ふんどしランジェリーで心も体も解放させる “玉川 有希さん”
ふんどしランジェリーを体感した人は女性・男性関わらず劇的な変化に圧倒的な感動を経験する。体が本気を出すとすごい!ということを伝播し続ける玉川さんにお話を伺いました。
玉川 有希さんプロフィール
出身地:京都市
活動地域:神戸市
経歴:2013年10月 ふんどしぱんつを自作して履き始める
2014年 2月 イベント販売用ふんどしぱんつの依頼を受け ”ふんぱん♡” 誕生
2014年 3月 要望を受け、”Je marche librement ジェマーシュリブレモン”として、インターネットで販売開始
2015年 7月 ”ふんぱん”から”librement リブレモン” に商品名を変更
2015年 11月 神戸市より神戸ブランドとして「神戸セレクション」に選定される
2016年 12月 経済産業省 「LED関西」ファイナリストに選出
2017年11月 サイバーエージェント主催 クラウドファンディング Makuake にて 開始26分で100%達成し、40日間で756%を達成させる
現在の職業及び活動:株式会社Je marche librement (ジェマーシュリブレモン)代表取締役社長
座右の銘:自由に歩く
たくさんの人が関わって下さって、今があります
Q.玉川さんの夢やVisionを教えてください。
玉川有希さん(以下、玉川)実はこれと言って夢はないのかも。強いていうなら、「いまのやり方を続けていくこと」ですかね。弊社は1人の人にいくつもの仕事をしてもらうのではなく、得意なことを得意な人にそれぞれ振り分けているので、1枚の商品を仕立てるのに7人程の担当の手を渡ることになります。例えば、生地を切るだけ、紐を通すだけ、発送するだけ、など。工程ごとに得意な人に分担して、各工程は全員在宅で、パーツが行き来するようなシステムです。
これって、一見ロスが多いのでは?と言われたりしますが、まずわたしがこのシステムを作った一つの理由は、まとまって働きに出る時間が取れないママさん達でも、自宅であれば、時間を作ることが出来るからです。なので、皆さん、働いている時間は様々です。お子さんが寝てから、逆に、朝お子さんが起きる前、あるいは日中の隙間時間に、ご自身の動きやすい時間に働いてもらっています。
それから、ママさん達にはノルマなどなく、丁寧に作業が出来るペースで仕事をしてもらっています。というのも、母親というのは、自分のことだけではなく、家族のことなど、とにかくやることが多いし、予定通りにいかないこともしょっちゅうです。わたし自身が子供を持つ母親であり、そのことが身に染みているからこそ、「できないときは出来なくてもいい」と言っています。だから、そういうことがある前提で配分をするようにしています。たまに注文が来すぎてママさん達に協力をお願いしてドタバタすることもありますが笑。
早く作ることよりクオリティー重視、綺麗に丁寧にできることが一番です。
お客様から「丁寧に作られたものだとわかります」とお声をたくさんいただきます。
記者 子どもがいるママさん達は労働環境が限られると思うので、働いているママさん達が一番嬉しいんだろうなと思います。
いつまでも美しくいたい願望がある
Q.それを具現化するために、日々どんなことを大切にしていますか?
