ブータン初の日本人校長/「心を使うこと」をモットーに教育に従事している片山理絵さん

【ストーリー概要】
「子供たちに心の大切さというものを伝える伝道師になりたい」そう語る理絵さん。
ブータンに移住し、初めて校長になった時には、思い描いていた理想の学校教育と現実の差が大きく、大変なことも多かったという。そんな中、自らの在り方を見つめなおす出来事が起こる。「自分のやり方が間違っている」と気づき、どうしたらいいか考えぬいた結果、一歩下がって相手のことを聞くように心掛けるようになる。それは、「自分が何かをやり遂げるためには、仲間を創って一緒にやっていくことが大事だ」と痛感したからこそ、気づいたこと。相手の心も、自分の心も大事にすることの大切さを痛い思いをして気が付いた、そう語る理絵さん。今では、いつでも誰に対しても同じ在り方で接しているという。校長室は常にドアオープン。いつでもだれでも入れる状態で、生徒から、同僚の先生、そして生徒の親御さんまでが悩み相談に来る校長室に。今回、理絵さんのお話を伺いながら、仲間を創るには、まずは自らが心をオープンにし、目の前の相手の心を大切にする姿勢が本当に大事なのだと思いました。そして、ブータンで初の日本人の校長として、日本人の理絵さんが活躍されているということが、とても嬉しく感じました。

【プロフィール】
岡山県倉敷市出身
ハワイ大学院東アジア言語文学部修士課程卒業
大学院卒業後、ブータン王国出身であったパートナーと結婚し、ブータンに移住。
2010年、パートナーと共に柔道をブータンに紹介し、2013年ブータン柔道協会設立、ブータンオリンピック委員会の傘下となり、2016年に国際柔道連盟加盟。同年、首都ティンプーの私立学校、ペルキルスクールの小学部校長となり、2023年よりペルキルスクール小中高校の全体を統括する立場が教育省に認められ、ブータン初の日本人校長となる。2017年内閣府男女共同参画局アジア・太平洋地域で輝く「架け橋女性」にブータンから選出される。現在は教育現場におけるASD&ADHDの生徒達への配慮の政策協議のメンバーともなっている。

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