人が繋がる場づくりを目指して Tenteco works共同代表 有田多賀子さん、井上玲子さん

もともと職場が一緒だった有田多賀子さんと井上玲子さん。その時に意気投合し、もっと多くの人とが繋がれる場を創りたいと2016年11月にお2人でTenteco works(テンテコワークス)を立ち上げました。仕事とは別で福岡県北部を中心に活動し、2年間イベントや講演などやり続け、実績を重ねてきました。今回どんな思いがあって活動をされているのか、お話を伺いました!

有田さんプロフィール
出身地:遠賀郡水巻町
活動地域:福岡県内
経歴:八幡高等学校→北九州市立大学卒業。民間企業に7年勤務。その後社会教育指導員を経て、2016年11月にTenteco worksを設立。誰もがフラットな交流の場づくりを展開している。水巻地区パトランリーダーとしても活躍中。主にファシリテーション・婚活・ワークショップ・司会進行担当
座右の銘:クレジットを貯める(佐藤剛史先生より)。天に貯金する(本道佳子さんより)

井上さんプロフィール
出身地:佐賀県唐津市
活動地域:福岡県内時々唐津市
経歴:唐津東高等学校→日本ビジネススクール卒業。民間企業・UR都市機構に勤務、生涯学習インストラクター、社会教育指導員を経て2016年11月Tenteco worksを設立。さまざまなイベントを成功へと導いている。水巻地区パトラン副リーダーとして活躍中。主に総合プランニング・コンサート・広報担当
座右の銘:そこにあるお題のプロセスを全力で楽しむ。進まないと景色は変わらない。結果は後からついてきても、来なくても気にせず次へチャレンジ♬

「『場』をつくり、人と人を繋いでいく」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

井上玲子さん(以下、井上) 人と人とが繋がる場をつくり、役に立つことをしたいと思っています。私たちの活動は、音楽イベントや教養講座、各種ワークショップの企画運営、また、地域のシティプロモーション活動への参画や、企業からの受託イベントの開催など多岐に渡っています。そんなとりとめのない活動のなかでも、特に、印象に残った講座があるんです。それは世界で活躍されている本道佳子さんというビーガン料理のシェフをお呼びして、料理と座談会を行ったのですが、彼女の「食で国境をなくす」という志にとても感銘をうけました。大きな夢としては、そんな彼女のお手伝いができるような、今までより規模の大きな本道さんのイベントを開催できたらいいなと思っています。

あと、これまで5回にわたり開催した中村天平さんのピアノコンサートなんですが、今年はヨーロッパツアーでほとんど天平さんは日本にはいらっしゃらないので、帰国したら、またぜひ企画したいです。

そして、小さな企画ですが、私たちが大切にしている講座が「仕事の美学」です。マーケティングが先行ではなく、実力が大事で、実力がある人が成功すると思っています。だから自分たちも含めて実力をつけていけるような場を提供していきたいですね。

有田多賀子さん(以下、有田) 今は何かしら個人でも仕事ができる時代です。でも1人で頑張っている方も多く、自分の事業をどうしたらいいのか迷っている方や、悩まれている方も多いのではないかと感じました。
そういう起業初心者のために、実際に自分の実力を磨いて、コツコツと実績を重ねているような方をお呼びして、「仕事の美学」を開いています。

もちろん、世の中には著名な方の講演会もありますが、身近で素敵な方もたくさんいますので、その人たちの出会いの場を創っていきたいですね。
その中で、今まさにどう活動するのか悩まれている方や、講座の内容に興味のある人たちが繋がり、それぞれが活躍できるように応援する場をどんどん開催していきたいです。参加してくださる方には何か感じとってもらえたらなと思います。

そのほかには、今年は新しい分野のイベントや講座にも挑戦していきたいなと思っています。

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

有田 大きなイベントについては、だいたいのイメージは温めていますが、予算もかかることなので、地域事業や民間企業との共催ができるよう模索中です。
また、今は場所をお借りしてイベントや講座を開催しているので、自分たちがイベントや講座を開催する時に使えるスペースがあればいいなと考えています。

