ代表 森山暎子さん

福岡で33年間続くフィットネスクラブ パラディソを立ち上げられた森山暎子さん。パラディソに通う生徒さんからはインストラクターとして独立していく方も多くいます。日本人初のアメリカフィットネス協会(AFAA)の公認インストラクターでもある森山さんがどんな経緯を辿って今にたどり着いたのか、お話を伺いました!

森山さんのプロフィール
出身地:
福岡市
活動地域:主に福岡です。
経歴:1981年 大学時代にエアロビックダンスインストラクターとなる。83年起業し、会員制フィットスタジオを開設し現在に至る。2009年九州大学大学院に入学し、10分ランチフィットネス®を考案。これまで指導者育成や研修講師として官公庁や企業に2000本以上のレクチャーを行う。
現在の職業および活動:感性と科学性を融合プログラム、「パラディソ体操®︎」と、10分ランチフィットネス®︎を使った「アクティブレスト」の開発・人材育成・サービス提供を通して、チャーミングな地域社会の創造を目的にチームで活動中。
有限会社スタディオパラディソ代表取締役
一般社団法人10分ランチフィットネス協会代表理事
公益社団法人 日本フィットネス協会理事
福岡大学スポーツ科学部非常勤講師
座右の銘:「継続は力なり」 「心に太陽を、くちびるに歌を」

「自分に嘘をつかないこと」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

森山暎子さん(以下、森山) このスタジオも33年間続いています。またこれからも活動をして50年目までは続けたいですね。このスタジオの運営以外に一般社団法人10分ランチフィットネス協会というのを立ち上げ、10分間のフォットネスを企業に取り入れていただいていますが、体を動かす価値を改めて考え、楽しく気負わずに実行する人が増えたらと思います。その人の夢や希望を運ぶ器と体が、その人らしく整っていけるように準備をすることが、健康づくりで、それをサポートして行きたいです。
今はパラディソフィットネスに関わった生徒さんでもインストラクターとしで活躍ができるような独立の支援もしています。このフィットネスに関わることで自分が気づかなかった、自分の良さに多くの人が気が付いていくようになったらいいなと思います。

 

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

森山 運動指導の方法を、パーソナルとグループに分けるとしたら、私の得意分野は後者になります。グループフィットネスとして、エアロビックダンスを基本に編集した、オリジナルの「パラディソ体操®」と「10分ランチフィットネス®」のプログラムを、人生100年時代、健康寿命の延伸といった社会の要望に貢献できるよう、指導者の育成と、それを運用する仕組みづくりを構築しています。

 

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

森山 96歳を筆頭に、パラディソの会員の方々には、朗らかにウエルエイジングを創造するという理念をもとに、週に1回のレッスンは、日常生活が、チャーミングで快適であるように、自律的に体の動かし方ができるようなお稽古をする場とお互いのコミュニケーションが取れる場づくりを目指して活動しています。
一方、健康経営を推進する企業に、10分ランチフィットネス®を行う、「アクティブレスト=積極的休養」のサービスの提供に力を入れています。これは、職場のコミュニケーション・生産性・活力の向上に寄与するというアメリカの産業医学誌に掲載のエビデンスを出しました。
どちらも、健康寿命延伸のための、その人らしくフィットする幸せな人生を送るために、フィットネスという手段を通して、環境づくりをお手伝いをする活動ということになるでしょうか。

 

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

森山 もともとエアロビをはじめたのは、大学時代のバイト先の喫茶店にきていた女性がとてもオシャレでカッコよかったんです。その女性がダンスをしていて、教えてくれるというのでジャズダンスをはじめ、その後、その女性からエアロビを教えてもらったのがエアロビとの出会いです。そこから、エアロビを学んでいく中で、NASAの軍医をしていたアメリカ人のクーパー氏の本と出会いました。その本で書いてあったのは、その当時のアメリカが抱える生活習慣病とメンタル失調者の増加に、ますます運動の必要性でした。アメリカで起こっていることは、何年後かの日本でもあると目に見え、まだまだ当時は健康づくりが今ほど重要視されることはありませんでしたが、これからあえてお金を払ってフィットネスをする時代がやってくると感じました。またエアロビをする中で、そこまで激しい運動をしなくても健康でいられる50%運動強度のことを知り、その人個人にあった運動を提供していくことが継続にも繋がることがわかったので、その人がその人らしくウェルエイジング(その人がその人らしく年をとっていくこと)を感じれるような居場所づくりをしたいと思ったのがきっかけです。

Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

森山 私が幼い頃はアメリカの文化がどんどん日本に入ってくる時代でもあり、私もそれに感化され海外に小さい頃から興味がありました。それで英語を学んだり、ピアノをはじめていました。そこで教えてくれた先生方も個性的で今でいう個人事業主になると思いますが、当時では会社員になるのが当たり前の時代、珍しかったと思います。その先生方の個性の影響もありますし、その学ぶチャンスをくれた両親にも感謝しています。私の実家は農家でもあり、当時は近所の方々との交流が盛んで、私は両親以外にも多くの大人たちと関わり、育ててもらいました。たくさんの方と関わることや、英語やピアノなどやりたいことにチャレンジさせてもらったことが、自分らしく生きるとは、と考えるきっかけにもなったかと思います。
自分らしく生きるを考えるので、自然と他の人に対しても、その人がその人らしく生きられるようにと考えるようになったかと思います。

記者 お話をしてる中で、壁がなく分け隔てなく話してくれている感じがとても印象的で、私も話していてとても元気をもらいました!本日は貴重なお話、ありがとうございます!

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森山さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●PARADISO[パラディソ]:https://paradiso.ne.jp/

●一般社団法人10分ランチフィットネス協会:https://10mlf.paradiso.ne.jp/

●森山暎子さんFacebook:https://www.facebook.com/hideko.moriyama.9

【編集後記】
今回、インタビューを担当させていただいた清水です。
お話をする中で、とてもハツラツとさせて私も元気をもらいまいた!まだまだ健康などが注目される前から、時代を先読みして子育てと今の事業を両立して継続して来られた森山さん。多くの女性のモデルになるなと感じました。
これからの活躍も楽しみにしています!
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