究極の「負」の感情に出会う喜びをアートに

神様の領域である横笛を森で吹き、絵を描く前に塩で手を清めそして絵を描くことに没入集中するあまり、1日にわずか20分睡眠しかしない。

国際的に貢献した人に贈られる東久邇文化褒章を受理した彼女は、多くの人から絵を海外に売れば「本当に凄いことになる!」と言われたけど、それをやらない謙虚さ、姿勢、態度に感動する。彼女の内面には一体どんなアート魂が内在するのか?

テレビ、雑誌、マスメディアには一切出演しないwhoさんに今回は、特別に貴重なお話を聞かせて頂きました。

プロフィール:オーラアーティスト オーラアートwho。盲導犬、植林 地震の災害など、自分の絵の売り上げの1部を寄付する活動により、東久邇記念賞受賞 東久邇文化褒章受賞する。「知る人ぞ知る」各界の著名人から「あなただけの絵」の依頼を受ける。

Q どんな認識が今の活躍に繋がってますか?

who: 本当は道展とか、東京なら二科展とか、絵を出してみようかなと思ったけど、展示会に出したって人の役に立たないと思ったんですよ。私は思うんですよ。絵が上手な人はいっぱいいるじゃないですか。綺麗な絵はいっぱい売っているじゃないですか。

そうゆうんじゃなくて 傷んでいる木をみたら癒してあげる。形を整えてあげて、緑の色を足してあげるような、そんなイメージで人にもそうしてあげたい。何か貴いもの それを絵に引き出してみたり、嫌な短所と言われるものを個性にしてあげたい。

いろいろな色ですから。嫌な人もいるからいい人もいる。個性としてみてあげれば、たいしたことないんですよ。好き、嫌い、必ずあるけど、それが個性という視点からみたら凄く愛おしいものになりますし。

それに、人間しか声出して笑えないんですよ。

究極の「苦しみ」をアートにする

who: 優しさ、愛おしさだけじゃなく、私はこんな表現の仕方もしてます。それは、大好きな彼に出会って、好きで好きでたまらないピークのときに、

わざと別れる。

記者: 大好きな人なのに、別れる???なぜですか?

who: はい、「何で別れるの?」ってよく言われます。だって 今、別れないとこの悲しみ、苦しみが倍にならないから。

記者: 苦しみが倍?それを意図的にやるということなんですか?

who: そうです。すごくすごく愛して、愛が最高潮の時に、そのタイミングで別れる。ぐぅーっと息もできない食事もできない、落ち込むなんてレベルじゃない究極の負の感情と出会う。 

それを絵にぶつける。

そうゆう絵のかき方もあるんですよ 極端なんですけど。アートには必要なんです。

記者:「 ・・・・・・ 」

ま、漫画の世界とかでは知ってますけど。。。。実際にやっているひとを見るのは初めてです・・・。

who: そうですね。それを理解してくれる人は周りにいなくて。そんな人がいたらいいのかも知れないですね。だから私は、我儘なんですよ。 

大好きで、大好き過ぎるその彼と、わざと別れちゃうんですからね。彼もあたふたして、意味が分らないでしょうね。(笑)

辛いことが起きたときには 神様はあなたは耐えられるから そこの辛さを与えれたのだと思います。

記者: これは究極のアーティストじゃないとやらない世界ですね。

who: 変な人じゃないとできない世界ですし、こういったアートをやってない人は苦しみそのものだから、やらないですよね。

でも、究極の感情をぶつけたい。いいものが出来上がるのが分かるから。よくばりですよね。わがままですよね。 

記者:感情に掴まれるんじゃなくて感情を道具にしているようですね。達観しているし、神かがってますね。

who: はい。辛いことが起きたときには 神様はあなたは耐えられるから その辛さを与えれたのだと思います。神様は、人間に苦しみを与えてくださったとも言えます。

記者: 究極に出会いたい、自分の感情も達観して違う次元に行っちゃってる感じですね?

who: はい。例えば葉っぱは落ちますよね。上にあがったらどうなりますか?とってもきれいですよ めっちゃ綺麗ですよ。葉っぱの星空が。うまくいえないからそうゆう例えしかできませんが。

(※ 絵を描くときは1人1人オーダーメイドなので絵は見せることはできず、サンプル作品として見せてくださった作品)

Q これからの時代はAIとか、人間らしい部分までもが機械化されてくる時代を予見されてますが、そんな中whoさんはどんな美しい時代を作りたいですか?

who:  いろんな面白い考えが あってもいいかなって。私みたいな変な考えの人を分かってくれるじゃないですか。勝手に残してくれますよね。

一般的には人間の機械化などには反対だろうな、と思ったけど私は、別に賛成できますよ。パソコンで技術を使うことで アートの世界でも、かわいい子の絵とか描けるけど、最先端の技術 対象として、古きよきものを伝え残していくこと、魂みたいなことを残すのも大事じゃないですか。

昔のことを持ってきて、伝えて、新しいことを伝えないと未来が来ないじゃないですか。昔のことと今のこと 今の適応とマッチした世の中。

古き良きものと、新しきものと融合して、それを使って何かの形で手助けしていきたいと思います。

記者: まさに古きを知り新しきを知る温故知新ですね。

ありがとうございました。

【編集後記】
インタビューの記者を担当した中西&深瀬です。インタビュー中に、白と黒を含めた虹色のイメージがきてその陰陽もあるけど、まるで太極図そのものみたいな感じがしました。

苦しみ、悲しみを避ける人生観が普通だけど、究極の苦しみ、悲しみも全部、表現することによって、アートにしてしまう。

そんなwhoさんの生きるとは、究極の苦しみを超えたゲーム感覚の境地に行ったときにはじめて、生きる、が浮き彫りになるのを感じました。そんな不思議なまさにアートの世界に引き込まれたインタビューの時間でした。

オーラアートwho

https://www3.hp-ez.com/hp/whokikaku/page8

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