「半径3m以内の人を幸せにしたい」株式会社サーキュレーション エキスパート 野谷勤さん

株式会社サーキュレーションでトップコンサルタントとして活躍されている野谷勤さん。実際にお会いすると、少年のような笑顔の持ち主でした。そんな野谷さんがつくられるにはどんな背景があったのか、お伺いしました。

プロフィール

出身地 神奈川県
活動地域 東京都
経歴 サーキュレーション←アルバイト←左遷←パーソルキャリア営業マネージャー|マネージャー時代にチーム崩壊し左遷|現職では時給1000円アルバイト入社→新規事業(FLEXY)立ち上げ→2016年10月から連続達成中|脱マネジメントでエキスパート|3人息子達の育児やばっ|達成の神様としての営業論|CTO&エンジニア業務委託
現在の職業および活動 株式会社サーキュレーション エキスパート

半径3m以内の人を幸せにしたい

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?

野谷 勤さん(以下 野谷 敬称略) 新卒で就職してからずっと自分の夢を考えていますが、実は明確に「これ!」というものはないんです。それこそ仕事をする中で、「目標は?」「やりたいことは?」って何百回と聞かれてきました。そして何百回と困ってきましたね(笑)。それっぽいことも言ってみるんですけど、それって本音じゃないんですよ。それでも自分なりにずっと考えてきて今思うことは、

「半径3m以内の人を幸せにしたい」

ということ。家族やお客さまとか、自分の影響が及ぶ範囲の人たち。言ってしまえば僕の目の前に来てくれた人です。それ以上の範囲は正直、想像がつかなくて。目の前の人が笑ってくれる、幸せになってくれる。それを見ると僕もものすごく幸せを感じるんです。周りからはもっと大きな目標があるように見えるらしくって意外だと言われるんですけど、本当に自分にとってはただそれだけなんです。

何歳になっても今の仕事を続けたい

Q:「半径3m以内の人を幸せにしたい」という夢・ビジョンへ向けてどのような目標や計画を立てていますか?

野谷 こんな自分なので、目標計画というのは明確に立てていません。ただ、今やっていることを70歳になっても80歳になってもやりたいという思いがあります。実際その年齢になってもやっていると思いますね(笑)。それは「コンサルタントの仕事」というよりも、目の前の人が「ありがとう」と言ってくれること。自分の中では仕事も仕事以外も垣根がない認識で、家族やお客さまだけでなくパパ友や今回のインタビューしていただいている方も僕の目の前の人なんですよね。その人たちを幸せにしたいと思って動くのは、もう呼吸をするのと同じくらい当たり前になっています。

 だから仕事においてはすぐに利益に繋がらないこともあります。経営者の方々の困っているお話を伺うことが多いのですが、その内容によっては自分の会社のサービスではない他者のサービスを紹介することもあります。一見、利益にならないように見えますが、それ以上に相手との信頼が築けるんです。そうすると半年後、時には何年後かに違う形で返ってくるという実体験を何度もしました。だから相手との信頼関係をつくることを大事にしています。かといって、いつか返ってくる利益を期待してやっているわけではないですよ(笑)。話を終えた次の瞬間に忘れてしまっています(笑)。ただその時に目の前にいる人に向き合うという感覚ですね。

先に自己開示する

Q:その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような基本活動をしていますか?

野谷 僕は普通の人よりかなり営業されやすい人だと思います(笑)。いろいろな案内やお誘いが来ますが、基本的に怪しくなければ受けます。僕と話してみたいとか、会社のことを知りたいとか。特に自分自身も営業なので、営業されるのには弱いですね。相手の気持ちも分かるし、必要としてくれるなら応えたいと思うんです。

 新しい人と出会うときは、お互いのことを知りたいし、本音で話したいです。でも、僕が相手のことを知りたいと思っても、こちらからの質問ばかりだと相手が安心して話せないこともあります。だから自分から自己開示することを心がけています。僕がどんな人か分かってもらってから話すと、相手も本音を出しやすいですから。

周りを笑わせよう

Q:「半径3m以内の人を幸せにしたい」という夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

野谷 小学校4年生の時にいじめにあいました。その時、助けてくれた子がいたんです。彼はみんなから面白い人だと言われるようなとても楽しい人でした。彼と一緒に遊ぶのはものすごく楽しかったです。家族以外でこんなにも身近で、濃厚な時間を過ごせる友だちができたのは、人生で初めてでした。

 「彼みたいになりたい!」そう思いました。なぜ彼はそんなにも楽しい人なのかをよくよく見てみたら、彼はいつも周りを笑わせていたんです。それで「じゃあ僕も周りを笑わせよう!」と思ったんです。がんばって自分を変えた実感は特になくて、大好きな人になろうとすることだから僕にとっては苦もなく努力できました。いじめられていた時が辛く、今でもあの時以上に大変なことってないなと思います。

 目の前の人を楽しく笑わせて、自分も楽しくなる。それが僕のコミュニケーションの原点になっています。

できる自分だと思っていた

Q:「周りを笑わせよう」というきっかけ・発見の背景には何があったのですか?

野谷 僕の母は教育熱心で、僕自身も勉強をがんばっていました。友だちは多い方ではなかったし、どちらかと言うと口下手だったけど、”できる”自分だと思っていましたね。そんなある日、仲良しだった友だちから急に無視されたんです。なぜだかわからないしどうしたらいいかわからないし、ものすごく苦しくて。迷惑をかけると思って親にも相談できなくて。半年くらいずっとそんな状態でした。そんな中で唯一友だちになってくれたのが彼でした。本当に救われました。あれは一生忘れられません。彼は僕の恩人です。

 実は、その彼と僕をいじめた子が友だち同士だったんです。気づけば3人で話すようになっていて、いじめていた子とも友だちになっていました。大きくなってから冗談交じりで、なぜいじめたのかと当時のことを聞いたら、僕にも無意識に彼を傷つけていたことがあったんですよね。もちろんどんな理由があってもいじめはしてはいけないのですが、当時があったから今の僕がいる。今振り返ると人生の転換点になったなと思います。

ひと言メッセージ

野谷 悩んでいる人にアドバイスできるほどの自分ではないですが、今悩んでいる人も、何十年も生きていれば過去にも何かしら悩みがあって、それを突破して今のご自身があるのだと思います。そして今、ここにいる。それだけでものすごく誇れることだって思うんです。だから僕からすると、ただ目的なく生きるのもアリなんじゃないかなって。僕も目の前、半径3m以内の人に喜んでもらいたい、それだけで動いている人間です。それで成果がついてきてくれたら、こんなに嬉しいことはないですよね。

悩んでいる方、ぜひ僕の3m以内に近づいてきてください。

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野谷さんの詳細情報はこちら↓↓

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●LinkedIn
https://onl.tw/LP7KSJ9

●note
https://note.com/noyasan0926/n/nd7a0b0d20e6f

●Twitter

【編集後記】
今回インタビューを担当した小水です。
身近な人と心から安心して笑い合える、楽しめる。そんなシンプルなことがどれほど難しく、貴重なことなのか、人の心を生かしも殺しもするのか。改めて実感させられます。その痛みも喜びも知っている野谷さんだからこそ、目の前の人の心に届くようなコミュニケーションができるのだろうと感じました。
誰もが望む身近な人との安心の関係性をつくることがなぜ難しいのか、その根本原因がわかった時、無条件の安心と感動の関係性が広がっていく未来が見えるようでした。
野谷さんの今後の益々のご活躍を応援しています!

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