玉川 規模的に会社を成長させたい、とかマーケットを日本だけじゃなくて海外に拡げていきたい、などはありますが、「得意なことを得意な人がやる」を徹底しています。1人の人にいくつものことを任せるのではなく、得意なことを得意な人にそれぞれ振り分けているということなのですが、わたしがこのシステムを作ったもう一つの理由は、得意=クオリティーが高い。
要するに、一つ一つにおいて、得意な人だけが担当していけば、全体のクオリティーが高くなる。ウェブや縫製などの専門性のあるものに限らず、生地のカットや、紐通しでさえ、極めればプロです。得意なことを得意な人が担当する。これを細かくやればやるほど、会社も商品もクオリティーが上がることを体感しました。会社が大きくなれば、人材を確保することなど、このやり方を維持していくのは大変かもしれませんが、今後も続けていきたいと思っています。
一番のモットーは美しくなければならない。
一つ一つの商品のクオリティーにはこだわっています。
どれだけ機能的に良くても、美しくないと身につけた時にテンションが上がらない。自分が美しく在りたいと思うので。締めつけない、だけど、体が一番美しく見えるデザインや色を出すことに拘ってきました。体に良いものだったらそれで良いとかではなく、体にも気を遣いたいけどデザインも美しいものを身につけたいと願う方に届けたいと思っています。
弊社の商品にはシルクを使っていますが、例えば、国産プレミアムシルクには国内で糸を紡いだ最高級6Aランクの絹糸を使用しています。機屋さんからは「後にも先にも、生地を扱わせてほしいと飛び込んで来た人はいない」と言われてしまいました笑。また、この機屋さんのシルクは強撚糸を使った特別な織り方をしている為、扱いがとても難しく、職人泣かせで、シルクのジャケットを仕立てるよりも3倍大変だそうです。
ふんどしランジェリーを作り始めた頃から、今も変わらず、パソコンはおろか、起業や経営に関することを私は何もできません。出来なかったからこそ、全部自分でやろうとせず得意な人に任せています。普通は自分で出来るように努力するのかもしれませんが、わたしにはとても、それらが出来るようになるまでの時間もお金も掛けられなかったし、仮に時間やお金をかけて、努力をしても、今から自分がその域まで出来るようになれるとは思いませんでした。
だけど、私が出来ないことが目をつむってても出来るよ!っていうくらい得意な人だって沢山いる。お金を払うだけで、“それをするのが得意な人” が今まで積み重ねて来た、努力や時間やそれを学ぶ為に費やしたお金、そして経験やセンスに至るまでの“全て”を、自分の為に使わせて貰えるなんて、なんて有難いんだろう!まるで自分の脳や手足が増えるような感覚、わたしと同世代の方なら、コピーロボットが増える感覚です笑。だったら、得意な人に任せないなんてもったいない。それが、現在の超細分化システムを作ったきっかけにもなっています。
ふんどしランジェリーはママさん達から職人さんまで色んな方の想いが詰まってできています。商品を作るからには自分が手に取りたいと思うもの、お客様に喜んでもらうことを粛々とやり続けていこうと思っています。
記者 昔から人に頼むのは得意だったんですか?
玉川 全くです。自分でやった方がいいと思っていましたし、私の辞書には「任せる」はありませんでした。百貨店時代に接客業をやっていた時は煙たがれる上司だったと思います。特に男性の後輩には。「俺らのこと信用してないでしょ」って言われたこともあります。
今はお互いのすべてを出し合い仕事ができることが素晴らしいと気づきました。
任せることによって自分の時間ができたり、もっと得意なことを突き詰めて行けば良いということにも気づきました。
たくさんの人に伝えたいことは、自分が“出来ないこと”や“得意でないこと”に関して、誰かにお金を払ってしてもらうのは損だ。自分でやれば無料なのに、と思っている人がいますが「それは逆」だと思っています。
先ほども言いましたが、“それをするのが得意な人” が今まで積み重ねて来た、努力や時間やそれを学ぶ為に費やしたお金、そして経験やセンスに至るまでの“全て”を自分の為に使わせて貰える、こんな凄いことはありませんからね。
物事は3つあると思っていて、
①できないけど、やれるようになりたいこと
②できるけど、やりたくないこと
③できないし、やりたくないこと
自分に必要なことを、この3つを分類して、①以外はやらなくて良いと思っています。とはいえ、適任者が見つかるまでは、わたしも自分でやることもありますが、そうしながらも常に自分の欲しい人材を探していますし、探しているとちゃんと見つかります。
子どもを出産後、パンツ難民だった
Q.ふんどしランジェリーを作るきっかけは何だったんですか?
玉川 当時は離婚したばかりで貯金もない、ただの引きこもりのシングルマザーでした。
たまたま私が芸大でオートクチュールを専攻していたことを知っていた友人から「ふんどしの作りかた教えて」と言われたことから始まりました。
友人に教えるついでに自分用のものも手縫いで作ったら履いてみたらわたしの方がハマってしまって笑。
それまでは、締めつけるゴムが不愉快。そこで締めつけないシームレスショーツを履いたら、化学繊維で肌荒れ、お尻がカサカサになってしまって。
そんな時にひょんな事から作るハメになったふんどし。どうせ作るならと、赤ちゃんの肌着に使うダブルガーゼで作ってみたら、このふわふわに虜になってしまいました。
1ヶ月ほど履いていたら、自分では気づかなかったのに、たまたま行ったエステ脱毛のお姉さんにらそけい部が真っ白でモチモチなのをびっくりされ、カサカサだったお尻もツルツルになっていて、大興奮!
