経済格差をなくし子供に経験の機会を 株式会社BLUE STYLE代表取締役社長 “外谷洋二郎”さん
最初はネットショップを運営していた外谷洋二郎さん。そこから外谷さん自身が子育てをする中で困ったことを解決したいと思い、子供服の物々交換をする「Lynks(リンクス)」というサービスを立ち上げました。外谷さんがどんな経緯で今にたどり着いたのか、お話を伺いました!
外谷さんプロフィール
出身地:島根県
活動地域:福岡県
経歴:EC-CUBEというECオープンソースのエバンジェリスト
2016年:福岡スタートアップセレクションでグローバルチャレンジ賞受賞
2001年:九州産業大学芸術学部卒業
2002年:株式会社コスモ綜合印刷入社
2005年:有限会社いずも和紙入社
2011年:個人事業BLUE STYLE創業
2017年:株式会社BLUE STYLE設立
2018年:Lynks正式リリース
現在の職業および活動:EC-CUBE公式エバンジェリスト・Lynks プロジェクトマネージャー
座右の銘:お互い様
「子育てのことならLynks!」
Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?
外谷洋二郎さん(以下、外谷) 今は子供服だけの物々交換のサービスだけですが、これからは育児全般のサポートをするサービスを展開できたらと考えています。育児といえば「Lynksだよね」と言ってもらえるようになったらと思います。今、展開しているサービスはお客様が、もう使わない服を欲しいと思った服を交換する1:1での交換サービスです。なので弊社が持っている商品はありますが価値は弊社で決めるのではなく、お客様自身に決めてもらっています。物を交換しているように見えますが、価値の交換ともいえます。このようなサービスを展開しているところは他ではありません。将来的には海外にも拠点をもち、海外のモノと日本のモノの価値交換が行えたらとも考えています。
Lynksを利用することで、低価格で日用品を手に入れることが可能です。それで、余ったお金を家族の外出用に使ってもらったり、子供の習い事に使ってもらうなど、低所得の家庭の子供たちが今までできなかったことを体験・経験するためにサービスを利用してもらえたら嬉しいです。子供たちの経済的な貧困格差をなくす協力をするために今、活動しています。
Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?
外谷 今は嬉しいことに大手の企業様から、一緒に事業をしていこうとお話をいただいております。それをどんどん具現化できたらと思います。今はLynksのサービスもリニューアルを済ませましたし、あとは服飾メーカーが廃棄する衣類をいただき、それも提供していけたらと思います。そして今年末には会員数が今の10倍、100倍にしていきたいですね。Lynksのサービスは前例がありません。だからわからないこともたくさんありますが、その際に弊社のメンバーやお客様に相談して、少しづつサービスも向上させ形にしていけたらと考えています。
Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?
外谷 今は興味のない人にどう伝えるのかを考えていますね。あとは今のサービスが過去にあったサービスと一緒だと思われることが多くて、その差別性をどう表現するかを意識しています。そのために、いろんな方に作成した資料を見ていただき、わかりやすいかどうかの意見をいただいています。
妻やパートで働いている使用者目線の方から、ビジネスをされている方からもアドバイスがもらえるようにしています。Lynks自体が、他の多くの皆様から協力をしていただかないと成り立たないサービスでもあります。なるべく多くの人の意見を取り入れいていきたいです。
あとこのサービスがもっと進化すれば価値交換になるので通貨価値のイメージも変わってくるかと思います。今後このビジネスがどう展開していくのかが、とても楽しみですね!
Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?
外谷 そうですね。自分が子育てしていた時に、疑問に思ったのは1番大きかったですね。
区別する訳では無いですけど、高収入の家庭の子が毎日のように違う服を着ていたんですよ。私の子は買いたくても買ってあげられなくて羨ましくて。
けど、そんなに服買って、最終的にどうするの?と聞いたら、「要らなくなったら捨てるよ」っていう声がたくさんありました。驚きと同時に、すごく勿体ないなと思ったんですよね。でも服の趣味はそれぞれあるので、あげる方も気をつかうし、もらう側も気をつかいます。でもタンスの肥やしにするわけにもいかないです。そこで自分だけでなく、同じことに困っている親は他にもたくさんいるのではないかと思いました。
このサービスをしていて、お客様から手書きの手紙で「本当に望んでいるサービスがこれです」とお礼の手紙が届いたのがとても嬉しかったです。自分がやっていることが、他の方からも認められ必要性を感じてくれたのも大きかったですね。
Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?
外谷 もともと昔の自分はすごくひねくれ者でした(笑)
家庭環境の影響もあって、どうせ自分のやりたいことはできないと思い込んでいました。でも今の妻と結婚してから変化がありました。彼女は僕がやりたいことがあれば、やればいいと言ってくれて、何がしたいのかを一緒に考えてくれました。そう言ってくれたのがとても嬉しかったですし、彼女が理解してくれたのもあり、今のサービスについて共に考えることができました。
記者 素敵なパートナーシップですね!外谷ご夫婦のようなパートナーシップを築きたい人は多くいるかと思います。素敵なお話ありがとうございます!
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外谷さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●Lynks HP
https://lynks.jp/
【編集後記】
今回、インタビューを担当した清水と山口です。
お話をする中でとても心優しく人との関わりを大事にされているように感じました。子育ての中で困っている方の目線になろうとしている姿勢がとても素敵で、その姿勢があるから今のLynksができたように感じます。
これからの活躍を応援しています!