「夢を語れ!」若者に使命を伝えるラーメン屋さん”中村吏希さん”

「私は何事も楽しみ、周りにポジティブな影響を与えている人間です」という契約を自分に課し、同世代に【いい影響を与える】という使命を発信し続けている中村吏希さんにインタビューをさせて頂きました。

中村吏希さんプロフィール
出身地 :京都府
活動地域 :札幌
経歴: 高校卒業後 建築会社に就職。 海外部署に所属 。
夢を語れ創設者西岡さんと出会い退社。2018年9月から大分県別府市でラーメン修行開始。9ヶ月の修行を期間を終えて2019年11月、北海道札幌市で独立
現在の職業及び活動:夢を語れるラーメン屋を経営
〝同世代に使命を与える〟をモットーにお店を通じで日々夢を語れる人を輩出している 

吹雪の中でも行列の出来る人気ラーメン屋を3年で閉店する理由とは?


Q1.:中村さんの夢とは何ですか?

中村吏希さん(以下、中村):2023年11月27日にニュージーランドに夢を語れるようにするラーメン屋のお店を作ることです。今経営している夢を語るラーメン屋の店は、2022年11月27日(土)閉店日と決めているので、ちょうどその1年後ですね。

記者:え?なぜ行列ができるぐらい人気のラーメン屋さんなのに3年間で辞めてしまうんですか?

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(雪が降る中、行列が並ぶ「夢を語れ」のラーメン屋さん。)  

中村:夢を語れというプロジェクトは本当にやりたいことが見つけるという目的があるので3年でお店を閉めて、海外にお店を出すということをしているんです。 

僕は最初から海外にお店を出すのが先だったんですけど、ほとんどの人がお店を閉めた後は、夢を語れというラーメン屋をやらなんじゃないですかね。
ラーメン屋じゃなくても、それぞれの分野で違った形で、夢を語れる場所を提供していくんじゃないかなと思います。 

記者:そこまで考えて取り組んでいるプロジェクトなんですね。ニュージーランドでは、ラーメン屋さんじゃなくて夢を語る場所を作りたいということなんですね。 

中村:はい。もしかしたら僕もラーメン屋じゃないかもしれないし、目標を立てておくことによって次のアイデアが浮かんでくるので目標を立てているのもありますね。
それと僕の目的は、夢を語れるポジティブな若い世代の人たちを作っていくことなので途中の夢の変更はいつでもありなんですね。 

記者:その柔軟性はいいですね。いつでも夢を変えられるという柔軟性はとてもいいですね。 

中村:はい。「何々しなければならない」という義務感が生まれるのは良くないと思うので、世の中から義務をなくして行きたいですね。

記者:大きな目標である使命がしっかりしているから、夢の変更はいつでもありなんですね。 【北海道初出店!】夢を語れるラーメン屋「夢を語れ札幌」の存続を応援して下さい!! | ACT NOW2019年11月18日、満を持して札幌市東区に夢を語れるラーメン屋をオープンさせました。おかげさまでオープン初日から大盛況actnow.jp

(夢を語れるラーメン屋として資金0で、127万円のクラウドファンディングに成功し夢を実現したサイト)

限られた時間の中でするべき勝負ポイント

Q2.:その夢の実現のためにやっていることは何ですか?
中村:もちろん、お金の面もあるんですけど、3年で札幌のお店がなくなる限られた時間の中で、どれだけ自分のファンを作ることが出来るか実践しています。

札幌のお店が閉店し、海外に「行ってきます!」と言ったら「行ってらっしゃい!」とちゃんと送り出してくれるような関係性、信頼作りを心がけています。

記者:具体的にファンをどう作っていこうと思っていますか? 

中村:オンラインサロンを3月からやろうと思っています。あとは、僕の元で修行をしているメンバーがいるんですけど、そのメンバーに僕の姿が映るじゃないですか。なので、お店のメンバーが輝いてないと、夢を語るというお店の評価がされない。だから僕のもとで働いている人間をいかに輝かせるか?というのを考えてますね。

お客さんがいきなりお店で働きたい!と言わせるコツがある?

Q3.:では人を輝かせるためにはどんなことをしてますか?