感激して友達に話しまくりました。
そんな時、親友が100人規模の女性性についてのスペシャリストを招致してお話会を主催することになり、たくさんの女性に知って欲しいから、
「 可愛いふんどしをつくってほしい」と言われました。
その頃のふんどしは可愛いものがなく、そのイベントの為だけのために作ったのですが、メインゲストの方から、
「値段を上げてくれたらうちのサロンでも扱いたい」と言われてびっくり。
「今まで手作りのものを安くしすぎて続かない人をたくさん見てきた。すごく気に入ったので買い続けたいから値段を上げて欲しい。」
それが、その方が値段を上げて欲しいと言った理由でした。
そこから何百枚も売れるようになり、パソコンも全くできないわたしが注文を受けるために必要に駆られてブログを始め、オンラインでの受注販売をするようになり、オンラインショップを持ち、法人化するまでになりました。
ふんどしで 体が本気を出して 若返り!
Q.ふんどしランジェリーを作るようになってどんな気づきや発見がありますか?
玉川 ふんどしランジェリーによって私を含め、救われた人がたくさんいます。
体をゆるめることってココロもカラダとすごい楽になるんだよっていうことを伝えたいです。
着用画像を見てから買いたいっていうお声が多くあり、お客様に履いてる姿を写真に撮らせてほしいとは頼めないので、自分で撮るしかなく、顔を出さずに写真を撮ってSNS等で発信していました。
周りから「モデルを使うなんてお金かけてるんだね」と言われ、まさか、自分だよ!と言うと、とても驚かれると同時に、公表した方が良いと勧められ、着用画像が自分だとカミングアウトしたことで、その月から数ヶ月続けて売り上げが倍に倍にと増えて行きました!体を張っているんです、実は(笑)(現在は、パンフレットやサイト等には北欧のモデルさんを起用した写真を使っています。)
子どもを産んだ30後半の女性がふんどしランジェリーを履いただけ!
Noエクササイズ、Noエステでこんな変わったって説得力があるじゃないですか!私の場合、最初の変化がVラインが驚くほど美肌になって、痩せてお尻が上がりました。
他にも痩せたとか、お尻が綺麗になった、生理の時に腹痛や頭痛がなくなったとか、冷え性だったのにポカポカしてきたとか、寝つきが良くなったとか、体温が上がったとか、たくさんの嬉しいお声を頂いております。
体を緩めたことで自分の心を自分で縛ってたと気づいた
Q.男性も履かれている?
玉川 男性は特に経営者の方が多く愛用してくださっています。男性からは仕事の業績が上がったという声を頂きますね。
パンツのゴムからの締め付けからカラダを緩めることで
・ぐっすり眠れるようになった!
・心に余裕ができ、仕事がスムーズになりました!
・男としての機能が復活しました!
・こうじゃないといけないと思っていたことを許せるようになりました!
このようにカラダの中心のゴムの締め付けを緩めただけで、物事、現象(仕事、人間関係など)の滞りを流せるようになった!というお声をとても多くいただいています。
私はふんどしランジェリーの仕事を通して、好きな時に好きな場所で、暮らすように旅をする。そんな理想だった生活ができるようになりました。時間もお金も、それどころか、事業を立ち上げるためのノウハウもスキルも無かった、そんなシングルマザーのわたしでも出来た。だからこそ、何かをしたいと思っている世の中のママさん達にも“自分にもできるっていうことを体験して欲しい”と思っています。必要な人がいたら、わたしのやって来たことを全部シェアしたいくらいです。
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玉川さんについての詳細情報についてはこちら
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【Jemarchelibrement ジェマーシュリブレモン】
【編集後記】
今回インタビューを担当したCallingerの帆足と所です。
玉川さんの話を聞けば聞くほどふんどしが欲しくなりました。ふんどしを履くことによって体が緩まり心も緩まっていく。心身ともに健康になっていくふんどしの素晴らしさを感じました。
玉川さんのこれからのご活躍を応援すると共に楽しみにしております。