良い社会の上に、良い会社が成り立つ 株式会社ギンガム 代表取締役 鎌田和彦さん
福岡で20年前にBEAMSの立ち上げに携わり、その間にも飲食店、雑貨屋など様々な事業に挑戦した鎌田和彦さんにお話を伺いました。
プロフィール
出身地:糸島郡前原町
活動地域:福岡
経歴:糸島高等学校〜九州産業大学芸術学部 中退
現在の職業および活動:ビームスの店舗運営など
座右の銘:公私混同
「曖昧な言葉は使わない」
Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?
鎌田和彦さん(以下、鎌田) みんなが意見を主義主張しあう社会が理想だと思っています。そうするためにも一番国民が主義主張できるのが、選挙だと思い、私の会社では選挙が近くなると従業員に選挙に必ず行くように伝えています。
政治や選挙に興味ない若い人たちも多くいますが、自分たちが歳を取って行った時にどんな社会、日本になるのか?それを考えた時に今のままでいいにか?など興味関心を持ってもらえたらなと思います。
Q.現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?
鎌田 健康は大事にしたいですね。これがないと活動もできないので(笑)
若い人たちと交流するときは自分からはあまり口出ししないようにしています。選挙の前には、選挙に行くことを促ししたりしますが、自らが考えることを大事にしてほしいので、「こうしなさい」などは言わないようにしています。
あとは自分が意味もよくわかっていない単語などは使うのは嫌なので、そのようにしています。例えば「頑張れ」という言葉は、よく聞く言葉でもありますが、意味を聞いたら答えられない人も多いです。だから自分はあまり意味が曖昧なものは使わないようにしているのと、YESなのかNOなのかを、なるべくはっきりするように意思表示をしています。
Q.そもそも、その夢やビジョンを持つ背景には、どのような考えがありましたか?
鎌田 良い社会がないと良い会社ができないと考えていたので、本当はもっと自分たちが主義主張できるような社会がいいんだろなと思っています。
実際に選挙の投票率など低く、それで政治の制度や法律で何か不利益なことがおこったら、選挙に行かない人を悪いと評価する人たちもいますが、そうではないと思います。若い人たちが政治に関心を持てるようにできなかった、自分たちの世代の教育の責任があるかと思っているので、少しでも自分たちの国に関心を持ってもらえたらと思います。
Q.鎌田さん世代の教育が悪かったと思う背景には、何があったのですか?
鎌田 私が若い時には、周りの大人たちがいろいろと政治や社会について教えてくれました。その中で意見交換もおこることがあり、意見が違うのは当たり前なので、似たような意見、違う意見など出し合っていました。ですが自分たちの世代は、若い人にそういうコミュニケーションをしてこなかったと思います。
私は海外に行くことも多いのですが、海外に行くたびに日本の良さも実感します。今のままの日本では私が生きているときはいいですが、その次の世代が年齢を重ねた時には、今以上に大変な社会になっているのが想像できてしまうので、もっと自分たちの国に興味関心を持ってもらえたらなと思います。
記者 本当は自分にとても関係のある政治ですが、確かに無関心な人も多いですね。関心を持って、意見を出し合い、国をより良くしていけたらと感じました。本日はありがとうございます!
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【編集後記】
今回、インタビューを担当させていただいた清水、大野です。
ここには書ききれないほど、インタビューの内容以外にも多くのチャレンジをしてきた鎌田さん。また次の世代を思う心をとても感じました。
またこれからの活動も応援しています!
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