みんなで自転車を楽しみたい 株式会社ジラボ 代表取締役 岩崎正史さん

「自転車が好き」そんな想いで株式会社ジラボを立ち上げた岩崎正史さん。企業理念は、“自転車で楽しく暮らせる社会を創造しよう”。 社名の「ジラボ」はこの頭文字でもある『自(ジ)』『楽(ラ)』『暮(ボ)』からつけました。自転車専門店でもある「正屋」や併設カフェ「5CAFE」も運営し自転車を楽しみたいという想いのある岩崎さんにお話を伺ました!

岩崎さんプロフィール
出身地:
福岡県太宰府市
活動地域:福岡、日本
経歴:27歳の時スポーツバイクショップ正屋を創業、ショップ業務と並行してMTBレース、バイクトライル、シクロクロスなどの自転車競技を主催運営。その後チームダンタクマのレースメカニック、チームトレックのチームマネージャー&メカニックを経験。現在は福岡市南区塩原と東区千早にてスポーツバイクショップ正屋と5CAFEを展開中。
現在の職業及び活動:
株式会社ジラボ 代表取締役
スポーツサイクルの販売、修理、カスタム、サイクルツアー、自転車レンタル、カフェ事業、
座右の銘:「動機は不純な方がいい」「事上磨錬」

「ここが大人の秘密基地」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

岩崎正史さん(以下、岩崎) 1人でも多くの人に自転車に乗る楽しさを広げていきたいです。僕自身もヒッチハイクをしたり、旅をしてみたり、色々な経験を積んでいく中で多くの人と出会い、みんなで楽しむことがしたいと思いました。自転車を楽しんでもらうために、自転車を保管するガレージやエクササイズスタジオ、シャワールームも完備しています。さらにお店の横にはカフェを併設していて、お客様も僕自身も楽しんで毎日仕事ができるようにしていますね。
あと自転車を売って終わりではなく、その後も続く関係性ができたらいいなと思っています。実際に、転勤でしばらく福岡を離れていても、また福岡に帰ってきた時に顔を出してくれるお客様もいて、それはとても嬉しいです。自転車を通じて、楽しさを共有しながら、お客様と繋がっていきたいですね。

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

岩崎 最近、福岡では海外からの旅行者が増えているのもあり、福岡県からのご依頼もいただき、今年の夏に完成を目指して、インバウンド向けの地域の地図作りのお手伝いをしています。ネットに掲載されているだけの情報ではなくて、地元の人がよく行くようなお店の情報など載せて、海外の方にもリアルな福岡を楽しんでもらいたいと思います。
あとは、まだまだ自転車業界が安定していないように見られることもあるので自転車屋でも一般企業のように価値を生み出していけるイメージを持ってもらえるお店にしていきたいです。


Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

岩崎 普段は自転車の販売、修繕、カスタムをしています。仕事をするうえで大事にしていることは、当たり前のことを当たり前にやることです。例えば自転車の組立工程に1から10までの手順があったとして、1から10まで必ずきちんとやることです。どんなときにも手抜きをせず、決められたことをきちんとやる。簡単なようで難しいんですよね。
お客様と商品の間に私たちがいること。このことを価値と感じてもらえるようにすること。お客さまの困ったにきちんと応え、それ以上の感動のサービスを提供することができる店づくりを目指しています。

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

岩崎 大学生の時に交通事故で骨盤を骨折、100針を縫う怪我をしました。長い入院生活を経て、そろそろ体を動かそうとした時に先輩に誘われ、リハビリもかねて自転車を始めたのが自転車の楽しさを知るきっかけになりました。最初は前を走る先輩に付いていけない悔しさもありましたが、先輩や自転車の速い人と一緒に自転車に乗ると、自分も少しづつ速く乗れるようになったり、みんなで自転車に乗る楽しさがありました。
だからお店にくるお客様にも「一緒に楽しむ仲間を増やそう!」と声をかけて、一緒に楽しめる仲間を増やしていけたらと思っています。

Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

岩崎 父が自営業をしていたのもあったので、小さい頃から何か事業をするイメージはあり、自分で何かをはじめる抵抗は少なかったと思います。だから27歳の時に前オーナーから店舗を引き継ぐ形で事業をはじめましたが、それも僕が楽しめることだったり、他のみんなも楽しく何かをできるならと思い、引き受けることができました。
幼い頃は共働きだった両親にはあまり遊んでもらった記憶はありませんが友達とは毎日暗くなるまで遊んでいました。それこそ子供にとって自転車はどこまでも行けるは魔法のアイテム。仲間とグループを作って計画を立て冒険ツーリングを楽しんでいました。

記者 岩崎さんのみんなで楽しみたい心が今のお店のサービスを創っているんだろうなと感じました!本日は貴重なお話、ありがとうございます!

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岩崎さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●ZILABO【ジラボ】
www.zilabo.com
●正屋(MASAYA) | 福岡市の自転車ショップ、大人の秘密基地「正屋」www.masaya.com
●5CAFE カフェを併設した自転車店
www.5-cafe.com

【編集後記】
今回インタビューを担当させていただいた清水と永野です。

自転車屋でもありながら、近所の人も気軽に立ち寄れるようなカフェなどがあり、地域の人が身近さを感じるようなお店でした。自転車を楽しむだけではなく、みんなで楽しみたいという気持ちがあるからこそ、このお店ができたのではないかと思いました!これからの岩崎さんの活躍も楽しみです。

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