人生、常にプラスαの革新派 ”旅ノマド Abroader(アブローダー)さん”
日本と海外を行ったりきたりしながら、場所を選ばない自由な働き方をしている“Abroaderさん”からお話を伺いました。
Abroaderさんプロフィール
活動地域:福岡県、海外各都市
経歴:大学卒業後、銀行に就職。退職し独立。フリーランス10ヶ月目に月収400万円超となり、株式会社を設立。
現在の職業および活動:毎月、日本と海外を行き来する旅ノマド。仕事の90%をスマホでしている。旅と仕事の役立つ情報を配信中。
座右の銘:「人生を楽しむ」
「ネット上で完結する仕事」
Q1.アブさんはどのような活動指針で、どのような活動をされているのでしょうか?
Abroaderさん(以下、アブ):Web制作やライティングを行っています。そこで得た利益を別事業へ投資しています。
別事業としては、ミリタリーグッズの輸入販売、モデル事務所でモデルとカメラマンとのマッチング、シェアハウス運営などです。バラバラなものばかりに見えますが、共通点としては、全てをインターネット上で完結する、働く場所を選ばない事業だという点です。
記者:共通点が無さそうな仕事のように見えて、実は一貫性があるのですね。
「日本と海外の多拠点生活」
Q2.Abroaderさんが思い描くこれからの夢・ビジョンを教えてください。
アブ:自分が住みたいと感じる都市を探し、多拠点生活を行うことです。季節ごとに過ごしやすい土地へ拠点を変えていきたいです。
拠点の候補として挙がっているのが、タイのバンコク、ベトナムのハノイ、あとはヨーロッパのポーランド、ウクライナですね。東ヨーロッパは物価が安いので魅力的です。
大好きな旅をしながら仕事も遊びもできたら良いと思います。世界一周旅行に行く多くの人達は消費型です。例えば200万円というお金を元手に世界一周をする人達は、予算を消費するだけの旅で、贅沢ができません。旅をしながら仕事をして収入があればよいと思って、今の「インターネット上で完結する仕事」というスタイルを取っています。理想はスマホ1台で100%仕事を完結させることです。
散歩が好きで、海外に行っても散歩したり、カフェに行ったりします。日本だと、国内で行ったことが無い場所だとしても、ある程度どのようなカフェや街並みか想像できてしまいます。想像できるようなところではなく、想像を超えるような、変なところに行きたいですね。革新的なことをするのが好きです。
記者:常に新しいものと出会い続けたいという、意志の強さを感じます。仕事を基準に、やりたいことを合わせるのではなく、やりたいことを基準にして仕事のスタイルを合わせているわけですね。
「生活拠点を探す旅」
Q3.アブさんは夢を実現するために、どのような目標や計画を立てていますか?
アブ:多拠点生活を行う、候補となる拠点を探す旅をしています。毎月1回は海外へ行き、10~15日ほど生活しています。
最近はフィリピンに行こうとしています。セブ島の留学プログラムでインフルエンサー枠があります。一定のPV数、フォロワー数以上の人を無料で招待するプログラムです。今、そこに参加しようと注力しています。海外のYouTubeノウハウの方が日本よりも進んでいるので、セブ島で英語の力を伸ばし、海外からも情報収集していきたいです。
記者:生活拠点を探すためにいろいろな国に行かれているのですね。これほど気軽な感覚で海外へ行く方と初めてお会いしたので、とても斬新です!
「刺激を得続けられる居場所」
Q4.アブさんが「多拠点生活をする」という夢を持ったきっかけは何ですか?
アブ:刺激を得続けることができる居場所を見つけたことですね。
きっかけとなったのは、銀行員として働きだして2日目のことでした。新入社員研修で、役員の話を聞いた感想文を書くことになりました。「箇条書きの方がポイントを押さえられるので効率的だろう。」と思って、箇条書きで書いたのです。
すると、いきなり人事から呼び出しをくらい、とても怒られました。「感想文を箇条書きで書くとはどういうことか!」と言われたのです。人事の価値観からすると、感想文を箇条書きするなど、あり得ないことだったのでしょう。
その瞬間、「これが保守であり、日本の会社か。自分はもっと新しい世界に出会いたい!」と気づき、銀行を辞めることを決意しました。それから2年間、働きながら知識、経験を蓄積して、銀行を辞めました。銀行の外にはいくらでも刺激を得続けられる居場所があったのです。それが私にとっての”旅ノマド”でした。
記者:銀行に入って2日で辞める決断をする、その意思決定スピードに驚きました!
「頑張っても評価されない自己を認識」
Q5.「刺激を得続ける居場所を見つけた!」と気づくことができた背景には、何があったのですか?
アブ:「この場所でいくら頑張っても評価されない人間なんだ!」という自己を認識したことですね。
私は体質的に睡眠が浅いため、仕事中に寝てしまうことがよくありました。世間的な価値観からすると、”仕事中に寝る=駄目な人間”の烙印を押されてしまいます。この状況を打破して評価されるためには、物事の本質を観てより効率的になる必要がありました。銀行で前年比2倍の融資額を達成したとしても、そこで寝てしまうことで支店長からの評価も二分してしまいます。良く評価してくれた支店長が代わって、評価が悪くなることもありました。
箇条書きの感想文を書いて人事に怒られた瞬間、日本の社会に染まって上司の顔色を伺いながら仕事をする”保守的な自分”よりも、スマホ1台で仕事をする先進的な働き方をする”革新的な自分”の方が、自分に合っていると気づきました。この気づきが多拠点生活という今の夢に繋がっています。
最後にこの記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
アブ:やりたいことに愚直に取り組めば、何かが見えてくると思います。
私はいつも実験をしている感覚で何事にも取り組んでいます。失敗はネタにできますし、失敗を誰かに伝えることで共感が生まれます。
記者:以上でインタビューは終了です。
海外での多拠点生活という、目を引きやすい夢ではありますが、その背景にあるアブさんの悔しさ、涙を感じました。
本日は貴重なお話、ありがとうございました!
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【編集後記】インタビューの記者を担当した吉田&大野です。
”保守のアブさん”と”革新のアブさん”、どちらにもなれる”間”に心を置いたからこそ、どちらにもなれる、可能性そのものの”本物のアブさん”と出会えたのでしょう。
今後の更なるご活躍を楽しみにしています。