沢山の大好きを仕事に繋げて活躍をされている コミックエッセイスト ”あんどうまみさん”
準ミス日本で選出され、MCやレポーターという華やかな世界だけでなく、大好きなファッションや美容のイラストを描きながら、大好きな北海道で大好きなMCと大好きなイラストで、多くの人を笑顔にしたいと活躍されている ”あんどうまみさん” のお話しを伺いました。
あんどうまみさんプロフィール
出身地:北海道岩見沢市
活動地域:北海道札幌市
経歴:読者モデルの経験を経て、2011年ミス日本コンテストにてファイナリストに選出され、準ミス日本に選ばれる。約1年間、ミスとしての活動に勤しんだ。第28回コミックエッセイプチ大賞で、満場一致のA賞を受賞し、
『コミュ力低めでちょいオタな私が準ミス日本になるまで』を発売。
現在の職業及び活動:
札幌を中心にタレント、漫画家、エッセイストとして活動中
座右の銘:『迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。
どっちが楽しいかで決めなさい』 (マンガ:宇宙兄弟より)
原動力は「私だって頑張ったら何かできるかもしれない!!」
記者 ミスコンでの経験をもとに、コミックエッセイを書かれていますが、書こうと思ったきっかけは何でしたか?
あんどう 小さい頃からマンガが大好きで、マンガやイラストをチラシの裏やテストの隅に絵を描いてしまうような子供だったので、絵を描くことは生活の一部でした。仕事にしたいと思っていましたが、現実には選ばれた人ししかできない仕事だと思っていたので、大学生の時にはもう漫画家を目指していませんでした。あることがきっかけで、コミックエッセというジャンルで描いてみたいと思った時に、「私にしか書けないものはなんだろう?」と考え、ミスコンの経験をコミックエッセイにしてダメ元で賞に応募したところ、とんとん拍子で受賞できてしまったんです。
記者 漫画家になる前にミスコンにでていたようですが、ミスコンに出ようと思ったきっかけは何でしたか?
あんどう ミスコンの前に読者モデルもしていたのですが、色々なきっかけがあり、ミス日本コンテストのファイナリストに選出されたんです。
人前に出るのが苦手で、苦手だからこそ人前で堂々としている人たちに憧れがあったんです。ですから、ミスコンに対しての憧れももちろんあっての挑戦でしたが、憧れだけでしたら「私なんかそんな・・・」と躊躇していたと思いますが、挑戦するか迷っている時にいつも後押しになっていたのは、「私だって頑張ったらできるかもしれない!!」という気持ちですね。
どんな経験も無駄なものはないし、無駄にしたくない!!マンガのセリフが自分の中の格言になっている
Q.どんな心のあり方や認識の変化が今の活動に繋がっていますか?
あんどう 理想を叶えたいという気持ちは強いですね。
「一度もういいや」と思って止めた時期や、なんとなく何も考えずに選択してきたことも、今となればその選択がなかったら色々な人との出会いもないし、ミスコンにでたり、今の自分がないと思うと、何気なく選択したことが全部繋がっていて、無駄なことは何もないんだと思います。
どんな経験も無駄ではないし、「無駄ではなくしていきたい」と思うんです。「あの時こっちを選んでいたら」と思いたくなし、後悔だけはしたくないんです。
好きなマンガのセリフで「どっちを選んだら幸せになれるか」ではなく、「選んだ道で幸せになれる方法を考えろ」というセリフがあって、そのセリフを読んだ時に、あっ!と思って自分の中に響いたんです。もう1つは、『宇宙兄弟』というマンガのセリフで「悩んだら、楽しい方を選びなさい」というセリフが心に残っていて、何かあると楽しい方を選んで、楽しいと思う方を正解にできるように生きていこうと思っているんです。
結構マンガのセリフに感銘を受けて、自分の中の格言にしてしまうんです。
だいたい私の人格はマンガでできていますね。
だから理想を追ってしまってなんとかなるのも少女マンガの影響が強いかもしれませんね。
記者 今夢や理想を持てない人も多い中で、理想を持てるのはすごいですよね。
あんどう そうですね。少女マンガのように、待っていたらだれかが迎えに来てくれて幸せにしてくれる人を昔は夢をみていたんですが、そんなことは起こらないと思って、少年マンガのヒーローのように自分でなりたいものを掴み取っていかないといけないんだと思いました。
記者 そこもやはりマンガなんですね!今やっていることと全部繋がっていますね。全部マンガからできていて、一貫していますよね。
あんどう 好きなことを極めたいし、突きつめたいんです。
基本的にオタクなんですよ。
記者 オタクというよりはまさに職人精神ですね!