中村:僕は「ポジティブに一歩引く」と言っているんですけど、簡単なことを言うと営業などをメンバーに任せることをしています。 

僕が仕事を全部やってしまった方が早いとは思うんですけど、メンバーの成長がないと思うので、全部任せて考えてもらうことにしています。
基本、自分は人には教えないんですよ。僕の師匠からも教えられたことがなくて自分で学べって言う昭和的な考え方なんです。 

記者:自分が教えるんじゃなくて、背中を見せるって感じなんですね。

中村:はい。どんな心境かは分からないんですけど求人もを出してないのに、今までに10人ぐらいお店で働きたい人がいるんです。僕の働いている姿を見て、ポジティブな空気を吸ってくれて楽しいというのを認識してくれているんじゃないかな、と思います。

記者:実は、自分がこの間、ここのラーメンを食べに行った時にお客さんがいきなり立ち上がり「ここで働きたいです!」と言ってきたのにはビックリしました。

(本当に、求人を出してないのに働きたい人が集まっている現場を見てしまった!)

若者を動かす21世紀型のリーダー像とは?

Q4.:日々、1日で意識していることは何ですか?
中村:
とりあえず自分が楽しむ。それと、常にいかに周りの人を楽しませることができるかを考えています。まだお店がオープンして3ヶ月なので、メンバーとの信頼関係を築くためにも一緒にご飯に行ったりして、その人たちの個性をいかに最大限に発揮できないかな、と考えているんですね。 

いろんなことを教えるリーダー像があると思うんですけど、僕が一番理想なのは、「リーダーが楽しんで何事もやっている」こと。そんな背中を見せることが大事だと思ってるんですね。 

やっぱり、「楽しい」に勝つなんて出来ないですからね。だから僕は全力で楽しむことをしています。 

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(仲間達と全力で楽しむ中村さん)

鳥肌が立つ瞬間、使命(ミッション)に出会える

Q5.:今の活動するようになったきかっけは何ですか?

中村:きっかけは、師匠(西岡 津世志さん)の講演会ですね。

参照:西岡 津世志 夢を語れ創業者
https://twitter.com/yume_tsuyoshi?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

京都で僕は会社員をしていたんですけど、その時に師匠(西岡津世志さん)の公演を聞いたんです。「この社会から自殺をなくすために夢を語る人を増やしたい」というメッセージを語ってました。
そして、「鳥肌が立った時が自分の本当にやりたいこと」ということを聞いた時に「自分はこれがやりたいんやん!」と、まさにその瞬間に鳥肌立ったんです。 

その当時は現場監督やりながら、正直、お金しか追いかけてなく、お金が全てだとしか考えてなかった人間だったんです。いくらお金を稼いだのか?ということで評価される社会しか知らなかったんですね。 

そんな時に、師匠の「これからの時代はお金儲けが評価基準じゃない」ということを講演会で聞き「何の為にお金稼いでいくのかな・・・」と色々と考えていたのもあり、バチっと入ったんですね。

そして、その講演会がきっかけで「あぁ、そう言えば高校時代にサッカーをやっていた仲良かった友人が自殺していたな」と気付けたんですね。 

記者:ある意味、問題意識が生まれた瞬間ですね。 

中村:はい。その時に僕の使命というか、自殺者を減らすのはネガティブな言い方なので、ポジディブに言うと若者を元気にする、同世代を元気にするという使命に出会ったんですね。そのためには僕が一番輝いてないといけないと思っているんです。

常にいろんなチャレンジしている姿を見せることが、同世代に響かせることができるし、それが僕にしか出来ないことだと思っています。 

記者:そんな想いがあったんですね。大きな志を持っている人には必ず涙があるんだな、と改めて思いました。

人生を大きく変化させるキーワードは「0化」(受け入れ方)

Q6.:同じ講演会を聞いても何も感じない人もいるのに、なぜバチッと使命を感じるようになったんですか?