井上 そうですね。もしそんな場所があれば、そこに誰かが駐在して、来たい時に気軽に立ち寄れる場所にしていけたらいいなと思います。そこでも人が自然と繋がり交流が生まれたらいいですよね。
最近は、今までの実績もあり、公的機関や他からも講座運営のお話をいただいておりますので、まずは目の前のことに、ひとつひとつ一生懸命に取り組んでいきます。そして、今年も講座やイベントは2、3ヶ月ごとに開催できたらなと思います。

Q.現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

有田 イベントや講座を行う際に、お値段以上の価値あるものを提供していきたいです。
だからお呼びするアーティストや講師も職人気質のコツコツと活動されて腕が確かな人を呼ぶようにしています。その人の生き様、仕事以外の私生活も大事にしているような方に来ていただくようにしています。そういう方のほうがイベントや講座も安心感・安定感がありますね。

記者 お2人もお仕事と生活と両方、大事にされているのでしょうか?

有田 やろうとはしています(笑)日常生活がしっかりしていると、人として信用度が増すのではないかと思います。だから自分自身もその点は意識しています。

井上 私も丁寧に生きたいなと思っています。企画でお呼びする方は自分たちがそうなりたいと思っている方を呼んでいます。いろんな講師の方をお呼びしていますが、特に素晴らしい人はびっくりするくらい謙虚です。なので自分たちも、そうであろうとはしています。

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

有田 もともと公的機関で、イベントの企画や講師になろうとする方を育てる講座の運営を仕事としてやっていました。なかでも講師デビューをするための講座では、受講生も受け身ではなく、どう自分の講座を発信していくのかを共に考えたりする個性的な講座でした。講師になるための話し方やSNSの発信の仕方などの講座を実施したり、内容のアドバイスをしました。それで実際に、受講生が講師になり講座をする際には、集客のお手伝いをしていたんですが、講座が「満席」になっていることや、成長する姿を見るのがとても嬉しかったんです。

井上 今は私も有田もその仕事はしていませんが、今でも当時、関わった方々とは繋がっています。こうやって人は繋がるんだなというのがとても嬉しかったので、それを続けていきたいと思いました。

また、本道佳子さんや中村天平さんは、実績も素晴らしいし、何よりその生きざまに魅了されました。このお二人を、私たち流のカタチで応援していきたいです。

こうして2年経ってみて、人との出会いによって、思った以上に自分も一回り大きくなったような気がしています。例えば、いろんな人の個性を認めることができるようになったり、周りの小さなことが気にならなくなったり、社会に目が向くようになっていったりなどです。自分が何かしら関わった方の役に立っていることが実感できるようになりました。

Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

有田 講座を開いていたのは、それは仕事でもあったので、決まりも多くありました。実施する講座の種類や、予算なども限られていたのもあったので、自分たちでもっと自由にできたらなというのがありました。

井上 また、私たちは得意分野が違い、自分を表現する場が欲しかったというのもあります。

もともと私はイベントをすることや街づくりなんて興味がありませんでした。でも不思議と、「こんなイベントをやりたいな。」と思いついた瞬間、ちょうど良い案が浮かんだり、講師として呼びたい方と出会うことがあり、やっぱりもっと自由に活動したいな、と覚悟を決めたことも大きかったと思います。ブログにイベントの内容を詳しく載せていますのでぜひご覧ください。

記者 お2人の真っ直ぐな思いが、人と人とを繋いで素敵な場を創られているんだろうなと感じました。本日は貴重なお話、ありがとうございます!

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有田さん、井上さんの活動、連絡については、こちらから↓↓

●HP
http://tentecoworks.com/

●Facebookページ
https://m.facebook.com/tentecoworks/

●ブログ
http://tentecoworks.hatenablog.com/

【編集後記】
今回、インタビューを担当させていただいた清水です。

話す中でお2人のとても優しい雰囲気と、人に対する愛情を感じました。素敵な方をお呼びして講座を開催できるのもお2人の人柄があるのではないかと感じました。
貴重なお話、ありがとうございます。今後の活動も応援しています!***************************************************************

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