それにしても後悔したくないというのがすごくあるようですが、そこまで後悔したくないと思うのは何があったのですか?
あんどう 学生時代とか、「本当はこうやりたいのにできなかった」「本当はこう言いたかったのに言えなかった」という、ちょっとした後悔する出来事があり、きっと誰も気にしていないと思うことなのですが、私の中ではずっと気になっていました。「本当はこう言ってあげたらよかったんじゃないか」と思ってもその時は勇気がなくて優しくできなかったり、言いたいことを主張できなくて我慢してしまったり、そういう小さい頃に本当はしたかったけどできなかったという事が自分の中ですごく積もっててい、そういう想いをもう募らせたくないという感覚はありますね。
記者 小さい頃の経験やそこからくる想いが今に繋がっていて、そしてそれをマンガを通して再確認をしているような感じですね。
1人1人が絶対的な自分の気持ちを大切にした生き方ができる時代
Q.これからどんな美しい時代を創っていきたいですか?
あんどう 生きづらい時代だと思います。「こうあるべきだ」とか固定概念があり、そういうのが息苦しいので、みんな自由に生きられたらいいと思います。相対的に自分を評価をしてしまっていて、それがすごく嫌で絶対的な評価をできるようになりたいと常々思っていていました。
小さい頃から「あの子はこんなにできるのにあなたは・・・」といような言われ方をされていて、「自分はダメなんだ」というような感覚が蓄積されていたんです。誰かと比べないと自分を評価できなかったり、誰かと比べて私はあの子よりマシと思ってしまう時があり、それがすごく嫌でした。
ですから、もっと1人1人が絶対的な自分の気持ちを大切にできるような世の中になればいいと思います。
友人の中に尊敬できる友人がいて、「誰が何を言おうと自分好きだからそれでいい」というような生き方をしている人がいるのですが、そういう生き方をしている人には憧れますね。みんなそういう生き方ができればいいと思います。
みんな周りを気にせず「誰がなんと言おうと自分がこれで幸せなんだ!」と胸を張れるような生き方をみんなができる世の中になればいいと思います。
記者 準ミス日本までなっているあんどうさんからそんなこと言われると
読者のみなさんも勇気ができると思います。
あんどう 競争される世界にいて、選ばれた選ばれなかったというのが本当に多くて昔は毎回落ち込んでいたのですが、最近は「私が悪いとか問題があったわけでなくて、ご縁がなくて選ばれなかっただけで、偶然他の子がご縁があって選ばれただけなんだ」というように思うようになっていきました。
記者 比較がなくなったら足の引っ張り合いや争いもなくなりますよね。
あんどう そうなんですよ。誰かと比べから争いが起きてしまうので、みんな自分の指針を大切にできたらいいですね。
記者 色々と貴重なお話しをしていただき、ありがとうございました。
誰かとの比較のなかでの自分ではなく、1人1人が持っている個性を思いっきり出せる社会になるといいですね。
ぜひこれからもMCやイラストを通じて多くの方に夢や希望、笑顔を届けていってください!
ありがとうございました。
あんどうまみさんの詳細情報についてはこちら ↓ ↓
instgram:andomami
*コミックエッセイ『コミュ力低めでちょいオタな私が準ミス日本になるまで』(KADOKAWA)が発売中
【編集後記】
インタビューの記者を担当した菊地と深瀬です。
過去を振り返るのではなく、経験を活かして前向きに活動されているあんどうさん。お話を伺う中で、その見た目と違うギャップがとても親しみやすかったです。またマンガのお話をしている時のキラキラと輝きながら話す姿がとても印象的でした。
instgramにあんどうさんが描かれたファッションや美容のイラストが載っているので、女性のみなさんぜひ見てください!