【ストーリー概要】
2024年に一般社団法人Soil(ソイル)を設立し、代表理事を務める小林顕子さんは、「土から未来を考える」をテーマに、環境再生農業を通して、みんなが健康で幸せに、安心して暮らし続けられる持続可能な社会の仕組みをつくり、次の世代へとつないでいきたい!という強い思いでご活動されています。
約20年間、専業主婦として家事と子育てに専念していた小林さんが、農業を通して地球規模の課題に取り組むことを決意したきっかけは、偶然手にした一冊の書籍との出会いでした。その書籍に書かれていた農業の可能性に感銘を受けたと同時に、「私にも何か出来るかもしれない!」と雷に打たれたような強い思いに動かされ、セミナーへ参加する、という小さな一歩を踏み出したことから、大きな挑戦が始まりました。
主な活動は、環境負荷を軽減し地域の資源を活用して、地域の再生に繋がる持続可能な農業の仕組み作り。特に、放置されている水田の再生に力を入れていらっしゃいます。水田跡地を自然の力を使って畑に変え、農薬や化学肥料に頼らない、健全な土壌で安全な野菜を育てる取り組みは、人々の健康だけでなく、地球温暖化対策や水質汚染の軽減に大きく貢献できます。
また小林さんが活用している「SOFIX技術」と呼ばれる土壌分析は、土壌中の微生物の数と働きを数値化する画期的な手法で、誰でも安定した農業成果を得られる「再現性と収益性」がある有機農業を可能にする技術、として注目されています。「地域のものを使って、地域の土を変えていく」という理念のもと、宮城県から日本各地へと環境再生農業を展開されています。
そして、小林さんが現在のご活動に至る背景には、3人の母親として、毎日ご飯を作りながら、日々の食事が子どもたちの身体だけでなく、心や精神にも大きな影響を与えることを実感されたことにありました。約20年間、家事と子育てに向き合ってきたご経験が、子どもたちに安全で安心な食材を届けたい、未来を担う世代のためにより良い環境を残したい。という現在の活動の原動力となっているのです。
母親として、そして一人の起業家として、数々の挑戦を続けている小林さんのお話しから、小さな一歩を踏み出すことで新しい出会いが生まれ、出会いの蓄積によって自身の可能性や夢へと繋がる。その小さな一歩がとても尊いことなのだと感じます。
「土から未来を考える」をテーマに、環境再生農業を通して、みんなが健康で幸せに、安心して暮らし続けられるような持続可能な社会の仕組みをつくり、次の世代へとつないでいきたい!と使命感をもってご活動されている、小林顕子さんのストーリーです。
【プロフィール】
一般社団法人Soil 代表理事小林顕子
「土から未来を考える」
私たちの足元にある土には、目には見えないけれど多くの生物が暮らし、植物を育む「命あふれる世界」です。また、土には多くの可能性が秘められています。土や土と密接な関係にある農業を通して、異常気象や自然災害といった環境問題を解決し、さらに私たちが健康で幸せに、そして安心して暮らせる持続可能な社会を創ることができます。
環境を再生してより良き未来を創り、次の世代へつないでいくことが、今を生きる私たちの責務だと考え活動しています。
【SNSリンク】
▶一般社団法人Soilホームページ
https://www.sustainedsoil.com/
▶instagram
https://www.instagram.com/sustainedsoil/profilecard/?igsh=MTVoazY3ZXNtdzFjeQ==