住環境を整えることを通して、みんなの笑顔を広げていく ”心幸恵子(Coco)さん”

幼い頃から片付けをするのが大好き。住環境を改善していくことで、人々の心を元気に幸せな方向へと導く「心幸恵子(ここけいこ)さん」からお話を伺いました。

Cocoさんプロフィール
出身地:福岡県
活動地域:福岡、東京
経歴:結婚後、双子の出産を経て、専業主婦になる。その後不動産会社へ就職。顧客の相談に乗る中で、幼い頃から大好きだった、空間の整理を職業とするべく独立。
現在の職業および活動:心と空間を美しく整えるハウスアドバイザー。宅地建物取引士。宅建合格家庭教師。
座右の銘:人事を尽くして天命を待つ

「心の乱れは空間の乱れ」

Q1.Cocoさんが思い描く、これからの夢・ビジョンを教えてください。

心幸恵子さん(以下、Coco):片付けを楽しくすることができる、お片付けソング「CoCoCheckマーチ」を作り、YouTube動画としてアップしたり、DVDにもしました。日本中、そして世界中にこのCoCoCheckマーチが広がって、空間と心がきれいに整い、みんなの笑顔が広がっていくことが夢です。

心の乱れは空間の乱れだとよく言います。消防士の方に聞くと、火事の現場となる部屋は足の踏み場もないくらい散らかっていることが多いそうです。また、理学療法士の方に聞くと、身辺整理がきちんとされている方から早く退院されていくそうです。そのような事例を様々な業種の方から聞きます。

取り組んでいる活動はたくさんありますが、中心としている衣・食・住の内「住」からは離れることなく、「住環境を整えることで社会貢献をする」ことを理念としています。

今、自殺がとても多いと聞きます。生きていれば楽しいことも必ずありますので、未来がある子供たちの自殺を食い止めたいです。世界を見渡せば、日本よりも経済的に貧しい国はたくさんあります。しかし、そのような国の子供たちは自殺することなど考えていません。決して未来を悲観することなく、「医者や先生になって国をより豊かにしたい。」のような意欲に溢れています。彼ら彼女らに比べて、日本の子供たちが自殺を考えていることは本当に悲しいことです。

「人の動きをもとに、空間と存在をコーディネート」

Q2.Cocoさんの夢を具現化するために、どんな目標や計画を立てて、どのような活動をされていますか?

Coco:より多くの人に私のこと、私の活動を知ってもらいたいです。

「できないかも」と思うよりも「できる」と思って、言葉にして取り組むようにしています。有言実行タイプですね。口に出していたら、誰かがキッカケをくれて、応援してくれます。CoCoCheckマーチを出せたのも、口に出していたら、あれよあれよと言う間に出来上がっていました。

活動として特に力を入れているのは、空間の中を美しく整えることです。多くの家の窓を開け、氣の入れ替えをしながら、家の中を片付けていきたいです。心がもやもやしている方は、家の外に出ることを意識しすぎて、家の中のことが見えていません。

ずっと主婦をしてきたので、理論よりも実践をベースとしています。家の中の動線(人の動き)をもとに空間コーディネートを考えています。双子の子育てをしながら家事をしていたので、本当に大変でした。ですから、どうすればより家事の効率がよくなるか、よく考えるようになりました。パン屋さんのレジに行列ができて、パンを運ぶ台車が行列のお客さんを遮って通らないといけない様を見ると、つい「自分だったらどのような動線にするだろう?」と考えてしまいます。

最初に接するお客様の場合、1時間ほどしっかりライフスタイルを聞いたりして、話しながら、その人に合わせた片付け方を考えていきます。実際、個人のお客様の9割が片付けを好きになり、アシスタントスタッフとして登録してくれています。

記者:おー!それはすごいですね!

Coco:ありがとうございます。また、家庭を訪問して相談に乗るときは、必ず子供が家にいるタイミングにしています。そして、最初の30分は必ず子供と話すようにします。

30分ほど話すと打ち解けてきますので「どのおもちゃが好き~?」と子供に聞いて、「このおもちゃ、一番目立つ所に置こうよ!」と言います。そして、置く場所を子供と一緒に決めていきます。例えば棚の上に置くとして、棚が散らかっていると、まず棚を子供と一緒に整理していきます。すると、子供も楽しく片付けをやってくれます。

このように、子供たちの片付けたい意欲を創ってから、片付けを始めるようにしています。

記者:人をやる気にさせることがとてもお上手なのですね。まさにマジックです!

「やらない後悔よりも、やる失敗」

Q3.「空間と心がきれいに整い、みんなの笑顔を広げていく」という夢を持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見があったのですか?

Coco:人生において一貫して、「やらない後悔よりも、やる失敗」を大事にしています。

不動産会社で働いていたとき、休みの日に友人宅の空間コーディネートを手伝っていました。そのことをブログに書いていたら、大阪のお客さんが私の家まで来てくれたのです。その方の相談に乗っていたところ、私が提案した空間コーディネートを気に入ってくれて、「お金払います!」とまで言ってくれたのです。「これでお金が取れるんだ。」という、今まで持っていなかった気づきが生まれ、そのことがキッカケで独立を考えるようになりました。

最終的に独立を決断したのは、不動産会社としてただカギを渡して終わりではなく、家に住んだ後の生活まで見届けたいと思ったからです。

思い返すと、几帳面で片付けが得意な父と、片付けがあまり得意ではない母親に育てられ、私自身は父親に似た几帳面さがあります。父親の車と並列駐車するときも数センチ単位で「右にずらせ」、「左にずらせ」ととても口うるさいのです。父親は元々、工場の整備をする仕事をしていて、整理整頓にとても細かい人でした。60歳で定年のときにも会社に引き留められて、70歳まで働きました。そのような両親を持ったからこそ、片付けが好きな人の気持ちも、片付けられない人の気持ちもよく理解することができます。

「心と空間は分離できない」

Q4.「やらない後悔よりもやる失敗」が大事だと気づくことができた背景には、何があったのですか?

Coco:自分自身の「心」を大事にしていたからこそであり、さらに自分自身の心と、自分の周りの空間は分離できないものだと認識できたからです。

家の中での行動において、歩数が一歩でも多くなるだけで、家事の作業効率は悪くなります。夫婦仲が悪かったり、親子関係がギクシャクしていると、実は空間の動線が悪かったりします。空間は人間関係にまで影響を及ぼしているわけです。

心と空間が分離できないと認識できたことによって、心が空間に、空間が心に相互に影響を及ぼし合うことに気づくことができました。

記者:以上でインタビューは終了です。

「心の乱れと空間の乱れ」が同じであることに、感覚的に気づかれていたわけですね。まさに天職でもある空間コーディネートを、心から楽しみ、お仕事をされていることがお話伺う中で、情熱とエネルギーで伝わってきました。

本日はありがとうございました!

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【編集後記】インタビューの記者を担当した吉田&原田です。

衣・食・住のうち、「住」の部分を中心軸にしながら様々な活動をされているCocoさん。空間と心を分離せず一体としてみることができる認識センスにとても感動しました。

今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

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