「どんな命も伸びやかに生きる社会の実現」砂羽美佳さん
「どんな命も伸びやかに生きる社会の実現」を理念に、女性をサポートしている砂羽美佳さんにお話をお伺いしました。
プロフィール出身地:東京活動地域:東京現在の活動:メンタルコーチ経歴:子供の頃、親に愛されてはいるものの自分の求めている形と違ったことで、親との関係性に悩み続け、頑張り続けた。その結果、拒食症となり入院経験がある。自己肯定感が低く、自分が親になるなんて資格がないと思っていたが、実際に子供を生むことで一転。現在は、いろんなライフスステージ(就職、妊娠、出産、子育て)のある女性が環境に変わりなく主体的に生きていけるようにお手伝いをしている。座右の銘:まずは自分がやる。背中を見せる。
Qどのような夢やビジョンをお持ちですか?
砂羽 「どんな命も伸びやかに生きる社会の実現」です。多様性など、いろんな言い方ができると思いますが、「みんな違ってみんないい」ということを広げたいです。
子供に影響を与えるのは、圧倒的に母親なんですね。 ですが、その影響を与える側の母親が、自分の人生を生きていなくて、子どもの人生に乗っかってしまうことがあります。
母親が子供の希望、可能性、未来を守るには、母親が自分の人生を生きることが大切です。
Qそれを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?
砂羽 長期的な目標は立てないです。なぜなら、立てたところで明日なにがあるかわからないですから。
ただ、今年は学校や次世代のスキルライフ教育をやっていく計画があります。10代の子供は未来のお母さんなので、自尊感情をあげていくことがとても大切だと思ったからです。
記者 次のお母さんになる10代への教育もされていかれるんですね。
砂羽 命の仕組みの話、どれくらい祝福されて生まれているのかを伝えながら、だから命って大事だよっていう話 をします。
あとは、親になることの不安や、妊娠出産の悩みを誰にも言えずに一人で抱えている人に向けての無料オンライン相談をはじめます。
女性にとって、妊娠出産は大きなライフイベントの一つであり、これまでの経験や育ってきた環境の価値観が色濃く反映するイベントでもあるので一人一人の違うストーリーに寄り添いたいと思っています。
記者 色々とお考えなんですね!
Q日々、どんな実践行動をしていたり、心掛けをしていますか?
砂羽 わたしは、visionから逆算ではなく、日々の積み重ねでやってきてます。
一番大事にしているのは、自分の感覚を曇らせないことです。例えば、イベントの誘いがあったとき、「知り合いのお誘いだから」という理由では行きません。必ず、自分のvision、理念に合うかどうかをみるようにしています。
自分の純度が曇るのが一番よくないと思っていて、純度が高いと想定外の事から大波がやってきたときに、そのチャンスを掴めるんです。チャンスは、特急電車のようなもので、誰にでもくるけど、それが来た時に瞬時に飛び乗れたかどうか、それがチャンスを手にできる人かどうかの違いだと思います。だからこそ、今の自分に何が大事かをわかっておくことが大事です。
価値観は変わる。以前の価値観に邪魔されることもあるので、要所要所で、今の私に大事なこと、大切にしてることを優先できるよう純度を高めています。
あとは、目の前の人、出来事を大事にする。目の前の人を動かせないなら、100人を動かすことはできないですよね。だから、今ここ。目の前の人に全力投球することを心がけています。
Qそもそも、その夢やvisionをもったきっかけは何ですか?そこにはどのような発見や出会いがあったのですか?
砂羽 二つあります。一つ目が長男の誕生です。当時、自分のことを大切にしてなかった私は、望んでいない妊娠しました。当時バツ1で、結婚するつもりのなかった中で、妊娠をしました。望んでいなかったものの、当時34歳。年齢的なこともあり、悩んだ結果、子供のない人生を選択できず、消去法的に生むことを選んだんですね。そんな妊娠だったので、お腹から生まれるまで、この子を可愛いと思えるのかずっと心配でした。
それが、生まれたら手のひらを返すように変わって、可愛くて仕方がないんです!それまでは、その日暮らしでビジョンもなく生きていた私。自分だけは変わらないとずっと思っていました。好きなことをして生きていて、いつ死んでもいいと思っていましたが、自分より大切な存在が生まれたことで、初めて長く生きたいと思ったんです!
