人を幸せにできる人を増やしていく アークメディカルジャパン株式会社 代表取締役 坂元大海さん

理学療法士、アスレティックトレーナーとしてスポーツ整形外科に10年間勤務し、その後アメリカでの留学経験、帰国後に柔道整復師、鍼灸師の資格とトレーナーの資格を取得し起業した坂元大海さんの元にはプロスポーツ選手や俳優など様々な方が施術を受けに訪れます。最近ではMBAを取得し、さらに活動の幅を広げられている、坂元さんのお話を伺いました!

プロフィール
出身地:
鹿児島県
活動地域:福岡を拠点に全国
経歴:10年間、整形外科に勤務後、アメリカに留学。 帰国後にアークメディカルジャパン株式会社を立ち上げ、健康/スポーツ/医療分野において事業を展開。著書として「ツボ単」「骨肉腱え問」「Sportsmedicine」などの執筆活動やメディア活動として「プロフェッショナル仕事の流儀(NHK)」監修なども行っている。
現在の職業および活動:アークメディカルジャパン株式会社 代表取締役。世界でただ一人、3つの医療国家資格、アスレティックトレーナー、MBAの資格をもち、世界を健康するために、ヘルスケア事業を軸に教育、コンサルなど多岐にわたる事業を行っている。
座右の銘:縁尋機妙 多逢聖因

「人間の行動の入り口には気づきがある」

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

坂元大海さん(以下、坂元) 世界の人たちを1人でも多く、健康にしていきたいです。健康の定義も、捉え方が難しいところはありますが世界を見てもいろんな文化・価値観があるので、様々な環境に適した本物の健康を提供していきたいと考えています。
私は今でも治療やトレーナーをするのが好きですが、私1人だけの力では幸せにできる人は限界があります。でも私と同じ思いを持っている人や、知識・技術を身につけている人が増えたら、幸せにしていける人が増えることになるので、現在は自分の現場を減らし教育活動や、その人たちが成長や活躍ができる環境をつくろうとしていますね。
弊社の社是にもなりますが「一灯照隅」を掲げています。一つの灯では、部屋の隅しか明るくすることはできませんが、それが万と集まったら世界を明るくできるという意味です。そういう人を増やしていくためにも私は語り続けていきたいですし、自分が思っているビジョンが達成できても、その後に継続していかないのは意味がないと思っています。だから私がいなくても継続していけるような仕組みを提供していきたいです。

あと、スポーツが好きなので私が生きているうちに、プロスポーツチームを持ちたいという夢があります。スポーツを通して健康のことも伝えていけますし、プロスポーツチームの試合があると全国から人が集まったり、海外からも人が呼べたりできるので、それによって地方創生や地域教育、街づくりにもなり、全部が繋がっていくイメージができます。どんどん夢が広がっていきますね(笑)
スポーツを通して人は悔しんだり、喜んだり、悩んだりしますよね。そうやって苦楽を共有した仲間は、普通の友達とは違うと思います。共に戦う仲間を持つことができるのも、スポーツの魅力ですね。

Q.それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

坂元 今やっている事業を発展させたいので、整骨院とヨガスタジオを軸に健康事業を提供する店舗の拡大を考えています。それで、人を幸せにできる人を増やしていこうと思います。

ほかの事業として、身体の専門家のための学びのプラットフォーム(XPERT)を運営していますので、そのサービスを成長させていきたいです。健康に関わる人なら誰もが使うようなプラットフォームにしていき、みんなが働きやすい、学びやすい環境をつくろうと思っています。
その他にも誰もが気軽に運動を行えるためのサービスや、海外で開発されているシステムの日本への導入を今後は展開していこうと考えています。

Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

坂元 活動としては整骨院やヨガスタジの運営や、オリンピック選手や俳優の方々のトレーナーなどもしています。またセミナー活動もしたり、WEBサービスも新たに取り組もうとしています。健康にまつわることは色々手がけています。

活動する中で大事にしていることは3つの「シン」です。1つ目は「真」:本物を追求して深めること。2つ目は「信」:人との信頼関係を深めること。3つ目は「芯」:ぶれない自分の軸をしっかり持つこと。この3つを大事にしています。私はこだわりがある方で、やるからには本物を追求していきたいです。
あとは弊社の名前もでもある「ARK(アーク)」ですが「 Awareness(気づき)」「Real(本物)」「Kansha(感謝)」この3つの頭文字をとって「ARK」と名付けました。
まず、「 Awareness(気づき)」は人間の行動の入り口には気づきがあると思っています。人生は経験が人を成長させると思っているので、どれだけ気づきがあるかで、その人ができる経験も変わってきます。いかに気づけるかがチャンスを掴めるかどうかが変わってくるので大事ですね。「Real(本物)」は本物の追求。「Kansha(感謝)」は感謝感動を人と人と共有すること。この3つを極めていきたいです。

Q.そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

坂元 理学療法士として10年間働いた後に渡米しました。帰国後には以前から開業したいという思いを実現するために、生まれ育った鹿児島で妻と2人で整骨院を開業をしたのがはじまりです。田舎での開業だったので、そこまで人は来ないだろうと思っていたら、田舎の口コミ力はすごくて、たくさんの患者さんにきていただきました。そうなると2人では限界だと思い、スタッフを雇うことになったのですが経営者として、スタッフの人生を預かることになります。そのスタッフが結婚して子供が産まれたら、スタッフだけでなく、スタッフの家族も支えないといけないですし、そのスタッフがどんな人の治療をするのだろうと、先を考えていくと自分がやっていることは、多くの人に影響を与えるんだなと思いました。
影響の与え方も色々ありますが、どうせならプラスに働くようにしたいと思います。私と関わる人も、人を幸せにできる人にもなって欲しいですしね。
あとは健康関係の人と繋がっていくと、健康が大事だとより実感をするので、いきなり世界の人たち目が向いたよりは、自分の周りの人たちを見ていたら、世界の人たちを健康にしていきたいと思うようになりました。

Q.その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

坂元 実は幼い頃は、もともと体は弱く、大病で死にかけたことがあります。当時の医療では病気の原因が不明で、毎日洗面器一杯の吐血量が続く日々でした。ずっと車椅子生活をして養護学校に通い、小学校3年生のときに1年間の入院経験があり、親と過ごさず周りには同じように病気で苦しんでいた子供たちと過ごすしていました。ずっと死と隣り合わせで、毎日ベットで寝ている中で自分はいつか死ぬのではないのかと思っていましたね。そこから今では病気の原因もわかり、全快しましたが、いつ死んでもおかしくない状況だったので、いつ死んでも後悔ないように生きたいと決断したと思います。
だからやるなら本物にこだわりたいですし、本質的なことをしていきたいのがありますね。

記者 死の恐怖を乗り越えてきたからこそ、本物を追求されるようになったんでしょうね。今、自分たちが健康に生きれていることに、もっと感謝したいと思いました。本日は貴重なお話、ありがとうございます!

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坂元さんの活動、連絡については、こちらから↓↓
●アークメディカルジャパン株式会社 
https://ark-group.co.jp/

●個人ブログ
http://sakamoto.ark-group.co.jp/

【編集後記】
今回、インタビューを担当させていただいた北川、清水、新原です。

自分の範囲を越え、周囲の幸せを考えている坂元さん。ここには書ききれないエピソードもたくさんありますが、ワクワクしながら未来を語っている坂元さんが、とても印象的でした。
また今後の展開がとても楽しみです!

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