『プロスキーヤー 元日本アルペンスキー全日本代表(滑降・スーパーG)』 鈴木彩乃さん

長野五輪・アルペンスピード選手系候補選手に選出されましたが、日本チームとして滑走競技を見送ったため五輪出場は叶わず7年スキー競技から離れる経験を得て、現在日本百名山スキー滑走に至るまで一貫して諦めずにやり続けたことで見えてきた景色があります。
「生きるためにスキーしているんじゃない、スキーするために生きています」と言い切る鈴木彩乃さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:北海道出身
活動地域:北海道・長野・新潟
経歴:元全日本アルペンスキーチーム
   世界jrWcupGS優勝 全日本DH&SG優勝 後7年ブランク
   全日本技術選11 元SAJデモ
   未踏峰ヒマラヤ6056m登頂スキー滑走他3座
現在の職業と活動:日本百名山スキー滑走中
座右の銘:自ら人へ素直な愛を与え、人の為に志す仕事をする

「自分の心に素直! 争いから愛・一体感へ」

Q. どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか?

5歳からスキーを始めて、アルペンスキーのスピード系・ダンヒルとスーパーGをやっていて、16歳〜18歳の頃調子がよく全日本で優勝して長野五輪のオリンピック候補になりました。残念ながら日本チームが五輪出場を見送った為出場叶わずスキー競技から離れました。全く異業種のOLとして働きました。

7年経った時に、好きなスキーを嫌いにしておくことに疑問を感じました。これに触れないまま人生を過ごして幸せになるならいいけれどそうは思えなかった。最近気がついたことですが、スキーが嫌いになったのではなく、スキーを取り巻く環境が嫌になったのです。そんな時に、競技スキーではない雪山やスキー場のインストラクターの世界と出会い、今まで当たり前と思ってきたスキー靴を履けることが、実は当たり前ではないことを知りました。またずっと競技スキーを通して誰かと競い合う感覚が身についていてプライドもあり、負けたくないし負けることの怖さがあったんでしょうね。その気持ちも一時の感情で「そんなのどうでもいいや」と思うようになりました。

雪山と出会って、争うスキーから雪山を楽しむスキー(平和的で地球を感じられるスキー)に変化しました。北海道は世界的に見ても降雪が多く、軽いのが特徴です。パウダースノーの極みでその日の繊細な雪を感じながら足元から入っていくと、ふわっと頭の上まで雪が舞いあがり、雪と1つになります。あの感覚にめぐり会いたくてまた雪山に登ります。「わたしは、生きるためにスキーをしているんじゃない、スキーをするために生きています。」

また、たくさんの出会いの中で様々な学びがありますが、最近特に勉強になっている方は、タイのお客様です。後で知ったことですが、40代世界で成功してる人達に選ばれている方で、いつも笑っていて素直で、良いと悪いの判断を自らできている方です。家族の愛を無くさないために無理にストレスがかかることは人にお仕事を預けて自分ができることをする。高いものも買うけれど、物欲ではなくて大切に使う。基本の心得が、人を大切にしていて、人が健全で笑顔で穏やかに過ごせることにお金を使っているのです
なんでも1人で頑張りすぎずに、人に頼れるところは人に頼ることを通して、愛情が生まれ続けられるコミュニケーションをする、そんなパワフルな愛情を学びました。

雪山や人との出会いを通して、争いから愛・平和・一体感へ真逆にいきました

そんな私の変化を支えた背景には、自分の心に素直にやってきたからだと思います。素直な心とは、物欲や何かをコントロールしたい欲ではなくて、何があってもブレない心の奥から湧き上がるクリーンで素直なものです。それは、自分を大切にすることだし、だからこそ相手を大切にできる、それが素直な心です。人は誰かと関わらないと生きてはいけないので、自分が幸せでありたいと思ったら周りが幸せではないと自分も幸せではないのです。

「物よりも人や自分を大切にしていくようになる」

Qこれからは AIが活躍する時代と言われていますが、AIが活躍する時代に必要とされるニーズは何だと思いますか

AIを作ったのは人間でもあるので、時代の変化に対応できるのが人間だと思います。未来はAIよりの人と、コアに体を動かしたい人・自然と繋がっていく人にそれぞれ、半分に分かれると思います。
AIは1人の人間ができないことを助けてくれますし、宅急便などの労働的なものはAIに任せることで、人は余裕が生まれるます。そうすると、人と人の中で新しく生まれる仕事があるだろうし、物よりも人や自分を大切にしていくようになると思います。

「1人1人の出来る能力を出し切って作り上げたい気持ちは人の原点」

Q どんな美しい時代をつくっていきたいですか?

どんなにAIが進化しても、自由な心を持ち続けて欲しいです。自分で決めていないと思ってしまいやすいけれど、心は自由なので、今何をするのかやどんな仕事をするのかも含めて、本当は自分で選択ができるし実は自分で既に選択しているのです

心が自由に選択できて、その人のパフォーマンスを最大限出し合う社会があったら面白いですね。地球があって太陽があって惑星があってそれぞれ役割分担しているように、人間も役割分担をして「この部分が必要だからお願い」って頼んだり、誰かが出来ないことを補いながら、一生懸命何かをしている社会はめちゃくちゃ面白いですね。

私はスキーレッスンでお客さんと関わっていますが同じスピードで滑るのが一番楽しいので、私と同じ技術になってその人の全てを出し切って、一緒に1つの滑りを完成させることがしたいと思っています。「誰と何をするのか?」それが私の場合はただスキーなだけで、1人1人の出来る能力を出し切って何かを作り上げたい気持ちは人の原点だなと思います。子供のころに自転車を全速力で一緒に走った時のように。

「自分が出来ることを見つめて、足を止めてやり続けることが大事」

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Q 最後に、どんな方にメッセージを送りたいですか?

今、悲しんでいる人・自分に自信がない人・自分の好きなことが分からない人たちに伝えたいです。自分が足りないと思っている方、昔の私です。

自分ってパーフェクトじゃなく生まれて生きていると思いやすいけれど、全て満たされて生まれています。愛も満たされているけれど、つい人と比べてしまいます。自分を向上させるためには必要だけれど、自分が出来ることを見つめて足を止めてやり続けることが大事です。好きなこと、エネルギーが湧くことを選ぶといいですが、それがわからない方はまず何かをやり続けることで見えてくると思います。

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鈴木彩乃さんの活動、連絡についてはこちらまで⬇︎
HP:http://www.ayanosuzuki-ski.com
Facebook:https://www.facebook.com/ayanosuzukiski/

【編集後記】
インタビュー記事を担当した、赤尾・中西です。

彩乃さんの話を聞いていて、足の微妙な感触を通して、雪との会話を楽しみながら、スキーをしているイメージが来ました。彼女のインタビューを聞いた人なら楽しすぎるイメージに100%スキーがしたくなると思いました。
鈴木彩乃さん、ありがとうございました。

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