「みんなが笑える優しい世界を創りたい」 有限会社 クラブサンクチュアリ代表取締役 てんつくマンさん
世界を旅するてんつくマンとしてご活躍するてんつくマンさんにお話を伺いました。
軌保 博光さん(のりやす ひろみつ)プロフィール
出身地:兵庫県
活動地域:タイ、フィジー、バルセロナ、インドネシア4カ国。現在は沖縄県在住
経歴:1968年生まれ。滋賀県湖南農業学校卒業。NSC大阪校6期。第12回お笑いグランプリ最優秀新人賞受賞。1994年映画を作るため吉本興業退社。1998年『あなたの目を見てインスピレーションで言葉を書きます』で話題となり、路上詩人先駆け的存在。2002年 芸名『てんつくマン』と改名。2003年『天国はつくるもの』制作。2004年 NPOMAKE THE HEAVEN設立。 2015年有限会社クラブサンクチュアリ代表取締役社長就任。
みんなが笑える優しい世界を創りたい
Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?
軌保さん(以下てんつくマン敬称略):大事にしているのは先を決めないことです。ビジョンがないのがビジョン。半年後一年後には何をしているのか、世の中がどうなってるかも分かりません。3年前から感じたら動くを大事にしています。これを実行するとどうなるのかを実験していて、行きたい場所に行って過ごしています。大変な人生になるのか?なんで自分がそうするのか分からんけど、それをするねんってなるんです。
この現実は映画を見ていると思ってます。だから下手なコメディもありながら笑えてみんなで乗り越えてハッピーエンドの映画をみたい。てんつくマンというのは天国をつくろうぜ!というキャラクターを演じています。これは人におすすめできません!でも、変態最高!自分が何をしだすのか分からん。えー!まさかのこれ!?みたいなのがあるし、人の目を気にしてたらやってられへんから、細かいことは考えない。『感じたら動く』それが僕の生き方です。
常識に捕われず行動する坂本 龍馬さんを尊敬してます。芸人になってから漫画を読んで、みんなが絶対無理ってなっても人と繋がりながら動く所がいいなと感銘を受けました。TVで龍馬伝をみた時に蒼井優さんの「龍馬さんはみんなが笑える優しい世界をつくりたいだけよ」というセリフがめちゃくちゃ魂に響いて、そういう物語の中にいたいしそれを自分がめちゃつくりたい!生きてたらみんなが助け合えばなんとかなるから、助けてって言えるような日本になったらいいなと思うんです。
潜在意識目標は何かを強く思うこと
Q.その夢を具現化させるために、どの様な目標や計画を立てていらっしゃいますか?
てんつくマン:3年前にどこに住んでてもやっていけるネットで飯を食おうと思いました。それを強く思ったらひとりHの人に出会って、電話でハグをする【KAIUN】ヒーリングを始めたらそれが凄い!!本当にハグされているような感じで鬱病治ったりとか訳のわからないことが起きて、電話してるだけでヒーリングが起こる方法ができたので生活が安定しました。『こうなるぞ!』と決めたらそういう情報をキャッチするっていうのがあります。
大きな団体や会社をつくらない方がいいと思います。出来る限り個人事業主になって1日の売り上げが10万5万ってなったらごはんが食べれるようになるし満員電車にも乗らなくていい、それぞれが個人として自由に生きられるシステムや仕事ができたらいいなと思います。
繋がりだけはいろんな所につくりたいです。コミュニティが必要で真面目なルール作ると楽しくないから、コミュニテをつくってもずっと所属しているわけでなく、きっかけだけ作って後は人に任せる 肩書はきっかけ番長!仲間が沢山いれば「働かせて」と言えば「仕事なければうち来いや」ってなる。だから繋がりがあれば不安なんてなくなって自殺するということもないし、週一回集まって弱みを吐いてたら何とかなるんじゃないかって思います。
感じたら動く、それが僕の生き方
Q.現在どのような基本活動をされてますか?
