辞書から「外国人」が消える日〜世界中の人たちと交流できる自信溢れる日本人を育てる〜瀬尾洋子さん

2018年12月5日

By Haruko55

今回は、英会話スクールを経営されながら日本人が自信を持てるよう自らがチャレンジし続けることで多くの方に勇気を与えていらっしゃる瀬尾さんにお話を伺ってきました。

瀬尾洋子さんプロフィール
活動地域：主に東京
経歴：獨協大学英語学部英語学科
元フランス国立インドスエズ銀行
現在の職業および活動：
SAYES 英会話スクール代表取締役
30分で英語が聞こえるようになるセミナー
カウンセリング、英語セミナープロデュース

記者瀬尾さんは英会話スクールを経営なさっていますが、学ばれている女性の中には海外の方と知り合って結婚なさる方も多いそうですね。

瀬尾さん はい。英語を続けるうえでマインドセットも必ず必要になってくるので、そこも含めて教えています。例えば、日本は恥をかきたくない文化で相手と英語で話す時、意識は自分がどう見られれているか。英語の上手、下手が気になるのですが、本当は相手に意識を向けて「わかってもらおう。」という気持ちが必要です。

そして、英語学習を続けるやる気が持続しない問題があります。今まで、英語のセミナーや講座は大学や企業などで、多い時は年間1500回やっていましたが、いつもモチベーションの問題があったのです。

ですから、よく生徒さんには本気で上達したいなら外国人のパートナーがいるといいね？と言っています。笑

Q1 どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がっていますか？

瀬尾さん 私の父親が56歳で亡くなっているんですが、元々海外に興味があって、私の名前も太平洋から取って洋子と名付けてくれました。父はロータリークラブで活躍していたのですが、英語が苦手だったので1人で勉強していたようなんですね。
私はと言えば、交換留学生としてオーストラリアに行ったり英語を友達に教えたり、アルバイトでも教えるくらいだったのですが、父親と勉強するのは恥ずかしかったので父にだけは教えることができなかったんです。父が病気で息をひきとるときに可哀想になって「英語を勉強したい？」と聞いたんです。そしたら「I think so」（そうだね）って答えて亡くなったんです。

記者お父様のお気持ちが切ないですね。その思いを引き継がれているのですね。

瀬尾さん はい。そして自分1人でここまで来たわけじゃなくて周りの人のサポート、協力があったからだと思っています。自分に関わってくれた人、関わっていないようにみえる人でもみんなに感謝して。神社に行っても世界平和を願ったり「世界平和につながる行動をしていきます。」と宣言しますね。感謝するってすごく必要なことですね。

Q2 AIが活躍する時代に必要とされるニーズとは？

瀬尾さん 人工知能が優れているからと言って、じゃあ一緒に暮らしたいかというとそうじゃない。温かみのある人間同士の触れ合いが必要ですよね。

それに、正解だけがいいわけじゃない。いくら便利になっても経験を積んで行く上で人との交流の方が貴重になってくる。個性も何もない優秀さだけあるよりも、できないことも苦手なこともあったりユニークさが求められのではないでしょうか。

学校で社会性がないと言われる子たちも、ユニークだねって褒められるような社会になればいいなと思います。そんなふうに認め合える本当の人間同士の繋がりですよね。これから余計、何が大切なのか分かってくる時代だと思います。

Q3 どんな美しい時代をつくっていきたいですか？

瀬尾さん、日本人てコンプレックスが激しいですよね。
自信を持って世界中の人たちと交流できるようになって、辞書から「外国人」という言葉がなくなればいいなと思いますね。

日本は200年以上続いている企業が 3000社あるそうです。ドイツで1000社。なぜそれが日本にできるのか、その良さを感じたり誇りに思っていいはずです。日本人のパスポートは世界中で問題ないと思われているんですよ。勤勉、まじめ、正直だから。

記者そうなんですね！そんな話を聞くだけでも自信が持てますね。

はい。そして、人が好きなので人と人を繋げて行きたいです。
お節介なので「あ、この人合うかな」って自然とやっているし、やれることはやってあげたいと思います。自分の持っているものを使い切りたいです。

私より年齢が下の子が「あんなおばさんでもやってるなら」って勇気を与えたいですね笑

自分が決めたら人生は大逆転なんです。未来は変えられる。変わるように自分がコミットしていけばいいだけ。どっちに転んでも未来は創られているんだから、悪いものが出たからダメじゃなくて気持ちを切り替える意思があれば未来を変えることができます。環境のせいにしたりしないで自分の思うように自分で変えようとすることで美しい時代は創って行けると思います。

記者なんとも勇気の出るお話をありがとうございました！