『幸せ子育ての専門家』 上江洲 笑美 さん

プロフィール
出身地:埼玉県
活動地域:山梨県
現在の活動:ベビーフォトカメラマン、ベビーマッサージ講師「ふにふにゃ」

記者 本日はよろしくお願いいたします。

上江洲 笑美 さん(以下、上江洲 敬称略) よろしくお願いします。

「子どもに関わること」 

Q.    現在の活動についてお聞かせください。

上江洲 自己紹介する時は、自分では「幸せ子育ての専門家」と言ってます。活動内容としては、1番のメインはベビーフォトで、ベビーマッサージ、あとは子育てについてちょっとした知恵を発信していくことをしています。水泳のコーチもしていましたが、今は育休中です。私の中では一貫性があって子供に関わるというところです。

「正しい愛を土台にして、幸せ子育てをしてほしい」

Q.    幸せ子育ての専門家の活動を通して描いている夢はありますか?

上江洲   私が描いているVISIONは、幸せ子育てをする人が増えること。

じゃあ、その幸せ子育てってなんだ?と言いますと、正しい愛を土台にして子育てをするということです。愛っていうと漠然ですし、色々な愛が語られると思いますが、私は、正しい愛と曲がった愛があると思うんです。

正しい愛が土台にないと、世の中に起きてる悲しいニュースにある虐待とかいじめとか、隠蔽、嘘、偽り、暴力、暴言とかそう言う社会現象が起こると思うんです。そこには正しい愛があるかないかだと思います。正しい愛を土台として子育てをしていくと、正しい関係性を建てることができて、親も子もハッピーになると思っています。

社会の中で家族というのが1番小さいグループ、共同体、集合体です。その一番小さいところで、それぞれが意識を持って、正しい愛を土台にして大事に子どもを導いていくことができたなら、この社会に出た時に嘘偽りなどといった闇のものが起こりにくくなるのではないかなと思います。家庭環境ってとても大事で、三つ子の魂100までというぐらい、大人になっても残り、影響します。

一人でも多くのママにそのことに気づいてもらいたい。そして『自分にしかその仕事はできないんだ!』という意識と責任を持って、家庭で導いていける人が増えるようにという思いで、幸せ子育ての専門家として活動しています。

記者 幸せ子育ての専門家、とても大事なところだなと感じます。

「成熟した社会」

Q.    1人でも多くの人に気づきを与えながら、どんな社会にしていきたいですか?

上江洲 一言にすると成熟した社会なんです。成熟した大人がいない、もしくは内側と外側のバランスが悪い大人が増えていると感じています。世の中の流れはその子の才能を伸ばしていこうとする風潮が強いかと思います。例えば、習い事にたくさん通わせたり、早期教育で塾に通わせたりですね。でも、私の理想は、内側の品性とか人格が整った成熟した大人がいる。そうなると、子どもの頃からのお母さん、お父さんとの関わりや習慣ってとても大事なんです。

例えばですね、教えてもないのに2歳児になると嘘つくんですよ。お母さんが怒るからって。

そこに対して、親が見逃すことなく、教えていくことができるか。つまり、その子が大人になった時に、嘘をつくことが習慣になっていると社会に出た時に、どれだけ自分が痛い目を見るか、ということを家庭で細かく、細かく、何度も教えられるか、っていうところは大事だと思うんですね。

記者 現代社会は、その成熟した大人の社会ではないというのは共感します。子どもの頃からの習慣がしっかりしていたら変化しそうですね。

「生き方そのものが幸せ子育て専門家」

Q.    それを具現化させるために、具体的にどんな目標計画を立てていますか?

上江洲 具体的には、今のところは発信することだと思ってます。公式LINE@、YouTube、Instagramなど、SNSでの発信です。それから、子育てのお茶会のような、伝えたいテーマを1つ考えて、話を聞きながら一言アドバイスや知恵などを伝えられる場をつくりたいなと思っています。ウェブで発信して、少しでも興味持ってくれる人とか、その考え方で私も子育てしたいなって人が増えるように今はファンづくりのようなことをする時期かなって思います。

記者 子どもを育てながら精力的ですね。

上江洲 そうですね。ちょっと表現は悪いですが、子どもは実験台のようでもあって。それこそ教会でも子育ての学びもあるんですよ。自分の子供のことだけでなく、他の人の子どもが悩んでることをシェアする中で、『自分もそういうことあるな』って気づきが与えられたり、新しいアイデアが与えられたりして、実生活での正しい愛を土台にした関わり方が見えてくる。そして、『なぜそれをするのか?』という土台の考え方やゴールまで学びます。

そこで学んだことを、自分の子供にもやってみる。そしてその実体験を発信していく。経験を持って伝える方が、伝わりやすいかなと思って。私も幸せ子育てするぞー!って意識を持って、良い相乗効果が生まれています。

記者 (隣のご主人に)ご主人もずっと見守られていたんですね。

ご主人(以下、主人) マネージャーです。

上江洲 いつもくじけそうな時は励ましてくれて、コメダで戦略会議。今度はこうしていこう!と、時には尻を叩かれます。(笑)

主人 妻は裏表がない性格なうえに、時には意見が対立する時もありますが、そういうのは大事ですね。お互いの考えを伝え合う時間は必要だと思っています。

記者 2人の関係性があってこそなんですね。マネージャーがいてこその戦略会議なんですが形になったものはあるんですか?