てんつくマン:FM那覇で毎週月曜日19時からラジオを始めました。ローカルだけど昔TBSでしていたのがあったから、台本作ってやってたのが懐かしくて楽しい。オンラインタレントになれたらなと思います。
沖縄の子供が3人に1人ご飯を満足に食べてないというのを聞いて畑を作っているのと、毎週金曜日に子供弁当を届けています。
朝の6時からFacebookの生ライブで【ハッピーチューニング】という声だけでヒーリングするのを始めて、毎日100人ぐらい聞いてくれてるから、それが続いたら面白いことが起こりそうと思って力を入れています。
全国で24校の学校講演をさせて貰った時に、小学校が一番キラキラしている。中学、高校になると飼いならされている羊みたいな感じで。それで不登校の子供たちと日本全国を4ヵ月かけて一緒に歩く【あるがく】(歩く学校) というのをやりました。これからの時代は誰でもできる仕事はAIが出来る。これからできる仕事は個性です。子供には可能性があるから、本当の個性を大事にしてあげたい。学校に行ってない奴は流されていないんです。心が通うものをするためには色んな経験、痛みを知ること、力を合わせていくことは勉強で知ることはできないと思ってるので、おまえらのした選択は間違っていない、失敗してもやり続けていくんや!とこれからも伝えて行きたいです。
自分に生まれてきてよかった!全ての過去は感謝に変えられる
Q.現在の活動を始められた背景には、どの様な発見や出会いがありましたか?
てんつくマン:昔映画を作ろうとした時に制作費集めでキャラクターを先に作ったんです。大きなおもちゃ会社でしたが、担当の人がミスをしてグッズが届かない上に夜逃げしてん。結局、届いた7万個のうち6万個が不良品で800万円の借金ができた。俺とプロデューサーで社長に会いに行ったら謝るどころか「話を聞いてもらえるだけでありがたいと思え」と逆切れされたんで、こいつ殺そうかと思う位に腹が立って悔しくて。でも、ここで切れたら何もかもおじゃんになるからひたすら我慢して、エレベーターが閉まった瞬間にめっちゃ怒りが溢れてエレベーターの壁を殴った。それからトラブルを引き寄せるようになり、腹を立てる度に色々起こるようになって、うつ病になって死にたいと思いました。
その後、何とか映画を撮ることができてカンボジアの支援に行った時、スラム街の掘っ立て小屋で三歳の子供がお腹が痛いと苦しんでいた。水道代が払えなくて汚い川の水飲んでるからでした。その地域では腸チフスで亡くなる子がたくさんいると聞いて井戸を掘ったんです。井戸が完成して取っ手を動かしたら、透明の水がドバーッと出てきて周りで見ていたみんなが満面の笑顔ですごく喜んでいる。その顔をみて「めちゃめちゃ嬉しい!」って思ったその瞬間にあの社長の顔が出てきて、「あの時は、逆ぎれしてくれてありがとうございます!」って。あの顔があったから今この感動があると思い、めちゃくちゃ幸せを感じて。その瞬間、悲しみが感謝と喜びに変わった。それと同時に自分に生まれて良かったと思えたので、どんな事も諦めないと決めたんです。全ての過去が全部これに繋がっていたから、過去は変えられるし全ては感謝に変えられる。世の中のトラウマがあると思い込んでいる人が沢山いるので、そういう人たちにもみんなせっかく生まれてきたんだからめちゃ幸せを体験してもらいたいです。
みんな自由になろうぜ!!
Q.この現実は映画を見ていると思うようになったきっかけや背景はなんですか?
てんつくマン:小学校一年の時「あ」の書き順が腑に落ちなかった。何なんやこのルール!大人の言うことを鵜のみすると自分の人生にならないと思って、みんながイエスという当たり前を疑うようになりました。
身内が結婚しようとした時に部落出身という差別的理由で破談になって手首を切るという事件が起きた。「何故生まれた場所によってこんなに違うのか?」すごくショックでした。そんな事があったから、人にきれいごとと言われるかもしれないけど理想を追い求めてます。自由を拘束される生き方は嫌で、みんな自由になろうぜ!!と思って動いてます。
いろいろ勉強していく中でお釈迦様と最先端の物理科学が同じという事が分かって。それまではスピリチャルだったけど、量子力学で調べれば調べるほど現実じゃない、全てが『空』で『無』有るようでない。量子力学の学者も現実ではないと言ってるのが面白い。僕は基本的にこの世界がバーチャルだと思っています。
Q.最後に、読者のみなさんにメッセージお願いします。
自分自身にこんな事を問いかけることがあるんです。
もしもこの世が幻ならば、今やってることと同じことをする?
皆さんもぜひ問いかけてみて下さい!
答えは自分の中にあると思います!
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映画『天国はつくるもの』
https://youtu.be/5d3n_R4lg68
【編集後記】今回、インタビューの記者をさせて頂いた中村・風見・清水です。様々な過去や逆境も全て感謝に変えて、楽しみながら人と人の繋がりを大切に既存の枠に捕らわれず常に新しいことにチャレンジし続けるてんつくマンさんは、新しい生き方を実践する希望のメッセンジャーだと思いました。貴重なお時間を頂きありがとうございました。これからもてんつくマンさんのご活躍をこころから応援しています!