人の無限の可能性を伝えていくこと 株式会社フューア 代表取締役社長 岡田 直樹さん
理学療法士というツールを使って、人の無限の可能性を伝えていくことをされている、株式会社フューア 代表取締役社長の岡田 直樹さんにお話を伺いました。
プロフィール
出身地: 大阪府
活動地域:大阪・東京・愛知・徳島・福岡
経歴:理学療法士養成校卒業後、総合病院や大学職員で経験を積み現在に至る。
現在の職業および活動:理学療法士・ピラティスインストラクター
株式会社フューア 代表取締役社長・グッポコンディショニングルーム・日本平成セラピスト協会・あすわ訪問看護ステーション
座右の銘:無知の知
「暮らしに質の高いリハビリを」
Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?
岡田 直樹さん(以下、岡田 敬称略):理学療法士というツールを使って、人の無限の可能性を伝えていくことです。日本中の身体の不調や悩みを抱えた人たちの為に、暮らしに質の高いリハビリを提供することで、生き方や生活をより良く、明日からの人生を楽しく過ごせる様にしていきたいと思っております。医学的、科学的な根拠を持ってアドバイスをする理学療法士が届けるリハビリが暮らしに入っていくことで、「こういう風にしたら歩きやすい」、「痛みがとれた」、「物が持ちやすくなった」など、暮らしが良くなっていきますし、それが認められれば理学療法士の価値が上がっていくと感じています。価値が上がることで、もっと暮らしに入っていけるようになると思います。
理学療法士というと、「施設」や「病院」というイメージを持たれている方が多いと思います。しかし、仕事を重ねる中で、もっと困っている方々に貢献できるのではないか思いました。理学療法士は人間の本質に関する仕事だと思っています。患者さんだけではなく、子供に対しても、スポーツをしている人にも、精神的に悩んでいる人にも、身体の構造がわかることで、呼吸や姿勢等を変えることで身体活動の効率性が良くなります。色んな方と出会いながら、人間の可能性が無限大であることを伝えていきたいと思っています。
また、今は理学療法士自体の仕事の幅も狭くなっているように感じています。今は昔と違い、毎年1万人の方が理学療法士になります。今まで通りの通常業務だけでは、淘汰されていく時代が来るのではないかと思っています。だからこそ私がもっと理学療法士には可能性があることを伝えていきたいですし、その為の理学療法士+αを身に付けていく支援ができるように事業を進め、理学療法士をツールとして、人の人生を幸せにしていきたいと思っています。
記者:患者さんだけではなく、理学療法士業界も含め、人の可能性を感じ行動されている姿勢を感じました。
Q.「理学療法士というツールを使って、人の無限の可能性を伝えていくこと」を具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?
岡田:制度の縛りのある、病院や施設ではできない自費リハビリの分野で働ける人が増えるように、まずは地元の暮らしに入っていきながら、店舗事業展開を広げていきたいと思っています。病院のリハビリでは出来なかったことが、自費リハビリでは出来ることがあります。その自費リハビリで行える質の高いリハビリを通して、今まで症状が改善せずに諦めてしまった人やリハビリ難民の方などに、まだ可能性があることを伝えていきます。
そして、質の高いリハビリを広げていくには、人を育てることも大切ですので、教育にも力を入れていますし、私自身も影響力がある人になりたいと思っています。
記者:お話を伺う中で、どんどん可能性を感じる人が増えるイメージが沸きました。夢や目標を話される岡田さんがとてもワクワクしているのが伝わり、聞きながら私もとてもワクワクしました。
Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような(基本)活動をしていますか?
岡田:「理学療法士というツールを使って、人の無限の可能性を伝えていきたい」という、自分がやりたいことに一貫性を持つことです。20代では、やりたいことをやろうと決めています。失敗もあると思いますが、やって失敗したらやり直したらいいと思います。1回の人生なのに、後悔するのは嫌です。私も大きな失敗を経験し、それを乗り越えた時に自分の無限の可能性を感じました。もっと人間には可能性あることを、私自身が実践していきたいと思っています。
記者:自分自身が無限の可能性であることを感じ、自分がやるべきことに対して一貫して取り組まれている姿が本当に素晴らしいと思いました。
Q.「理学療法士というツールを使って、人の無限の可能性を伝えていきたい」と思う様になったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?
岡田:私は高校時代と社会人4年目に大きな病気に掛かったことがあり、長い時は2か月くらい入院もしました。入院している時に感じた気持ちや、痛みが今でも印象に残っています。辛い思いをしたからこそ、普通に生活できることや、今が幸せだと感じることができています。だからこそ一日、一日を無駄にしてはいけないですし、病気にかかった経験をしたからこそ、病院のリハビリではできない、一人ひとりに対して考えたり、寄り添ったりできるように、暮らしに入っていきたいと思いました。
また、雇われて仕事をしている中でも、リハビリの質に疑問を感じることがありました。しかしそれは、制度上の関係もあり、1回でできる時間や期間に限りがあることが大きな理由でした。「制約が無ければもっと良くしてあげられるのに」と思うことが何度もありました。私の経験を活かして、社会に対して貢献できること、私にしかできないことを通して、もっと人の可能性を広げていきたいと思い起業しました。
記者:ご自身の辛い経験が、今の活動に繋がっていることが理解出来ました。岡田さんの熱意の根源に触れられた気がします。
Q.そもそも「理学療法士になろう」と思った背景には、何があったのですか?
岡田:中学生の時にバスケットボールをやっていて、ケガをすることが多くありました。どうやったら「ケガを予防できるのか?」「身体の仕組みとはなんだろう?」と、興味を持つようになっていきました。
また、小さい頃から人と会話することが好きで、理学療法士という職業を知った時に、「身体の仕組みも知れて、コミュニケーションも取れるなんて、この職業は天職だ。」と思いました。実際に理学療法士の仕事に就いた時にも、身体に関する勉強が楽しくて、学校の勉強とは違い勝手に学んでいました。「もっとこんなこと知りたい。」と意欲を持って心の底から楽しんでいる私がいました。患者さんからも「希望が持てたよ。」とか「楽しく人生を過ごせるようになったよ。」と言って頂くことが多く、そういう率直な声を直接聞ける仕事は中々ありません。そのような言葉を頂いた時が一番「自分って生きているな!」と感じられる瞬間ですし、天職だと思いました。
記者:理学療法士の仕事が天職だと言われるだけあり、すごく楽しく出会いを語って頂き、その仕事がとても魅力的に観える様になりました。
Q.読者の方に向けて一言お願いします。
岡田:自分の常識をぶち破って、自分の可能性は無限大だということを知って欲しいです。小さいことに囚われず、大きいことをして、ワクワクして人生過ごして欲しいと思います。
記者:人間の無限の可能性を、理学療法士というツールを使って、一貫した在り方で取り組まれている岡田さんの姿勢や想いに、とても感動しました。貴重なお話をありがとうございました。
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【編集後記】
インタビューの記者を担当した不知です。
とても楽しそうに、理学療法士についてや今後の夢について語って頂き、岡田さんの熱情がひしひしと伝わりました。暮らしに質の高いリハビリが入っていくことで、自分の可能性に気づく人が増えたら日本が本当に変わっていくイメージが沸きました。自分の可能性を見出したいと思っている方に、ぜひ出会って頂きたい方です。
岡田さんのますますのご活躍を楽しみにしております。