中村:そうですね、僕は、いつも否定から入らないからだと思うんですね。

僕は、基本なんでも受け入れ体制があるんだなと思っています。一回、受けれいて、自分の中で色々と葛藤があった後に、「やっぱり凄いよね!」と受け入れられたから今の自分があると思うんです。それというのも、僕の周りは何を言っても「いいね!」と受け入れる人しかいなくて、母親からも全然否定されたことがなく、応援してくれたというのもありますね。

僕がやることに一切反対されたことがないんですね。 

高校の時に、野球で大学にいくことがほぼ決まっていて、けれども「本気で野球やりたいのかな?」と考えた結果、大学行って野球したくないなと思ったんです。それで大学行くのを辞めました。その後に「就職したいかな?」と思った時に、全然就職したくないなと思ったので、とりあえず海外に行くという漠然とした夢を掲げて、海外に行ったんです。 

そのことを高校時代の監督さんに言った後に、事後報告で親に伝えたんですね。

そしたら、「いいね!」って親に言われたんです。このように親からは一切「何々しなさい」って強制されたことが全くなかったので、いろんなことを自分で考えるようになったのかもしれないですね。

記者:そうですね。逆に何でも否定され続けたら、言っても無理だと思うようになり、諦めの人生になりますよね。

中村:それがまさに子供が夢を持てないということに繋がると思います。僕がこれだけ夢を語り、夢を持てるのは何ですか?と言われると、やっぱり親に受け入れられたからだと思います。常に否定され続けると子供が夢を語れなくなってしまうと思うんです。 

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(受け入れることの大事さを熱く、楽しく語る中村さん)

夢を受け入れる体制にスイッチONラインPROJECT

Q7.:人を受け入れるにはどうしたらいいと思いますか?

中村:夢を語れ、の僕のラーメン屋に通い続けてもらうしかないですね。(笑)
夢を聞いているうちにポジディブになって夢を受け入れるようになると思うんです。最初は一人でお店に来てもいきなり夢は語れないですし、そもそも全く知らない人の夢って聞きたくないじゃないですか。 

最初に言ったオンラインサロンも、まずは夢を受け入れる体制を作っていくコミュニケーションを取る、という目的があるんですね。1回飯食いに行っただけでも、次に誰か知り合いがいたら、その人の夢の話が聞きたくなると思うんですね。 

そこから、この人についていきたいな、とか。何かこの人を見たら元気になるな、とかというのを、僕ら同世代の若い人たちを、僕に携わってくれた人から輩出するっていうのがあります。それが1つの夢を語れの輩出業かもしれないですね。

記者:ありがとうございます。夢を語る輩出業がどんどん広がってくるイメージがきて楽しくなってきました。では、最後に若い人たちにメッセージはありますか?

中村:遠慮なんて必要ない。遠慮しないで、とことん夢を語っていこうというメッセージを伝えたいですね。

記者:ありがとうございました!今後とも夢を語る若者が増えていくことで、若者の自殺率が減少するという課題に自分も改めて向き合っていこうと思いました。それではインタビューは終了させて頂きます。 

中村吏希さんの活動、連絡についてはこちらから↓↓

Twitter:https://mobile.twitter.com/YumekataSapporo

Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=100008029845037

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCAZAn7GR9UFIFhqbDcv-bzQ

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【編集後記】インタビューの記事を担当した中西&菊地です。 

夢を語る人が増えて、そしてお金よりも大事な使命を発見する若者を多く輩出したいという思いが多くの人に伝わり、0円でラーメン屋を開業し、127万円のクラウドファンディングによって成功し、資金立地場所があまり良くない場所でも雪の中で行列ができるラーメン屋さんを作ってしまった。 

そんな若干21歳の青年の背景に一体何があるのか?

それが疑問でしたが、その背景には、仲の良かった友人が自殺したことに対する悔しさなのか?分かりませんが、自分が輝き続けるという選択するという「めちゃくちゃかっこいい」若者としての生き様をみました。

「夢を語る若者が増えることで、最終的には若者の自殺率が減少するというのが大前提というか、根本にあるんで。」という彼の言葉の中に、人間愛を感じたインタビューになりました。 

それと、ここのラーメン屋さんは、夢を語るという想いが溢れているんでしょうか・・・本当に美味しくて、また食べたくなる中毒性のある危険なラーメンでもあるな、と一言添えておきます。

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(酸化しない油を使う秘伝?の技術を駆使しているみたいで、美味しすぎて全部スープを飲み干してしまった。)

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