出産革命です!
34年間も凝り固まった生き方をしてきた私を根こそぎ変えてしまった。赤ちゃんは寝転んでるだけなのにですよ。人ってすごいなって思えました。生まれた時から、そういう無限の可能性を持った光のような存在なんだと子供に教えてもらえました!なので、それを伝えていこうという子供への恩返しです。
記者 出産革命!それが今の仕事に繋がっているんですね。
砂羽 はい。
砂羽 二つ目が、10年前に目の前で友人を無くしたことがあります。
2家族で遊びに行った海の事故で、友達のご主人が目の前で溺れました。私たちは、ある意味救えませんでした。しかも、その溺れた方の奥様には、3人目の子供がお腹にいた中での出来事でした。
私たちは、彼が命が尽きるまで、幸せに生きたことを知っています。彼に恥ずかしくないように生きようと思えました。もし、彼が後悔する生き方をしてたら、そうは思えなかったと思うんです。自分達がどう生きるかで、あとに生きる人たちの未来を決めるんだと思いました。残していく大切な人たちに重荷は背負わせたくない、足枷にしたくない。自分の人生を大切に生きるって大事なんだなと思わされました。
自分が笑ってないと人を幸せにできない。だからまずは自分なんです。
記者 なるほど。
砂羽 誰かと話してるときに、「いつも死が身近にあるんだね」と言われました。
ブログもある意味、子供たちに向けた遺書として書いてます。こういう風に私は生きてきたんだよという遺書です。手は抜けないし、まがい物は残せない。
死を感じてる人は強いと思います。
「なぜ、私はあの場にいたんだろう」とかなり考えました。そして、そこで得たことを伝えていけることができると選んでもらえたのかなと思いました。亡くなった彼にも「選んでくれてありがとう」と思ってます。
記者 ブログやフェイスブックを遺書だと。
砂羽 はい。わたしは、安定が苦手なんです。人生ある意味ネタだなと。どんなことも自分の引き出しになります。
死ぬまで波乱万丈だと思ってますが、揺るがないのは、「人は幸せになるために生きている」そこの前提がありまして、割とどんなことも乗り越えていけるんです。
記者 前提に人は幸せになるために生きてるというのがあるんですね。
砂羽 はい。うまくいかない時はチャンスだと思います。また新たな武器をえるチャンス。
Q人生の中で、これが一番の発見・気づきというのは何ですか?
砂羽 やはり、母になったこと。そして、親になっていいと自分に許可できたこと。そして、子供は生まれたときに魂レベルは親より上。子育てはステージアッププログラムですね。
記者 出産を、通して自分を許可できた経験がやはり大きいのですね。
砂羽 はい。幸せになっちゃダメと無意識で思っている人は結構多いのですが、臆せず幸せになっちゃってください。幸せを受け取ってほしい。みんなが幸せになったら、いがみ合いがなくなります。自分で自分の事を承認できていないことで、人から認めてもらえないと攻撃をしたりします。自分を承認したら、平和ってそんなに難しいことではないよって思います。自分で自分を認めることが出来るようになると、人との違いも認めることができるようになり、自分と違う個性や価値観や世界観を持った他者を容認できるようになります。自分で自分を幸せにすることも、世界を幸せにすることにつながるんです。
記者 読者のみなさんへ一言お願いします。
砂羽 一言いうんだとしたら、「みんな違ってみんないい」
それぞれパズルのピースで世界を構成していて、誰かが抜けても構成できない。私がもしいなくなったら、誰かが入る、そんな話じゃなくて、それぞれがそれぞれでしかないパズルのピースなんです。
記者素敵な話をありがとうございました!
編集後記
インタビューさせていただいた坂中、杉本、大藤です。
美しいだけでなく、明るく元気な砂羽さんに、とてもエネルギーをいただいたインタビューでした。砂羽さんの活躍をこれからも応援しております。本当ありがとうございました!
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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。