主人 私が料飲に携わっているので、スタジオに来られた方に記念のフルーツを出したりしたことがありました。あとイベント開催の時に私も助手になって、撮影風景を動画にしたりだとか、二人で写真以外の魅力を考えて実行したことは何度かあります。私自身彼女のパートナーでもありますが、ファンでもあります。今の仕事に対する姿勢もそうですが、彼女が学生時代水泳選手だった時に弟さんと全国大会で優勝して、日本の代表として戦っていた過去も尊敬してます。これまでの過程があって母になって、この仕事に転身して一生懸命、立ち向かっていく姿を見て刺激を貰っています。

記者 素晴らしい協力関係ですね。

「今の世の中に対する不安」

Q.    今の夢を持ったキッカケは何だったのでしょうか。

上江洲 1番心に残っているのは、子どもを産んだその日の夜に、いじめのニュースとか、虐待のニュースとか暗いニュースばっかり流れてて凄い不安になったんですよね。そこが最初のきっかけかと思います。どんどん世の中が生きにくくなっているし、色んな事が悪質化してる。その闇が深まる時代に生まれたこの子に希望を持って子育てしていけるのかっていう不安。それを強く思った上に、育てる自信もなくて。なんとか子育てを頑張ろうと思ったんですけど、うまくいかなかった。今の社会は闇が深いと思うんですよね。明らかになっていなかったものが、明らかになってきただけだと思うのですが、そんな中にあっても子ども達が希望を持てるよう、私が希望を持って子育てするにはどうしたらいいだろうか。子育てどうやってしよう、どういう基準、どういう土台、どういう軸を大事にして子育てしようかと考えて、まず思ったのが愛を土台にした子育てでした。

じゃあ愛を土台にした子育てってなんだろう、を考えて調べて、最初に辿り着いたのが、手の温もりから愛を伝えるベビーマッサージです。

記者 確かに、子ども達が生きることを考えたら不安になる気持ちはわかります。

「安心して心を開いて話せる環境」

Q.    今までの経緯の中で印象に残っている発見とか出会いはありましたか?

上江洲 教会との出会いはインパクトがありましたね。そこのコミュニティには私が最初にお伝えした、成熟した人々がいるんですよね。その中は嘘偽りとか、蔭口とか悪口とかチームに分かれるとかが無くって、安心して自分の事を心開いて話せるような環境があったりしましたし、心を開きやすくて、言いやすい関係性があるんですよね。どうしても性格的に合わないようなタイプの人がいたとしても、愛をもって直接教え合えるような風通しの良い関係性がありました。子育ても皆さんしっかりと上手に導いている。それを見た時にここには希望があるなって思ったんですよ。私も未来に投資する意味で、クリスチャンになって愛について学んだり、真面目に子育てをしていきながら、コミュニティの人たちと一緒に成長していきたいなーって思ったことが大きな出会いですね。

子供に対して正しい基準を愛を持って伝えていく。しかも戦略的に視野を持って関わっていくことによって、成熟した大人になるという、子育てのゴールと道のようなものが見えたんですよね。なので、この大きな土台の上にふれあいマッサージをしていくことが上乗せされると、すごくいい子育てができるんじゃないかなと思って。それで、聖書とか教会とかクリスチャンとか聞くとちょっと宗教的にブロックがかかる方もいるけど、中身を見ると「嘘はいけません」とか、素直・従順でいることは守りになるとか、怒りは次の日まで持ち越しちゃいけないとか、そんな内容です。そのエッセンスを子どもたちに伝えていくことになるんですけど、聖書的な土台を伝えていきながら、ふれあいで愛をダイレクトに伝えていくところにたどり着いた。お家作るときにも土台が大事じゃないですか。土台がしっかりしてないと、いくら良いものを積み上げても崩れますよね。教会の方々との出会いによって、子育てにおける土台の大切さと、家庭でも安心して心を開ける環境や子供との関係性を建てることを一番に気にかけていくことが大切なんだなぁと気付かされました。

記者 安心できる環境は本当に大切ですね。では、最後に読者へのメッセージをお願いします。

上江洲 今は結婚を選ばない方も多いけど、結婚して子育てするのはいいですよっていうのは声を大にしていいたい!結婚は素晴らしいですよ。

子育ては真面目にやると本当に大変で、夫婦の衝突も増えることもあって、投げ出したくなる時もあると思うんです。これでいいのかな?って悩んだり、呻いたり。そんな時は、目先の問題に右往左往せず、読んで下っているあなた自身の子育ての土台とゴールを見失っていないか確認することが幸せ子育てに繋がるかなって思います。もし、土台もゴールもなく、目の前のことだけに一生懸命って場合は、求めて繋がってもらえたら嬉しいです。

記者 ありがとうございます。本日は貴重なお時間いただき、大切な想いをお話しくださり本当にありがとうございました。

編集後記
今回、インタビューさせていただきました坂中、中川、そして上江洲ご夫妻と、ご夫婦の自宅兼撮影スタジオで集合写真を撮らせていただきました。子供への想いを語る上江洲さん。そして、夫婦関係もそのまま見せてくださった姿にとても感動しました。上江洲さん、本当にありがとうございました!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。

https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36
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